🌁43〉─1─中国人住人の多い地区に日本人が入れない店が増え始める。〜No.178No.179No.180 ㉗ 

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 少子高齢化による人口激減で、日本民族日本人は減り、外国人移民(主に中国人移民)は増える。

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 多民族多宗教多文化共生の多様性社会により、外国人移民(主に中国人移民)が増加して、日本人が排除される地域が広がり店が増えていく。
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2019年4月19日 msnニュース AERAdot.「高田馬場駅近辺の中国料理屋の看板に日本語がない理由 <下川裕治のどこへと訊かれて>
 © Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東…
 さまざまな思いを抱く人々が行き交う空港や駅。バックパッカーの神様とも呼ばれる、旅行作家・下川裕治氏が、世界の空港や駅を通して見た国と人と時代。下川版「世界の空港・駅から」。第73回は日本の高田馬場駅から。
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 日本は駅や繁華街に看板が多い国だ。その前でしばし立ち止まることがある。
 東京の高田馬場駅近くのモンゴル料理店に行った。入ってわかったのは、モンゴルではなく、中国の内モンゴル自治区の料理だった。テーブルの大半は中国人で埋まっていた。若者が多い。
 その店を出ると、地下に中国の火鍋店があった。オープンして日が浅いようで、入り口に花輪が飾られていた。その店の看板を眺めながら、立ち止まることになる。
「日本語がない」
 看板のどこを探しても、中国漢字、それも大陸で使われている簡体字だけだった。
 そういえばモンゴル料理店の看板にも、日本語がなかった気がする。店のメニューには日本語があったが。
 中国人の知人はこう説明してくれた。
「人手不足。店を開こうとしても、日本人のスタッフが集まらない。勢い、中国人留学生頼みになる。しかし彼らは日本人客の注文をしっかり聞くことができるほどの日本語力がない。だから客は中国人限定。日本人が入ってくると困る。無理という意味で、看板から日本語を外したんです」
 そういえばモンゴル料理の店も、日本語が通じたのは主人らしき女性ひとりだった気がする。
「でも、本当の理由は違う。日本人客は儲からないんです。中国人客の大半は留学生。彼らは中国の富裕層の子供です。金があるんです。日本人客より高い料理を頼んでくれる」
 同じような話を、以前、アメリカのロサンゼルス南郊のトーランスで聞いたことがあった。30年ほど前だ。日本はバブル景気のただなかだった。話してくれたのは、不動産会社を経営する日本人だった。この会社は日本料理店のコンサルタントも請け負っていた。
「看板に英語を入れるなって指導しますね。ロサンゼルスは、日本からの留学生が多いでしょ。彼らの親はバブルで当てたタイプが多いから、とにかく仕送り額が多い。ひと晩で100ドルぐらい平気で使う。それに比べるとアメリカ人は金がない。日本人限定にしたほうが儲かるんです」
 その構図で動いているのが、いまの高田馬場
 中国の受験競争は激しい。高考と呼ばれる大学入試は一発勝負。そこには中国の格差社会が影を落とす。有名大学に合格できなかった富裕層の子供たちが日本の大学をめざすのだという。高田馬場や大久保には、日本の大学や大学院を狙う留学生向けの予備校がいくつもある。通う学生は1200人を超えているという。そんな街になりつつある。
 そういえば高田馬場駅に「后程塾」という看板が掲げられたのはいつ頃だろうか。調べると、中国人向け予備校だった。
 時代はこうしてめぐっていくということか。」
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🌁18〉─1─人口激減時代を生きる20代の就活と若手社員の離職・転職。〜No.68 * 


