🎴4〉─2─2040年。人口激減で定年退職がなくなり「遊んで暮らせる幸せな老後」が消え「死ぬまで働く」時代となる。~No.20No.21No.22 @ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 日本人に待っている未来とは、暗く茨の道である。
 それは、戦前・戦中の日本人ではなく、1980年代以降の日本人、特に2018年に60歳から80歳前半になっている日本人が原因である。
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 定年退職は、人口爆発期では有効だが、人口激減期では有害である。
 何故なら、老人が働かず税金で老後を生きよとするからである。
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 少子高齢化による人口激減時代は、死ぬまで、動けるうちは働かねばならない。
 日本人は、金を稼ぐ為に100歳まで働かねばならない。
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 人口激減と共に、遊んで暮らせる楽しい幸せな老後は消える。
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 2018年5月・6月号 SAPIO「世界に雄飛する『人間力』の時代 大前研一
 2040年にはAI(人工知能)が人間の脳を超え、我々の生活に計り知れない変化をもたらす『シンギュラリティ(技術的特異点)』が訪れると言われている。人間の仕事の大半がAIやロボットに置き換わられるその時代は、60代・70代のシニアこそが大活躍する、と大前氏は予測する。」
 シニアのための新稼ぐ力
 2040年には『老後』がなくなる
 今の40代・50代は、20年後に勝負の時が訪れる!
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 2040年とは、いったいどのような時代なのか?2017年版『高齢社会白書』によると、2040年の日本は総人口が1億1,092万人で、そのうち65歳以上の高齢者人口が35%の2,920万人を占めると推測されている。つまり、日本人の3人に1人が高齢者になるのだ。一方、15歳〜64歳の人口は5,978万人なので、高齢者1人を現役世代1.5人で支えねばならないことになる。
 2040年に現在50代の人は70代、40代の人は60代になっているわけだが、その時に働き盛りであるはずの40代・50代=いま20代・30代の『ミレニアム世代』(1980年代から2000年代初頭に生まれた世代)には国を支える力がないと思う。
 なぜなら、彼らはバブル崩壊後の『失われた20年』に育った低成長デフレ時代の申し子だからである。
 彼らの特徴は、物欲や出世欲があまりなく、内向き・下向きで出不精なことである。一例は、地元のショッピングモール1か所で日々の暮らしを完結させる『イオニスト』や『ららぽーたー』と呼ばれる若者たちだ。彼らは自宅の半径20
Km圏内だけで行動し、社会人になっても中学・高校時代の友人や仲間が交友関係の中心で、その人たちにしか関心がない。
 また、ジェイアール東日本企画の『Moye実態調査2017』によると、20代の一ヶ月あたりの移動回数は37.3回で70代の40.8回を下回り、20代〜70代の全年代中最低だった。20代は高齢世代よりも外出に消極的で、単純計算では1日あたり1.2回しか移動していないことになる。
 『家にいるのが好き』と回答しあ人の割合も20代が26.1%で最も高く、次の30代の25.1%だった。幼少期からインターネットと携帯端末があり、自宅で時間を過ごすことに慣れているからだと考えられるが、このように低欲望で内向き・下向きで出不精な価値観・ライフスタイルのミレニアム世代は、20年後の日本経済を駆動していくパワーが足りないと思うのだ。
 一方、現在の40代・50代はバブル景気を謳歌したり、その余韻に浸っていたりした世代である。すべてが右肩上がりで円高の恩恵もあり、海外旅行や高級ブランド品などを満喫しながら『それ行けどんどん』でやってきた人たちだ。20年後、60代・70代の彼らがやる気になれば、下の世代がアグレッシブではないだけに、相当活躍できるのではないかと思うのである。
 しかも、2040年に『シンギュラリティ』が訪れたら、いま20代〜50代がやっている仕事の大半はAIやロボットに置き換えられてしまい、人間でなければできない仕事はクリエイティブな分野や労働集約型の作業など非常に限られてくるだろう。
 そこでシニアの出番である。60代・70代の人たちには若い人たちにはないビジネスの経験と人的ネットワーク、若干の資金がある。それを活用することで、若い人たちよりも向いている仕事、能力を発揮できる分野が少なくないのだ。
 ……
 日本人は年齢についてメンタルブロックがあり、中高年になると新しい仕事にチャレンジしない傾向が極めて強い。
 しかし、『もう○歳だから』は禁句である。
 いま40代・50代の人たちは、2040年に老後があると思っていけない。起業家になって60代・70代で新しい事業を次から次にやりまくっている自分をイメージし、そういう方向にマインドセットしていくべくなのだ。
 『答え』を見つける3つの力
