🥓20〉─1─見捨てられる下流化した最貧困女子。~No.87 @ 

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 中年女子は転職やリストラなどで非正規雇用に転落して下流化する。
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 2017年9月9日 msnニュース「SPA!! 日刊SPA!
 離婚を2度した“下流中年”の悲惨な日々…住宅ローン、養育費、借金返済で月額20万円超の出費
中年の貧困化が止まらない。インフレなどで相対的な給与は減り続け、転職やリストラなどで非正規雇用への転落リスクも高まる40代。その先に待っているのは、社会的孤立という名の危機的状況だ。さまざまな要因で漂流する下流中年のリアルを追った!
 ◆毎月の支払いは20万円超。3LDKの持ち家に1人で住むバツ2中年
――谷川修二さん(仮名・41歳)/音楽プロダクション/年収390万円
 音楽業界で働く谷川修二さんは、2度の離婚によって下流中年化してしまった一人だ。9年前に最初の妻との間に第1子を授かり、東京郊外に3LDKのマンションを購入。手がけるバンドもメジャー進出し順風満帆に見えたが、平穏な生活はそう長くは続かなかった。
 「業績も伸ばしスタッフも増えたのですが、バンドが事務所を独立。そのバンドで成り立っていた会社ですから当然減給。次のブレイクアーティストを発掘しなければという重圧と、仕事で家に帰れない生活が続き、家庭は崩壊しました」
 離婚後、週の半分も帰らないマンションの住宅ローン9万円と養育費3万円を払い続ける生活。さらに、頻繁にある仕事関係の飲み会は、会社が傾いたことで全て自腹に。消費者金融からの借金は60万円を超えた。心機一転、6年前に中堅音楽プロダクションに転職し、2年前に再婚。再起を確信したが、不幸のセカンドインパクトが容赦なく彼を襲った。
 「お互いバツイチだったので、再婚する際に“もし好きな人ができたら言おうね”なんて話してたんです。再婚からわずか8か月後、彼女から好きな人ができたと告白されました」
 そして離婚届と一緒に差し出されたのは、一枚の念書だった。
「これまで妻に買ってもらった衣服などの品目と金額がこと細かく記されていて、計150万円を支払う念書にサインしろと。別に自分からせがんで買ってもらったわけではないのですが……」
 結局、毎月4万円ずつ分割で支払うことになった谷川さん。住宅ローン、養育費、消費者金融への返済なども合わせると月額20万円超の出費が重くのしかかる。
「趣味で収集していたレコード1,000枚も売りました。ごく稀にある休日をマンションで一人缶ビールを飲みながら過ごしていると、涙が出そうになりますね」
 不運な離婚は、確実に下流中年を増殖させるのだ。
※写真はイメージです
下流中年の危機 ―
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 9月10日 msnニュース「SPA! 日刊SPA!1
 【下流中年女子になる人の共通点】長年付き合った彼との破局が引き金に…
」中年の貧困化が止まらない。インフレなどで相対的な給与は減り続け、転職やリストラなどで非正規雇用への転落リスクも高まる40代。その先に待っているのは、社会的孤立という名の危機的状況だ。さまざまな要因で漂流する下流中年のリアルを追った!
 ◆40歳をすぎた単身女性が一人で生きていくのは困難
 男性の貧困は度々話題になるが、下流化が深刻なのは女性も同じだ。「よほどの有資格者でもない限り、単身女性が一人で生きていける世の中ではない」と話すのは『最貧困女子』の著者であるルポライター鈴木大介氏だ。
 「女性の所得は40代以降下がっていくという統計がありますが、特筆すべきは、要因に結婚を考えていた相手との失恋、長く付き合ってきた相手との破局が多いことです。この孤立化の流れの中でメンタルを病んでしまい、帰れる実家や支援できる血縁がないと貧困にシフトしてしまうのがパターン化しています」
 友達や仕事仲間、さらには家族といったコミュニティが崩壊した下流中年女子には、ある共通点があるという。
 「批判を恐れずに言えば、“毒親の子はコミュ障”です。子供時代からの発達の過程で極度に支配的だったり暴力的だったりする大人の下で育つと、感情を抑制しすぎたり逆に衝動的になったり、対人コミュニケーションの部分で正常に発達できていないことが多い。こうした女性は、女子集団の中では空気が読めない人として阻害されがち。しかも、そんな親には“頼りたくない”という関係性になってしまっているのです」
 独身で就活中の羽賀なぎささん(仮名・39歳)もその一人だ。
 「高校1年のときに両親が離婚し、軟禁状態に近い受験教育を受けました。一流大学へ進学しましたが、卒業後、25歳のときに同人誌サークルで知り合った3つ年下の男性と同棲スタート。でも、度重なる浮気が原因で13年間に及ぶ同棲生活に終止符を打ちました」
 親とは決定的に関係性が決裂しており、友人は同人仲間がフェイスブックで数人繋がっている程度。プライドが邪魔をして誰にも相談できないという。こうした中年女性が孤立して下流化しないための対策はないのだろうか。
 「ローンはしない、そして一生を共にできない男との恋愛に貴重な30代を浪費しない。実践論的には、男性比率が圧倒的に高い趣味コミュニティに属することです。オフ会の姫になって、さっさと相手を探して結婚してしまうのが安全策だと思います」
 男性以上に下流中年女子のほうが生きづらい現代社会。だが、それを非難して孤立化を深める前に、内面を磨くことが一番の解決策のようだ。
 【鈴木大介氏】
 ルポライター。裏社会、触法少年少女らの生きる現場を中心に取材・執筆活動を続ける。『最貧困女子』のほか『家のない少女たち』、『振り込め犯罪結社』など著書多数」


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