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 2017年6月9日号 週刊朝日「イマドキ 20代社員は『余暇ファースト』
 売り手市場、ブラック企業忌避
 企業も『休める』アピール合戦
 給料より休日を重視
 海外旅行ダメなら即『辞めます』
 ……時代とともに若者が会社に求めることは変化している。どうやら今の若者は、休みを重視する『余暇ファースト』主義らしい。世代間の価値観のギャップが原因で、職場でハレーションが起きるのは世の常。彼らの行動の背景や本音を知ることから始めよう。
 ……」
 残業も有休も積極開示が必要
 20代の若者は給料より休みを重視する〝余暇ファースト〟傾向があるという。今年5月、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発表した、『2017年新入社員意識調査アンケート結果』によると、新入社員が会社に望むこととして、今年度初めて『残業がない・休日が増える』が『給料増える』を上回った。同社調査部研究員の土志田るり子さんは、『将来の不安が、休み重視の姿勢を後押ししている』と分析する。
 『多くの企業で給料が上がりづらい状況が続く中、若者が入社後の先行きを不安視する傾向が強い。10年後の日本の状況を悲観的に見る若者も増えています』(土志田氏)
 給与については現状維持がいいところで、むしろ悪くなる可能性さえあると、多くの若者は考えている。
 『だからせめて、休みくらいはしっかりという考えが広がっているのでしょう』(同)
 働き方改革や過労死事件の影響もあり、企業側にも世の中の風潮をくみ取り、月平均の残業時間や有休消化率といった数字を積極開示する姿勢が暗黙のうちに求められているようだ。4月に都内で開催された就活フェアを訪ねてみると、『残業ゼロ!アフター5はプライベートをしっかり楽しめます!』『有休消化率98パーセント!オンオフを区別したい貴方にぴったり!』など、各企業ブースは必死に『休めますアピール!』をしていた。
 就活の口コミサイト『みんなの就職活動日記』運営担当の福地茂樹さん(楽天)は、こう指摘する。
 『ワーク・ライフ・バランスの重視とあわせ、上昇志向の薄れという特徴も見られる。今は〝ジタハラ(時短ハラスメント)〟が問題視されるほど、社会全体が〝残業するな〟モード。一連の流れを見てきた今年の就活生は特に、残業はしない、休みはしっかり取れて当然という意識のもと入社してきてもおかしくはありません』
 学生優位の売り手市場が続く中、人材集めに奔走する採用担当者は、どう感じているのか。就活フェアの出展企業で、採用担当歴6年という男性社員(44)は、今年の学生は特に『どれだけ休めるか』を面と向かって聞く傾向が強いと話す。
 『少し前までは、就活の場で志望企業相手にそんなことを聞くなんて考えられなかったが、全く悪びれずに尋ねる様子を目の当たりにすると、それだけ時代が変わったということでしょう。売り手市場の今、優秀な人材を確保するためには〝これだけ休める〟アピールをせざるを得ない状況。企業としては、どれだけ休めるかだけで勝負しても仕方がないのではと思うのですが・・・』
 余暇ファースト志向は、就活生のみならず若手社員にも見られる。
 ……
 〝異次元の人種〟と接する中間管理職からは、戸惑いの声が相次いでいる。あるサービス業の男性(51)は、こう嘆く。
 『今の新入社員は、まだ仕事も覚えていない半人前なのに、自己主張だけは一人前。ですが、時代が時代なだけに、休みたいという声を真っ向から否定することもできない。どうやって歩み寄ればいいのか』
 若手社員が定着しないことも、人手不足に悩む企業には大きな懸念材料だ。
 『主張が認められないとわかれば、すぐ辞めるという話になりかねない。いずれは、お互いが腹を割って話さなければいけないと思いながら、なかなか踏み出せない』(飲食業・49歳)
 余暇は貴重な自己投資の時間
 中には『時代のせいで、むしろかわいそう』と若手を哀れむ意見も聞かれる。
 『昔も今も、基幹社員として一人前になるには、首までどっぷり仕事につかる期間が必要なはず。今でいう〝サービス残業〟も、昔は自主的な〝学びの時間〟で、それが会社にも認められていた。でも今は、会社にいる時間は勤務時間として申告し、終わったらとっとと帰れ、だらだら仕事をするなということになっている。全てがコスト管理の感覚で、非生産的な時間が認められづらい。若手が勉強しようと思ってもしづらい時代だなと思います』(金融・53歳)
 『若手社員が育たない。』(ちくま新書)などの著者で、リクルートワークス研究所の豊田義博さんは、若者の余暇ファーストは、人生に手ごたえを感じたいという意識の表れだと分析する。
 『ブラック企業問題や過労死事件の影響もあり、仕事だけでは充実感が得られないという認識が広がっています。今の若者の〝余暇〟は、必ずしも〝遊びの時間〟というわけではなく、交友や学びの時間など自己投資を含みます。震災の影響を受け、社会に貢献したいという意識の強まりから、社外活動としてNPOに参加している若手社員の姿も珍しくありません』
 若者は、決して怠けようとか、楽をしたいわけではなく、むしろ向上心は強いようなのだ。では、こうした若者の意識を、仕事の成果に結びつけるには、どうすれば良いのか。豊田さんは、『〝背中を見て学べ〟の姿勢では、いつまでもパフォーマンスが上がらない』と強調する。
 『電話よりメールなど、上司と若手社員の間でも打ち合わせ以外の直接のコミュニケーションが極端に減っています』(豊田さん)
 かつての職場は、ムダ話も含めて会話であふれていて、それが若手社員の貴重な学習材料になっていた。だから放任主義でも、見よう見まねで仕事を覚えることができたが、今は環境が大きく変わった。
 『初期にどれだけ丁寧なコミュニケーションを取れるかが鍵になります。仕事のあるべき方向性が見えづらいからこそ、若手社員に仕事を任せるときには、それが全体の中でどういう意味を持つ仕事なのか、気づかせる努力が必要。この仕事の意味は何だと思う?と質問を重ねながら説明するのも手です』(同)
 そして、もう一つ。若手社員の『休みたい』には、寛容な心で向き合い、理由を聞いて対応すること。
 『頭ごなしに否定するのでは伝わらない。相手を尊重し、お互いの考えをきちんと話し合う以外にありません』(同)
 かつの働き方は、当たり前の権利がないがしろにされてきた側面もある。それを踏まえ、余暇をストレートに主張する〝新人種〟に、どう向き合うか。企業にも、先輩社員にも、力量が問われている。(本誌・松岡かすみ)」
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 人口爆発時代の自然発生的好景気は昔の話で、人口激減時代の人工的意図的景気には通用しない話である。
 若者を動かしているのは、将来への諦めと現在への刹那である。
 大人が縋り付いているのは、景気が良かった過去の栄光という回顧で、何の役にも立たない昔話である。
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 才能は先天的なものではなく、産まれながにして人材はいない。
 才能は後天的なもので、人材は生活環境と学習・教育で人工的に作られる。
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 将来。ぬるま湯に浸かって大学を安樂に卒業し就職した日本の若者は、超高学歴社会で猛勉強をして一流大学に入学し、欧米の大学に留学して国際的資格を取得し最先端技術を学んだが財閥系企業の入社に失敗した韓国人若者の前に屈する日がくる。
 同様の事は、中国人若者に対しても起きる可能性がある。
 人材の枯渇は、日本・韓国・中国の3カ国でまず日本で起きる。
 それも、人口激減により若者が減少すれば人材確保は不可能な状況に陥る。
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 ノーベル賞受賞者は日本が3カ国の中で多いが、将来は日本からの受賞者はいなくなり、代わって韓国や中国からの受賞者が増える。
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 韓国が日本を追い抜いぬく経済力を付けられるかどうかは、財閥系企業に入社できなかった若者をグローバル人材として活用できるかどうかに掛かっている。
 財閥系企業は、最先端の知識と技術を持った20代の人材を確保する為に、古い知識と技術しか持たない50代以上を用無しとして解雇している。
 灰の中に埋もれた種火を取り出し新たな火を興すが如く、経験豊富な50代の中から意欲のある者を新たな人材として発掘するのも有効である。
 日本は、若者男性が減少する為に、老人や女性を人材として活用するしかない。
 人材の面からすれば、将来、日本は衰退し、韓国と中国は隆盛へと向かう。
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 日本に比べて韓国や中国には、優秀な若き人材が数多く埋もれている。
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 高知能AIと高性能ロボットによる社会になった時、使える人材とは、生まれた国・民族・出自・血筋ではなく、本人が苦労して築き上げた才能・知識・技能である。
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 日本が、戦後復興と高度経済成長を成し遂げたのは、職人的「個人力」と皆で一致団結する「集団力」の「総合力」にあった。
 現代日本では、「総合力」は衰退している。
 職人的「個人力」は、AIと高性能ロボットに取って代われつつある。
 一致団結する「集団力」は、個性重視によって否定されている。
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 現代の若者は、自分の人生と家族を優先し、損をしない為に就職先を決め、使用期間の様に2、3年は就職した会社で働き自分に合わないと判断すれば退職した。
 企業は、一人の新入社員を人材として育てる為に100万円近い投資を行い、時間を掛けて知識や技術を教える。
 金と時間をかけて仕事を教えた若者が離職する事は、企業の深刻な損失となる。
 高知能AIと高性能ロボットが職場に普及すれば、今人が行っている仕事の多くは消滅すると言われている。
 社会や企業は、情緒に揺れ動く気分屋の人間から高知能AIと高性能ロボットに管理されていく。
 人は、高知能AIと高性能ロボットを使う高収入の少数派と使われる低収入の多数派に二分化される。
 高知能AIと高性能ロボットには、人間を保護するような労働基準法は存在せず、24時間365日休みなしで仕事をし、過労死もなければ、重労働に不平不満を主張せず、賃金に不満を言う事もなく、当然労働争議や裁判を起こす事もない。
 ブラック企業サービス残業、過労死や過労自殺をなくす最善の方法は、時間厳守の高知能AIと高性能ロボットを導入する事である。
 社会・会社における高知能AIと高性能ロボットの普及は、非正規化による利益優先の欧米や中国では積極的だが、正規化による生活重視の日本では消極的である。
 日本は、高知能AIと高性能ロボットの管理社会において、使いこなす少数派ではなく、使われる多数派になる。
 欧米と中国は、使いこなす少数派になる。
 韓国は、多数派で安逸を求める日本とは違い使いこなす少数派になろうとしている。
 日本に蔓延しつつあるのは、経済成長はもういらないという「老人性燃え尽き症候群」である。
 老人性燃え尽き症候群は、若者から気力の源泉である意欲・野心・欲望・願望、そして夢や希望さえも奪っいいく。
 人口激減で労働人口が減り、その減った労働人口に老人性燃え尽き症候群が蔓延すれば、社会を衰退する事は確実である。
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 忘れてはならないのは、日本はアメリカとは違って、食糧・資源・エネルギーを自前で確保できない事である。
 そして、金融・経済そして外交と軍事においても日本は主体性なく受け身にである。
 日本は、アメリカの保護国として、アメリカの軛から逃れる事はできない。

 

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🚷23〉─1─性交渉、経験なしが25% 日本の18~39歳男女 雇用も影響。~No.103No.104No.105 

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 日本を襲う不幸・不運、悲劇・悲惨の元凶は、少子高齢化による人口激減である。