 21世紀は『答えがない時代』である。すでにわかっている答えは、パソコンやスマートフォンで検索すれば、すぐに知ることができる。シンギュラリティが訪れる2040年は、その領域が飛躍的に拡大しているだろう。
 予め決まった答えがない問題に対しては、答えをみんなで見つけていかねばならないが、その時に必要な能力は3つある。
 1つは、答えの可能性をいくつか論理的にスッと抽出できる能力だ。同じようなことを言い換えるのではなく、全くコンセプトが異なる2つか3つの仮説を答えとして導き出さなければならない。これはIQ(知能指数)の世界である。
 もう1つは、正しい答えにたどり着くために、みんなをその気にさせて論議を引っ張っていくリーダーシップだ。こちらはEQ(心の知能指数)の世界である。ここで大事なことは、議論のプロセスの中で、地位や肩書に関係なくリーダーシップを振るえるかどうか、である。『なるほど彼の言うことには一理あるな』と思ったら合意できるような寛容性をメンバーから引き出す能力──それが真のリーダーシップだ。
 最後は、構想力だ。問題の全体像をパッとつかみ、見えていないものでも見えるようにする能力である。これはIQの上位概念となる。IQは主に左脳を使うが、構想力は右脳を使うからだ。たとえば、築地市場の跡地利用問題について正しい答えを出すためには、この力が不可欠である。
 以上3つの能力を磨く訓練は、60代・70代での起業を目指す上で欠かすことができないものだ。
 去年の3割『サボる』
 いま40代・50代の人たちは、死ぬ瞬間に『楽しくて充実した人生だった』と言えることを目標に、そこから逆算して残りのサラリーマン人生と定年退職後の人生を設計すべきだと思う。
 定年退職するのが60歳〜65歳、死ぬのが80歳〜85歳とすれば、定年退職後の人生は20年もある。しかし、これから年金がどんどん削られていくことは確実なので、多少の蓄えがあっても20年はもたないだろう。もし平穏無事な引退生活を送ることができたとしても、日がな1日ゴロ寝をしながらテレビを見ていたり、たまに旅行やゴルフに出かけたりする程度だったら、死ぬ瞬間に前延のような言葉は吐けないと思う。したがって、定年退職後も『引退モード』に入るのではなく、現役時代より加速するメンタリティを持ち、キャッシュを稼ぎながらやりたいことをやって人生を能動的に楽しまなければならない。
 そのためには、会社に勤めている間に起業の『予行演習』をしておく必要がある。それを40歳で始めれば、3〜4年かかる仕事に60歳までの20年間で5〜6回チャレンジできる。50歳で始めたとしても、2〜3回は可能である。
 具体的な方法としては、去年のスケジュール帳を見て3割サボることを考え、その時間を予行演習に使う。普通の日本企業の場合、3割くらいサボってもクビにはならないから、その恩恵を充分に享受すればよいのである。もし、そのチャレンジに全部失敗したら、起業は諦めておとなしく引退し、隠居したほうが賢明だろう。
 サラリーマンは40歳までに出世していなかったら、もう出世する見込みはほとんどない。出世していたとしても、それはたまたま運が良い部門の仕事を担当したり、上司に目をかけられたりしたことによる〝他人任せ〟の人生だ。
 しかし、自分の人生は自分で操縦桿を握ってコントロールすべきであり、そのためには40代・50代で起業の予行演習を重ねておかなければならない。その結果、60代・70代で起業家になって成功すれば、会社の出世競争で負けたとしても、人生の競争では勝っている」
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 少子高齢化による人口激減時代や、シンギュラリティによるAIとロボットの時代は、否応もなく、確実に訪れる。
 リベラルや革新派が如何に人を守れと主張し、抗議の為のデモ行進をしたところで無駄であり、馬鹿馬鹿しい事である。
 人間に不利益になる、有害であると言ったところで、時代の歯車は止まる事はない。
 なるだけ不利益を避け、有害を弱め、できる限りの軌道修正をして前に進むしかない。
 時代の流れを遮断したり、破壊したりする行為は自殺行為である。
 進歩・進化・発展を否定する退廃主義者の吹く笛の甘美な音色に、思考停止となり、分別を忘れ、白痴となって乱舞すると滅びるしかない。
 国や他人を当てに為ず自ら考え行動して確実に訪れる大惨事に備えない日本人は、世にも恐ろしい悲惨の中で死ぬまで生き続けなければならない。
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 今までの日本の歴史は人口爆発の時代であったが、これからの日本は人口激減の時代である。
 人口が減る事はあっても増える事はもうない。
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 少子高齢化による人口激減時代で、日本が現代のような経済力を維持できなければ、納税する若者が少ないだけに高齢者や病人などの弱者は社会の隅に追いやられるか、若者の貧困が更に悪化すれば高齢者や病人などの弱者は切り捨てられる。
 その時、政府も国も当てにはできない。
 何故なら、唯でさえ少ない若者が老人に以上に貧困化して生活苦に陥っているからである。
 70歳だろうが80歳だろうが動けるうちは働く。
 「生涯現役」は綺麗事の掛け声ではなく、現実の話である。
 ゆえに、 生涯現役として死ぬまで働かねばならない。
 人口激減する日本では、悠々自適の安楽な老後は消滅する。