 高齢者を再雇用して労働力としても、若者ほど働けない。

 高齢者に金を与えても、若者ほど遊ばないし浪費しない。

 高齢者は、子どもを産み育てる事ができない。

 高齢者の寿命から、数年から十数年の先があっても、その先、未来や将来がない。

 つまり、今日と明日はあっても、明後日や明明後日(しあさって)は分からないか、生きていないかもしれない。

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 2019年4月8日 産経新聞「性交渉、経験なしが25% 日本の18~39歳男女 雇用も影響
 18~39歳の日本人の25%に異性間の性交渉経験がないとする研究結果を、東京大とスウェーデンカロリンスカ研究所のチームが8日付の英医学誌BMCパブリックヘルスに発表した。平成27年時点の推計で、23年前の20%から増えていた。1万人以上の調査データを分析した。
 調査では、特に雇用や経済状態が不安定な男性で割合が高い一方、未経験の男女の8割に結婚願望があった。チームは「性交渉がないのは本意ではない可能性がある」とみている。
 国立社会保障・人口問題研究所が行う出生動向基本調査のデータを使った。平成4年と27年を比べると、未経験の割合は男性が20%から25・8%、女性が21・7%から24・6%に増加。割合は上の年代ほど少ないが、15年は35~39歳男性の9・5%、女性の8・9%が未経験で、92年からほぼ倍増した。
 22年調査の分析では、25~39歳男性で、パート・有期雇用、無職や収入の低さが、未経験と関連することが判明。年収300万円を切ると割合は跳ね上がった。」
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  日本人の、男性の精子劣化、女性の卵子老化、生殖機能の退化、繁殖能力の衰退。
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 少子高齢化によって日本民族日本人の人口が激減し、日本民族としての人口回復は不可能になりつつある。
 誰も、日本民族日本人の未来を考えていないし、どうにかして救おうと思っている日本人もいない。
 人口激減問題は深刻だと口にしても、所詮は口先だけで、真剣度はない。
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 日本は、外国人移民受け入れに舵を切った。
 日本に移り住んでくる外国人移民の多くは、中国共産党が監視と暴力で恐怖支配している中国からである。
 中国共産党系中国軍系の中国資本が、日本の土地、建物、企業などを日本人に大金を払って買っている。

 日本国内における中国人移住者は増え始めている。

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 草食男子。
 肉食女子
 独身貴族。
 パラサイトシングル。
 シングルライフ。
 家族より自分。
 少欲社会。
 断捨離。
 シンプルライフ
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 自我や自意識がなく承認願望が強い日本人は、褒められ煽てられると簡単に洗脳され、インターネット、メディア、高学歴知識人の権威ある言葉を疑うわず真実として信じ込む。

 その傾向は、1980年代から表面し、2000年以降は日本を覆っている。
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🌄15〉─4─民泊と犯罪。未登録の違法民泊。民泊を悪用する不法滞在者。〜No.74No.75No.76 

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 2016年11月8日 産経ニュース「【経済インサイド】民泊の実態、覆面調査員が調べてみました…防犯の問題点がいくつも明らかに
 東京都新宿区内の民泊物件
 東京都大田区大阪府に次いで大阪市で国家戦略特区の規制緩和を活用し、空き室を宿泊施設に使う民泊を認める条例が施行されるなど、民泊をめぐる動きが急速に活発化している。外国人観光客の急増に伴うホテル不足の解消につながると期待されているが、一大ビジネスとしてきちんと成立するかどうかについては、不透明な要素が大きい。
 ある不動産会社は民泊の実情を探るため、2人の社員を覆面調査員として送り込んだ。宿泊したのは、民泊サービスを提供する会社が仲介する部屋だ。
 このうち1人が利用したのは、東京都新宿区内のワンルームマンション。
 まず面食らったのが本人認証の流れだ。要求されるのはパスポートの画像。モノクロのコピーはNGで、カラー写真が必要だった。フェイスブック(FB)などのSNSも証拠確認の材料となる。その社員はFBをまったく更新していなかったが、それでは認められなかった。このため、同社が仲介する部屋に宿泊する旨を書き込んだところ、一種の履歴書となってようやく認証された。SNSを活用するのは部屋の評価が広がっていくことを狙ったものだ。
 同社のサイトにはオンライン通販「Amazon」のようにレビューが記される。その数が多いほど、たくさんの宿泊者が存在していることの証左で、貸す側のホストが最も気にする部分。このためサイトに掲載する写真はプロが撮影するケースが多く、予約してから20分以内にあいさつメールがあるなど、ホストはきめ細かな対応を行う。
 もう1人が宿泊したのは東京・大久保のワンルームマンション。ホストは某ホテルのスタッフとして働いている韓国人の女性。職業柄、きめ細かな配慮を感じたそうだ。例えばテレビやエアコンのリモコンには英語が補足されていたほか、冷蔵庫の中のものは自由に食べたり飲んだりすることが可能。サービスでバナナやポテトチップスといった軽食がかごに盛り付けてあった。新宿区内の物件のホストは男性。さすがにそんなサービスはなかった。
 その女性は都内3カ所で民泊を運営。いずれも転貸だ。新宿区内の物件のホストも同様の手法によって、複数の部屋を民泊用として活用している。
 民泊で最も懸念されるのは、安全・安心に対する不安だ。2人の調査員は「クレジット、SNS、パスポートまで押さえられたら、なかなか悪いことはできない」と口をそろえるが、たった1泊という短い期間の中で、いくつかの問題点を発見した。
 新宿区内の物件はエレベーターの防犯カメラが壊れていた。これは、管理組合があまり機能していないことの裏返し。建物内に入るにはオートロックの解錠が必要となるが、暗証番号は教えられるため、第三者に漏れる恐れがある。また、カギは「テーブルの上に置いてある封筒に入れて、玄関ドアのポストに入れてほしい」という指示。カギの複製を悪用した事件があっただけに、あまりにも脇が甘い対応だ。おまけに宿泊者はホストの行動パターンをある程度把握できる。「防犯レベルはかなり低い」というのが、2人の率直な感想だ。
 宿泊者が直接手を下さないとしても、他人と連携すれば意外と簡単に違法な行動を起こせる可能性が高い。マンション全体で高度な防犯対策を施さなければ、犯罪の温床となり資産価値の低下につながる可能性もある。
 民泊物件については「高い収益が見込める」という期待度が高い。しかし、思っていたより、もうかるビジネスではない。当該マンションの宿泊費はいずれも1泊1万円で、1カ月に20日間稼働したと仮定して収入は20万円。そこから賃料(約10万円)と清掃費、仲介サービス利用費などを差し引くと、手元に残るのはわずか2万円しかない。最終利益は10%だ。
 宿泊した不動産会社の社員は「削りどころは清掃費とアメニティだが、ここをケチるとレビュー低下につながる恐れがある」と指摘する。また、1日の大半を部屋の中で過ごす「ノマドワーカー」などが借りたら、光熱費や水道代などが余計にかかり、利幅がさらに小さくなる。
 一方、所有物件を民泊に活用すれば利幅は大きいかもしれないが、「犯罪の発生の可能性を考えると恐ろしい」というのが、今回の不動産プロの結論だ。
 鳴り物入りで本格導入されようとしている民泊。しかし、市場として発展するにはさまざまなハードルを乗り越える必要がありそうだ。(伊藤俊祐)
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 民泊 個人宅やマンションの空き部屋に有料で観光客らを泊めること。訪日客が急増する中、無許可営業が増加しており、国は4月から面積基準を緩和し、旅館業法に基づく許可制とした。これとは別に東京都大田区大阪府大阪市は「国家戦略特区」の規制緩和を活用し、民泊を旅館業法の適用除外としている。」
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 2017年6月16日 産経ニュース「「民泊」悪用し覚醒剤密輸した男女を逮捕 ロックバンド「LINDBERG」手がけた音楽プロデューサーも覚醒剤使用で
 民泊を悪用し覚醒剤を密輸したとして、警視庁組織犯罪対策5課は覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で無職、白井一祥(39)=横浜市磯子区磯子=と同、畑中乙穂(いつほ)(26)=東京都渋谷区代官山町=の両容疑者を逮捕。覚醒剤を使用したとして同法違反(使用)容疑で、音楽プロデューサー、月光恵亮(つきみつ・けいすけ)容疑者(65)=同=を逮捕した。民泊を利用した違法薬物の輸入事件の摘発は警視庁で初めて。
 月光容疑者はロックバンド「LINDBERG」など、複数の人気アーティストのプロデュースを手掛けており、白井容疑者は月光容疑者がかつて経営していた音楽事務所に勤務していたという。
 白井、畑中両容疑者の逮捕容疑は5月、米国から覚醒剤約1キロ(末端価格6400万円)を営利目的で密輸、月光容疑者の逮捕容疑は5月中旬から同25日までの間、自宅で覚醒剤を使用したとしている。月光容疑者は「パイプを使って覚醒剤を使った」と容疑を認めている。
 目黒区の民泊のマンションの一室に、畑中容疑者の知人男性宛てに米国から覚醒剤を送り、不在票を回収した畑中容疑者が、自宅に転送するよう配送業者に依頼していたという。」
   ・   ・   ・   
 7月5日 産経ニュース「“指示役”のファッションデザイナーを逮捕 民泊悪用で覚醒剤密輸 の疑い
 民泊を悪用して覚醒剤を密輸したとして、6月に音楽プロデューサーの男ら2人が逮捕された事件で、警視庁組織犯罪対策5課は覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)容疑で、東京都港区西麻布のファッションデザイナー、長山マーカス容疑者(32)を逮捕した。容疑を否認している。今回の密輸事件での逮捕者は3人目で、長山容疑者は指示役だった。
 逮捕容疑は5月8日、米国から覚醒剤992・4グラムを国際スピード郵便物で目黒区内のマンションの一室宛てに発送させ、営利目的で密輸したとしている。
 同課によると、覚醒剤はノートパソコンの箱に隠して密輸。長山容疑者の自宅からは、覚醒剤約100グラムやコカインなどが押収された。」
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 2018年2月28日 産経ニュース「【浪速風】民泊女性不明事件はインバウンドの暗部か ヤミ民泊横行、無防備であってはならぬ(2月28日)
 女性の監禁現場とされる大阪市東成区のマンション=23日
 昨年1年間に大阪府を訪れた外国人客は過去最多の1111万人に達した。前年比18%増、5年前に比べると5倍以上で、消費額も初めて1兆円を超えた。天井知らずの伸びである。「YOUは何しに日本へ?」というテレビ番組がある。米国籍の男(26)は「観光目的」としているが…
 ▼兵庫県三田市の女性会社員(27)が所在不明となり、大阪と京都の4カ所で切断された遺体が見つかった。監禁容疑で逮捕された前述の男が遺棄したことを認めた。動機などはまだわからないが、SNS(会員制交流サイト)で知り合ったという。旅館業法の許可などを得ない「ヤミ民泊」が犯行の舞台になった。
 ▼インバウンド(訪日外国人)の急増で宿泊施設が足りず、マンションの空き部屋などを利用した「ヤミ民泊」が横行している。身元チェックが不十分で、かねて犯罪の温床になりかねないと指摘されていた。日本の治安の良さは誇りにしていいが、無防備であってはならない。」
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 2019年3月7日 産経新聞「民泊など拠点に薬物密売 西成・あいりんのグループ摘発 大阪府警
 大阪市西成区のあいりん地区で覚醒剤などを密売したとして、大阪府警薬物対策課や西成署などは7日、麻薬特例法違反(業としての譲渡)などの疑いで同区花園南の無職、雨宮孝一被告(50)=覚せい剤取締法違反罪などで起訴=ら密売グループの5人を逮捕、送検したと発表した。
 府警によると、グループは摘発を逃れるため、府警が内偵捜査を始めた昨年5月以降、拠点を24回にわたって移転。同区内の民泊なども利用していた。府警はグループが約1億円の収益を得ていたとみている。
 雨宮容疑者の逮捕、送検容疑は平成29年7月~30年11月、同地区の路上などで複数の客に覚醒剤大麻を密売したり、宅配便で送ったりしたとしている。容疑を認めているという。
 同地区では長年、違法薬物の密売が横行しており、府警は今年度までの5年間、「西成特別対策事業」に取り組んできた。覚醒剤密売組織の摘発などの成果が上がったことから、府警は来年度以降も事業を継続することを決めている。」
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⛲167}168}169}─1─アメリカやEUなどで広がる日本ブランドと日本工業規格(JIS)への不信。~No.452No.453No.454No.455  *    