 激増する老人を、税金を払って面倒を見る日本人の若者が激減するからである。
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 現代の老人(60年代安保世代・70年代安保世代)が訳知り的に蘊蓄(うんちく)を述べるご尤もな正論は、貧困化する若者を滅ぼそうとする呪いの言葉である。
 「今の若者には、ハングリー精神がない」は、その代表的呪いの言葉である。
 「政府・国から必要以上の生活費を引き出し至れり尽くせりの面倒を見てもらうのは国民の権利である」とする老人は、貧困化する若者の生き血を吸う寄生虫である。
 60年安保世代・70年安保世代とは、人口爆発時代の申し子であり、戦前・戦中の先人が生きるか死ぬかの極限状態で創り上げた軍事技術を食い潰した甘ちゃん世代である。
 事実、60年安保世代・70年安保世代が政治家・官僚・企業家・経営者となって日本経済を潰した。
 それが、バブル崩壊である。
 60年安保世代・70年安保世代の薫陶を受けたリベラル派や革新派は、人権や国民の権利を振り回して日本を衰退・崩壊へと追いやろうとしている。
 自分は「保守」だと得意顔で発言するエセ保守派も同類である。
 滅びの笛を吹くのは、一人でも多くの地獄行きの道連れを作ろうとしている60年安保世代・70年安保世代である。
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 60代安保や70代安保に敗北した高学歴出身知的エリートは、自律した日本民族日本人を子どもの段階で自主性を奪い思考力停止のダメ人間に洗脳すべく政治家、官僚、教師、学者、専門家、メディア関係者になった。
 自意識を持たず反抗も抵抗もしない機械的な「指示待ち人間」の量産によって、権威主義、事なかれ主義、横並び志向、問題先送り傾向が蔓延した。
 特に、メディアの1980年代以降に果たした役割は大きかった。
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 子ども・若者の無能無力洗脳教育の成果が、学校や会社に蔓延しているイジメとイジメ自殺を食い止められない人格があるとされた大人達の惨めさである。
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 甚大な自然災害が多発する日本列島で生きる上で、時間を無駄に浪費する権威主義、事なかれ主義、横並び志向、問題先送り傾向はなかった。
 一人のカリスマ的リーダーが振るう権力に盲従する事はありえなかった。
 つまり、日本では独裁者的な強力なリーダーシップは生まれなかった。
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 江戸時代。庶民(百姓・町人)が武士となり町奉行勘定奉行遠国奉行に出世し功績を残していた。
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 現代日本人は自分では何もできない為に、ひたすら天才的経営者が現れる事を願っている。
 中国企業や韓国企業との競争に負けて経営を悪化させ、自力で再建できない哀れな日本企業の無能のような重役・幹部の姿である。
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 衰退する現代日本を作ったのは、マルクス主義共産主義)を信奉する60代安保世代・70代安保世代である。
 日本には、中核派革マル派など過激なマルクス主義者が暗躍している。
 政治家の中には、日本を破壊しようとしている過激派マルクス主義者と関係を持ち資金を得ている者がいる。
 過激派マルクス主義者の後ろにいるのが、反日派敵日派の中国共産党・中国軍、北朝鮮である。
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 リベラル派・革新派・エセ保守派などには、少子高齢化による人口激減に対する対策はない。
 マルクス主義特に共産主義は無力以上に有害である。
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 今や日本は、動けるがん患者などの病人で働く意欲のある者を働かせる時代に突入している。
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 少子高齢化した日本で、資産を持った高齢者が死亡した後に残るのは、貧困化して結婚できない若者と家族なしの孤独老人・独居老人・孤立老人だけである。
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 日本経済は、全ての分野で中国経済に負け、分野によっては韓国経済にさえ負けている。
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 残された唯一の選択肢は、に外国人移民1,000万人以上(大半が若い中国人であるが)を無条件の受け入れるかどうかである。
 あくせくして進化・進歩・発展を続ける事が嫌な自己努力・自力救済否定論者は、手っ取り早い外国人移民の受け入れに賛成し、日本を外国人移民に委ねようと主張ている。


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