国際標準が日本を包囲する―なぜ自らルールを作らないのか

国際標準が日本を包囲する―なぜ自らルールを作らないのか


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 信頼・信用を築くのは大変な事だが、失うのは一瞬で、失った信頼・信用を取り戻すのは並大抵の事ではない。
 「日本ブランド、メイド・イン・ジャパンは好かれているから必ず買ってもらえる」とは、嘘である。
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 2017年10月21日 産経ニュース「【神戸製鋼データ改竄】米でも揺らぐ「日本製への信頼」 米鉄鋼業界からは怨嗟の声
 データ改竄問題で揺れる神戸製鋼所東京本社=東京都品川区
 【ワシントン=塩原永久】神戸製鋼所の性能データ改竄(かいざん)問題が、米国でも日本製品への信頼を揺さぶっている。神戸製鋼から供給を受けていた民間企業や政府が調査を進めており、米メディアは品質を売りとしてきた日本製品の「評判への打撃」と報じている。また米鉄鋼業界からは「(業界の製品検査への)信頼が損なわれかねない」と怨嗟(えんさ)の声も出ており、反響が広がっている形だ。
 不正をめぐっては、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターなどに問題の製品が供給されていたことが判明。現時点で安全面への影響は把握されていないが、各社は調査を続けている。
 航空機大手のボーイングは20日、産経新聞の取材に「これまでの調査で(改竄問題が)安全上の懸念を生じさせる事例はないとの結論に至った」と回答。問題発覚後、「サプライチェーン(調達・供給網)を包括的に点検」する作業を実施したといい、調査は今後も継続するとしている。
 米政府では、司法当局が神戸製鋼に資料の提出を求めたほか、道路交通安全局(NHTSA)も関心を寄せているようだ。 
 高品位な素材の納入先は軍事用も含め多岐にわたり、国防総省も「どの程度の軍事プログラムやプラットホームに(神戸製鋼の製品が)使われているのか調べている」としている。
 日米関係を専門とするヴァンダービルト大のジェームス・アワー名誉教授は、改竄発覚に「落胆した」とする一方、「日本の品質基準はもともと非常に高く、現段階で安全性にかかわる事態が生じていない」ことから、米国内で影響が深刻化するとはみていない。
 ただ、日本の製造業をめぐっては、神戸製鋼の問題以外にも日産自動車による無資格検査が表面化。「精密な日本の製造業の評価に新たな影がかかった」(米紙ニューヨーク・タイムズ)といった論評も出ている。
 米鉄鋼業界も無関係ではない。鉄鋼産業の専門調査会社「スチール・マーケット・アップデート」が実施したメーカーや専門商社の役員に行った聞き取り調査では、業界の品質検査に対する不信が生じかねないとの懸念が寄せられた。
 調査結果では、「単に外国の工場で起きた問題では済まない」と業界全体への影響を危ぶむ声や、「当局から検査の厳格化を求める圧力」が高まるのではないかとの指摘が出たという。」
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 10月22日 産経ニュース「【主張】日産と神鋼の不正 安全の基本損ねる背信
 安全を守るための法令をあまりに軽んじる姿勢にあきれる。
 日産自動車が資格を持たない社員に完成車の検査を行わせていた問題で、9月の不正発覚後も大半の工場で無資格検査が続けられていた。
 アルミや鉄鋼製品の性能を改竄(かいざん)していた神戸製鋼所では、社内の自主点検の際に管理職らが不正を隠蔽(いんぺい)していたことが新たに発覚した。
 いずれも日本を代表する大手メーカーである。社内不正が常態化していたのだろうか。世界の信頼をも揺るがす背信行為の続発を重く受け止めなければならない。
 安全性を早急に確認し、原因を徹底解明するのは当たり前だが、言葉で取り繕うだけなら消費者や取引先に見放される。
 日産の西川広人社長は不正発覚時点の会見で「再発防止を徹底した」と強調した。非常時におけるトップの指示さえ製造現場に行き届かない状況に驚く。管理体制を強化するため、国内で生産した車両の出荷を全面停止したのも当然である。
 資格者が検査する本来の態勢に改めたはずなのに、無資格者の検査が続いていたのは、管理職同士の連絡ミスなどが原因という。
 西川氏は「現場任せだった」と釈明したが、指示が現場に届かないのは企業統治に決定的な不備がある証左である。
 生産を拡大する一方で、完成車を検査する陣容が他社よりも手薄だったという指摘もある。
 仏ルノー出身のカルロス・ゴーン会長は、コスト削減など効率優先の経営が特徴だ。それが不正につながったとすれば問題の根は深い。徹底した検証が必要だ。
 出荷前検査は、道路運送車両法に基づき、自動車メーカーが国の安全検査を代行する制度である。その見直しの必要性についても、政府は検討すべきだろう。
 神戸製鋼ではアルミ製品などの性能改竄が判明し、米司法当局や欧州連合(EU)当局も調査に乗り出した。日本ブランドの信頼が傷つけば、政府が進めるインフラ輸出にも悪影響を与える。
 さらに同社では、日本工業規格(JIS)の検査証明書を書き換えた疑いも新たに見つかった。
 他の企業、業界に同様の問題がないのか気がかりだ。法令順守について産業界全体で襟をただすのはもとより、有効な防止策を講じるのは政府の責務でもあろう。」

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国際標準は自分で創れ!

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🚱7〉─3──人口激減に備えた電子政府による行政サービス。~No.30No.31No.32 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2019年2月26日 産経新聞「「電子政府」実現が急務 人口減で行政サービス停滞も  
 経済財政諮問会議で「電子政府」の推進を議論したのは、日本の行政手続きの電子化率が1割程度にとどまり、業務の効率化が進んでいないからだ。事態を放置すれば、少子化で人口減が加速し、自治体職員のなり手が不足する地方では、行政サービスが停滞する事態も想定される。人口減への対策としても、行政の電子化は急務だ。
 「人口減少や高齢化の中で行政サービスの質を維持していくためにも、仕事のやりかたを変える」。安倍首相は諮問会議で、こう強調した。
 民間でモノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)などによる技術革新が進む中、日本の行政手続きは電子化が遅れている。
 国連経済社会局がオンラインサービスの質などを指標化した昨年7月の「世界電子政府ランキング」によると、日本は国連加盟国約190カ国中10位で、デンマーク、韓国などの後塵(こうじん)を拝した。政府の未来投資会議に昨年3月示された資料によると、全行政手続きのうち電子化されているものは12%で、転入・転出届など住民に身近なサービスの多くが電子化されていない。
 政府関係者が心配するのは、人口減で自治体の職員が不足することだ。総務省によると、平成29年4月の市町村職員数は135万4893人と、20年間で約1割減少。今後もこうした傾向が進み、住民サービスが不十分になる恐れがある。
 電子化では成功例も出ており、さいたま市では、保育所の入所申請を施設へ割り振る作業にAIを導入したところ、約1500時間かかっていた時間を数秒に短縮できた。こうした事例を広げるなどして、「利用者目線」(茂木敏充経済再生担当相)の改善策を進めていくことが重要だ。(山口暢彦、桑原雄尚)」


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🧣19〉─1─「バカ動画」というアルバイトテロ(バイトテロ)が日本の品位を下げ信用度を崩壊させる。~No.53No.54No.55 ⑯ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  

 中国人より酷い日本人。

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 してはいけない事を知るのが大人とされた。
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 自分の人生、一度きりの人生、如何にして楽しむか。
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 現代日本から、自己を律する、自分で責任を取るといった「恥と穢れの文化」は急速に消えつつある。
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 問題は、いろいろ理由が取り沙汰されているが、ハッキリしているのは現代日本人が昔の日本人に比べて道徳心が崩壊している事である。
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 つまり、人間として、大人として、やって良い事と悪い事がある、という一般常識の問題である。
 其処に、面白い、可笑しい、楽しい、SNSでウケる、は関係ない。
 問題は、人間性である。
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 社会に現れる出来事は、氷山の一角である。
 表に出ない出来事は、数百、数千、数万と存在する。
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 道徳心が低下している現代日本人には、中国人のマナーの悪さやルール違反を批判し、常識はずれた行動を嘲笑する資格はない。
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 2019年2月21日号 週刊新潮「日本人が失った『バカ店員動画』への溜息
 確かに、無軌道な若者の暴走は暴走は数多くの小説や映画で重要なモチーフになってきた。だが、ネット上に跋扈する『バカ店員動画』は、若気の至りと呼ぶには程度が低すぎやしないか。これが日本人から道徳が失われた末の流行病だとすれば、もはや溜息しか出てこない。
 たとえば、カラオケチェーン『ビッグエコー』のバックヤードでは、男性店員が両手に掴んだ鶏肉をグリグリと床に擦りつけ、そのままフライヤーに放り込んで唐揚げを作り始める。
 牛丼のでは、店員同士がお冷やに入れる氷り投げつけ合い、おたまを股間にあてがう素振り。
 『くら寿司』の場合は、板前が捌いたばかりの魚をゴミ箱へポイッと投げ捨てたかと思えば、まもなくゴミ箱を漁って魚を取り出し、素知らぬ顔で再びまな板に載せてみせた。
 さらに、2月10日に謝罪へと追い込まれた『バーミヤン』のケースでは、エプロン姿の店員が燃え盛る中華鍋に頭を突っ込み、口に咥えたタバコに火をつける。そして、鍋を振りながらプカーッと紫煙を吐き出すのである。
 いずれの動画も10秒ほどの短い内容で前後の経緯は不明だ。しかし、動画を目にした誰もが抱く感想は、『あんな店員が働いている店で絶対に食事などしたくない!』だろう。
 食中毒が続発した『毒餃子事件』や、便器を擦ったブラシでコップを洗う五つ星ホテルなど、職業倫理や衛生観念を無視したふるまいと聞いて頭を過るのは中国だったはず・・・。しかし、当の日本人が冒頭に示した有り様では、まさに目クソ鼻クソ。とても中国を笑えたものではない。
 まもなく平成が幕を閉じようとする折も折、なぜか氾濫し続ける『バカ店員動画』。そもそも、ネット上での悪ふざけ投稿が最初に取り沙汰されたのは2013年のことだった。
 ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が振り返る。
 『この年の夏は記録的な猛暑でした。そのせいで外出を控えていた学生たちが〝どうだ、面白いだろ?〟とツイッターに悪ノリ写真を載せて楽しむようになった。これが〝バカッター〟騒動の始まりです。彼らはツイッターを携帯メールと同じコミュニケーションの道具と考えていて、バカなツイッターを投稿するのはあくまでも仲間内のウケ狙い。それがネット上に拡散して大炎上するとは思いもしなかったはずです』
 スーパーに置かれたアイスクリーム用の大型冷凍庫に学生が寝そべったり、宅配ピザ店のアルバイトがピザ生地を自分の顔面にベッタリと張りつけたり──。
 と聞けば、当時の騒ぎを思い出されるだろうか
 巻き添えを喰らった企業は謝罪に追い込まれ、当の学生たちには『停学』処分が下されることもあった。
 結果、ひとまず沈静化したバカッター騒動だが、
 『17年に入って再びブームに。その時、私は〝バカッター4年周期説〟を唱えました。身元がバレた学生に厳しい処分が下り、また、学校から厳しく注意されたことで、その世代はひとまずおとなしくなる。しかし、4年が経つと、騒動を知らない世代が入れ替わりにスマホを持つようになって再燃するというわけです。ただ、結果的にこの予想はハズれ、17年から2年後の今年〝バカ動画〟騒動が巻き起こりました』(同)
 『ゆとり世代』と重なる
 では、マトモな大人ならば誰もが眉を顰(ひそ)めるような『バカ動画』が、なぜこれほど蔓延しているのか。
 ITジャーナリストの井上トシユキ氏によれば、
 『今回の騒動で炎上しているのは〝動画〟ばかりです。その意味で、ここ数年の間にインスタやTikTokといった動画アプリが流行し、誰もが手軽に動画を編集・投稿できるようになった影響は大きい。また、かつて高価だったスマホも、10代の若者でも手が届く廉価な中古品が出回るようになりましたからね』
 加えて、下品かつ過激な動画を『積極的に探して晒すことで、リツイートやフォロワーの獲得を目論む連中もいる』(中川氏)という。
 かくして、バカ動画が猛威を振るう土壌は整ったワケだが、それに興じる若者にはある共通点があった。
 そう、彼らの多くは『ゆとり世代』なのだ。実は、ゆとり世代の成長過程と、バカッター・バカ動画の流行は奇妙に符合する。
 13年のバカッター騒動は、ゆとり教育が導入された02年に小学生だった生徒が高校、大学に進学したタイミングと一致。そして今年、バカ動画を生み出した15歳以上の若者は、ゆとり教育をうけたことのある最後の世代に重なる。悪名高きゆとり教育は、子どもたちの学力だけでなく、道徳心までも奪い去っていたことになる。さらに、井上氏が続けけるには、
 『動画を投稿したのは、最初に買い与えられた携帯電話が〝スマホ〟だった世代でもあります。幼い頃からSNSを通じて人間関係を築いてきた彼らは、何よりも〝ノリの良さ〟を重視する。過激な動画を投稿する友人を諫めれば、〝ノリの悪い奴〟〝陰キャ〟と認定され、コミュニケーションから村八分にされてしまう』
 SNSと現実世界が直結している彼らは、学校での悪ふざけと同じ感覚でバカ動画を量産してしまう。その行為が招く当然の結果すら予見できないほどのバカが増えたということだ。
 ちなみに今回、バカ動画の被害に見舞われた企業を取材すると、バイト店員の採用時には、〈厨房にスマホを持ち込まない〉〈SNSに職場の情報を投稿しない〉といった誓約書にサインされていた。だが、現状を見れば、企業側の自衛策が功を奏したとは言い難い。
 では、この『バカ騒動』に有効な対策などあるのか。
 評論家の呉智英氏は言う。『小中学校の授業でパソコンの操作だけでなく危険性を教えることは大事でしょう。いまや問題意識を教え込むだけではどうしようもないように感じます』
 たとえば、ATMが普及したことで、我々はいつでも何処でも預金をおろせるようになった。しかし、生活が便利になる半面、ATMが振り込め詐欺など新手の犯罪の温床と指摘する声もある。とはいえ、我々はもはやATMのない生活に戻ることはできない。
 『それはネットも変わりません。愚行を喰い止めるためには法的措置を講じて、処罰の前例を積み重ねていくしかない。振り込め詐欺の被害を防ぐため、警察は取り締まりを強化して、ATM利用者に注意喚起する。それと同じことです』
 実際、くら寿司を運営するくらコーポレーションは、発覚直後にリリースを公表。鮮魚をゴミ箱に放り込んだ従業員を退職処分にしただけでなく、〈刑事、民事での法的措置の準備に入ったことをご報告いたします〉と付け加えた。
 つまりバカ動画に対し、子どものイタズラではなく、『犯罪』として対処すると宣言したのである。
 『くら寿司のケースで問われるのは、偽計業務妨害罪になります』
 とは、危機管理に詳しい加藤博太郎弁護士の解説。
 『今回の場合、従業員の行為が、店内で日常的に繰り返されているようなイメージを世間に与えてしまった。それによって法人の信用が著しく毀損されたとすれば、偽計業務妨害罪に該当する可能性があり、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科されます。一方、民事でも風評被害による逸失利益や、信頼回復のためのキャンペーン費用など、数億円規模の賠償を請求される可能性も否定できません』
 『してはいけない』を知る
 評論家の唐沢俊一氏は嘆息する。
 『かつての日本には〝お家やご先祖様に恥じぬよう〟という義理を重んじる文化がありました。今日ではそうした感覚が疎んじられ、個人の自由や権利ばかりが声高に叫ばれるようになった。ただ、いつの時代も大人になるということは、自分を抑えて社会の歯車になることに変わりありません。個人的な欲望を抑えて社会の要請に順応する。その点を無視するのは自由の意味をはき違えているだけです』
 他方、ゆとり世代の間で人気を勝ち取るのは勉強や運動ができる子よりも、芸達者で面白い子だそうで、
 『いかにバカなマネをして周囲に笑ってもらえるかが肝心なのです。人前でバカを晒すことを何よりも恥と感じ、子どもが何かしでかす度に〝人様に顔向けできない〟と叱られた時代には考えられないことです』
 その昔、『菊と刀』で日本を『恥の文化』と規定したのは米国の文化人類学者、ルース・ベネディクトだった。こんな悪ふざけ動画を嬉々として公開することに恥ずかしさを覚えないとすれば、日本人の道徳も地に落ちたという他ない。
 ジャーナリストの徳岡孝夫氏も危機感を訴える。
 『日本人はもともと、〝してはいけないことが分かっている国民〟でした。たとえ震災が起きても、救援物資を求める被災者は整然と列をなし、〝お先にどうぞ〟とお年寄りに順番を譲ることもある。外国の人々からすれば驚くべき光景で、〝なんと規律と道徳を重んじる国民なのだろう〟と目を丸くしていたわけです』
 しかし、他人の迷惑を顧みない『バカ動画』の流行を見るにつけ、悲しいかな、日本人の美徳が失われてしまったように感じられると徳岡氏は嘆くのだ。
 『いまの若者には、決まり事を重んじる古き日本社会は不自由で窮屈に映のでしょう。師匠に弟子入りして不条理に耐えながら芸を磨くのではなく、やりたいことだけをやる。実際に、それでビックリするようなお金を稼ぐ人もいるわけです。ただ、誰もがそれに追随すれば、世の中は何でもありの〝Iawlessness(無法状態)〟になってしまう。私が若者に伝えたいのは、〝いま〟はそう長くは続かないということ。遊び半分で好き放題していても、結局は自分たちが現実社会の掌の上で踊っていたに過ぎないことを知る日が来る。大切な時間の過ごし方をもう一度、考え直してほしい』
 法的措置を講じられたバイト社員たちは、周囲よりも早く『現実を知る』こととなった。
 だが、彼らが同時に『恥』や『道徳』を知らない限り、ネット上から『バカ動画』が消える日は来ない」
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 2月18日 産経新聞 iRONNA「『戸村智憲』バイトテロを「ただの馬鹿」と思うなかれバイトテロ。最近、こんな言葉が巷をにぎわす。コンビニや飲食店のアルバイト店員らが勤務中に悪ふざけした不適切動画が相次いで投稿され、炎上が続いたためだ。「ただのバカ」「若気の至り」…。さまざまな声も聞こえてくるが、何が問題なのか。この現象の意味を考えたい。 
「若気の至り」バイトテロを司法が裁くのは当然の報いである
 戸村智憲(日本マネジメント総合研究所理事長)
 サイバーセキュリティ月間(2月1日~3月18日)の最中、非正規社員(アルバイトやパート)による会員制交流サイト(SNS)への不適切投稿、いわゆる「バイトテロ」の問題が相次いでいる。
 手のひらの上から起こる業務妨害や器物損壊、株価下落など、刑事・民事ともにIT機器とSNSを介した問題が多発する中、筆者が常々述べていることだが、最大のセキュリティ・ホール脆弱性)は、ITより人の心にあることが露呈された形だ。
 不適切投稿は今に始まったことではなく、一昔前には、有名ホテルのレストランや大手金融機関などでの顧客のプライバシー垂れ流し事件の他、飲食店での悪質な業務妨害行為の不適切投稿で閉店や廃業を余儀なくされた事件もあった。
 正社員よりも比較的簡単に、ある日ひょっこりと有名企業などの一員となりやすいアルバイトなどの非正規社員が、いきなり現場サイドの顧客と近い接点を持つだけに、違法・不適切な言動に及ぶリスクは高い。だが、非正規社員だからと言って法的や社会的に許されるものではない。
 悪ふざけの動画をSNSに不適切投稿した者に対する非難や、弁護士の法的観点からの記事など、多種多様な意見が見受けられるが、筆者は「内部統制」「リスク管理」「危機管理」の定石として、企業が当然取るべき不祥事対策と留意点をまとめておく。
 筆者なりの言い方だが、とかく難解にとらえられがちな内部統制は、「健全に儲け続けるための仕組み」である。そのキーワードは平仮名4文字を用いれば、「そもそも」であり、そもそも問題が起こりにくい仕組みづくりや職場づくりが重要だということである。
 もちろん、人間が仕事を行う以上、故意に悪行に及ぶ問題行為であれ、意図せず善意でうっかり問題視される事態に至るものであれ、企業経営を継続している以上は、どれだけ未然の防止策を講じても不祥事リスクはゼロにはならない。
 そこで、未然の対策と併せて講じる不祥事対策として、問題が起こった後に①ダメージの最小化②早期の回復(信頼・損失・売上など)③再発防止策、という災害時の事業継続計画(BCP)にも通じる、「事後の危機管理3原則」が重要となる。
 この度、某社の不適切投稿の問題で、抑止力としての刑事・民事の法的措置について、告訴や訴訟はやりすぎだという声も少なくない。だが、企業の危機管理3原則においては、③の再発防止策に位置づけられるものとして何ら不思議はない。
 筆者は多様な意見や個性を否定するわけではない。本稿は、事前と事後の不祥事対策の観点から、企業経営として法的・社会的に必要とされる重要な点を説明することが狙いだ。
まず、正社員ではない非正規社員(アルバイト・パートなど)の若者の「若気の至り」であるかのように扱われがちな不適切投稿は当然、司法判断に委ねられるべきものである。
 勤労学生控除の制度があてはまる学費を稼ぐ学生でも、また部活やサークルの合間に軽いノリで小遣い稼ぎをする学生などであっても、労働の対価を得る仕事は、正規であれ非正規であれ、企業の法に基づく経済活動だからだ。
 仮に若気の至りや「若者は間違いを犯しやすいもの」という議論があった場合、そこに年齢差別や多様性尊重の大前提であるコンプライアンス法令遵守+社会通念)の欠落がないか、「ダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(包摂)」の観点でも留意が必要である。
 また、若気の至りや学生の事情の勘案、情状酌量、違法性の有無を確定的に識別し断定できるのは、企業の法務部でもなければ市井の一弁護士による意見や評価でもなく、事実に基づく独立客観的な裁判官による司法判断以外にない。
 企業の実務面で見れば、信頼性低下リスクが現実化して生じた株価下落や売上減少などについて、株主など利害関係者への説明責任を果たし、損害保険の請求手続きなども確実に処理する上でも、不祥事対策には司法判断が欠かせない。
 学校教育における学生への指導的機能に着目し、学生など若者に対して起こす告訴や訴訟はいかがなものかという議論もあるが、その議論や意見などは多様性の観点から当然、さまざまな考えがあってよい。
 しかし、警察の協賛企業でもないのなら、会社は犯罪者更生施設でもなく、ましてや学校教育施設でもなく、純然たる経済活動の場である。あえて言えば、司法判断が常につきまとう社会教育の場にはなり得るとは言えよう。
 中には、いわゆる「日本的な家族経営」を美化した議論もあろうが、日本においても人員解雇によるリストラや経営陣による現場の軽視などから、既に少なからぬ企業現場の実態として、「日本的な家族経営」は崩壊しているように思われる。
 むしろ、「日本的な家族経営」という文言が悪用され、サービス残業という名の違法労働の横行を誘引している。また、不正発見時などに「家族」という名の会社、「親」である経営陣のため、異を唱えず違法状態を黙認させる危険な企業実態すら少なからず見受けられる。
 こうした中で、コンプライアンス研修は正規・非正規を問わず全役職員に提供されるべきであるが、これは学校教育としての研修ではない。経済活動で善悪の判断基準を備え、「そもそも」不正を起こしにくくする予防的な不祥事対策としての研修である。
 筆者が日本で初めて提唱し各社に指導を行ってきた「ソーシャルメディアコンプライアンス」では、まず未然に企業が不適切投稿で「そもそも」問題が起きにくいよう講じておくべき点は、主に以下の5つの点である。
 まず、一つ目はソーシャルメディアポリシーやガイドラインの策定と不正防止研修の実施だ。内部統制の日本版「COSO」(米国トレッドウェイ委員会組織委員会)モデルで言えば「統制環境」にあたるが、不正を許さぬ風土づくりとして、善悪の判断基準づくりと周知徹底が出発点だ。
 経営陣や上司が気まぐれで善悪の基準を変えて、非正規社員パワハラなどを行っていたなら、それ自体が企業の不祥事だが、お互いに判断基準や何をどうすれば良いかが明確な状態で、公平で安心な業務体制づくりが不祥事対策に必須である。
 二つ目は、採用・入社時の誓約書への署名と不適切投稿などによる損害賠償責任を正式書面で通知することだ。三つ目は、不適切投稿を行った者の末路や仲間以外のネットユーザによる個人情報の晒(さら)しなど、事例考察を交えた指導を実施することである。
 さらに、ある不適切投稿では「クビ」になること覚悟で意図的な問題行為があったようだが、四つ目として単に「クビ」かどうかではなく刑事事件・民事訴訟となり得ることを明確化しておくこと、五つ目は懲戒処分を隠して履歴書を提出すれば、経歴詐称であることを認識させておくことだ。
 一方で、ソーシャルメディアコンプライアンスにおける、不適切投稿が起こってしまった際の事後対応としては、主に以下の3つの点が重要となる。いずれも、防災対策などで普及が進んできたBCPに通じる点でもある。
 まず、不適切投稿を把握した段階で、①ダメージを最小限にするため、社内法務部門や広報部門、顧問弁護士と連携し、企業は加害者側として事実確認と危機管理広報での顧客・関係各位への謝罪、会社としての対応などを早期に発信する。
 ②(売上・信頼などの)ダメージの早期回復策として、器物損壊や衛生状態の悪化などに対し、どのような回復措置を講じるかといった初期の情報発信の他、継続的にイメージ回復の広報対応を行う。
 ③再発防止策として、どのような不適切行為をどう予防する対応を講じるかについての初期の情報発信とともに、「そもそも」問題が起きにくい措置を採用、入社時点から平素の運営・管理監督に至るまで、継続的に講じる。
 顧客や利害関係者などへの広報実務面としては、炎上状態の際は危機管理広報として早期是正の活動の周知に努めることが重要になる。また、炎上沈静化の後は、企業イメージ回復と向上のために、広告・宣伝・PR活動へと移行する組織的対応が必要となる。
 ただ、ソーシャルメディアコンプライアンスは、現場の正規・非正規の役職員を委縮させる目的で行うものではない。また、SNSなどにおける言論や表現の自由を損ねたり、逆にヘイトスピーチ的な問題を放置したりするものでもない。
 日本企業が設けるソーシャルメディアポリシーやガイドラインは、とかく禁止事項列挙型で現場を委縮させがちだが、SNSを用いるならどのようにしてお互いに楽しく幸せになる活用の仕方をするかという、導き型の指導が重要である。
 また、労働基準法などを無視して、安直に役職員に過剰な罰金を科すことなどは、不適切投稿による不祥事の抑止のつもりでも、その過剰な罰金を科すこと自体が、労働法上の違法行為となり不祥事そのものとなり得ることにも、気をつけなければならない。
 さらに、不祥事対策に司法判断が欠かせないが、裁判権の濫用(濫訴)による役職員の人権侵害や恫喝的な法的対応は、仮に不祥事を減らす効果があったとしても、違法性も社会通念上も問題がある不適切な対応となり得るため避けるべきである。
 会社側にも非正規社員側にも、相互に権利の濫用や不適切行為がない状態かどうか、また、入管法改正に伴う職場の多国籍化・多様化に備え、「ダイバーシティ&インクルージョン」による対応が十分浸透しているかといった点も、この機に検証すべきだろう。
 以上、筆者の日本企業各社への不祥事対策指導や、元国連の専門官としての経験をベースに不適切投稿についての私見をまとめてみた。
 本稿に対する異論反論は歓迎である。だが、事実と評価の混同による曲解コメントや誹謗中傷など違法性阻却事由を満たさない投稿などは、スラップ訴訟(批判的言論への威嚇目的訴訟)に直面した筆者としては、やむなく法的措置を講じざるを得ないこともあるので、ご留意いただきたい。」
   ・   ・   ・   
 個性がない日本人は、朱に染まりやすく、悪い仲間に加わり悪い事をして狂喜乱舞し、良い仲間を偽善的仲よしクラブと蔑視し、良い事はダサい事だとして軽蔑し妨害する。
 現代日本は、その方向へと向かっている。
   ・   ・   ・   
 外国人の方が日本人よりも幾分かはましである。
 道徳心のない不良日本人を追い出し、道徳心があり真面目な外国人を受け入れる事が、日本の為である。
 多民族多文化共生社会となれば、日本は日本人だけの日本ではなくなる。
   ・   ・   ・   
 日本人の、男性の精子劣化、女性の卵子老化、生殖機能の退化、繁殖能力の衰退。
 自然発生的な、少子高齢化による人口激減。
 その原因を、GHQの人口抑制政策に求める事ほど愚かな事はない。
 全ての原因は、日本人自身にある。
   ・   ・   ・   
 正しい事を行うのは勇気がいるし、正しい事を続ける事は大変で苦労が多い。
 悪い事をするのは楽しく、悪い事を続けるのは容易い事である。
 人は、正しい事をするより悪い事をする事に魅力を感じる。 
   ・   ・   ・   
 武士は、体面や名誉を守る為に切腹した。
 現代日本人には、武士道はない。
 武士とは、武器を取って敵と戦い、敵を一人でも多く斬り殺す専門職である。
 武士は現代日本人になれるが、現代日本人は武士にはなれない。
 同様の事は、昔の百姓や町人、商人や職人にも言える。
 現代の日本人は昔の日本人とは違い、昔の日本人は現代の日本人になれても、現代の日本人は昔の日本人にはなれない。
 現代の日本人が武士・サムライを気取るのは、猿回しの猿に似ているが、猿回しの猿にさえバカにされている。
   ・   ・   ・   
 戦前まで存在していた「誰も見ていなくてもお天道様は見ている」や「約束、信用・信頼は、金よりも命よりも大事」という日本人の信条は、現代日本では消え去っている。
 「人のふり見て我がふり直す」は、現代日本では死語になっている。
   ・   ・   ・   
 法律で禁止されていなければ何をしても構わない、という無地帯的風潮。
   ・   ・   ・   
 現代教育は、「命さえも金で買える」と教えている。
 その象徴が、第九条の日本国憲法である。
 日本国憲法では「日本の安全」は、アメリカ人青年の命を金で買い、アメリカ人青年を兵士として戦場に送り出すと、宣言している。
 つまり、日本国憲法反戦平和憲法ではなく人命無視の非人道憲法である。
 アメリカ人青年が幾千万戦場で死のうと、日本人は戦場に行ってはならない、一人でも戦死する事などあってはならない。
   ・   ・   ・   
 日本人のモラル崩壊は、飲食店でのアルバイトテロの外に成人式などでも見られ、親の子殺し、子の親殺し、切れる老人、いじめ殺人など各年齢層で社会全般に見られる末期的症状である。
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 日本人のモラル崩壊は日本民族日本人の消滅の兆し。
 日本人のモラル崩壊をもたらしたのは、家族否定・地域否定・民族否定の共産主義マルクス主義)による戦後教育である。
 何故なら、日本民族日本人の強みは家族の絆や地域のつながりにあったからである。
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 日本人のモラル崩壊は、増加する外国人移民(主に中国人移民)にも伝播する。
 外国人移民が増えれば、日本は確実に変貌していく。
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 日本の少子高齢化による人口激減。
 日本人、男性の精子劣化と女性の卵子老化、生殖機能の退化、繁殖能力の衰退。
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