🥓38〉─2─「じゃまオジ」や「老害」が子供や若者の希望を踏みにじり巨額の負の遺産を残している。~No.175No.176No.177 @ ㉜ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 現代日本人にとって、「米百俵」の話は猫に小判にすぎず、しょせん馬耳東風として無意味であった。
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 現代日本人と昔の日本人とは、別人に近いほどに違う日本人である。
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 2018年1月号 Voice「大学に10兆円の基金
 日本企業は大敗中、人の出入りがなければ最悪な結末に
 安宅和人。新時代ビジョン研究会、小黒一正、金子将史、亀井善太郎、末松弥奈子、永久寿夫、平泉信之、松本道雄、御立尚資
 データの量と人材が少なすぎる
 安宅 ちょうど私はここ1、2年『シン・ニホン』というテーマで日本の未来に関する講演を続けてきました。私はもともと脳神経科学者で、東京大学院の修士課程修了後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入りました。4年半勤務したのちイェール大学で脳神経科学を学び、博士号を取ってからマッキンゼーに戻って2008年にヤフーに入り、現在に至ります。
 私は、5年ほど前から『日本はデータの量と人材が少なすぎる』と申し上げてみました。近年、ますますそのことを痛感しました。現在のITやロボティクスは大量のデータを基にしたパワープレイの戦いであり、ITの世界で物をいうのはデータ量です。Yahoo!JAPANが扱うデータ量は日本国内では多いほうですが、グーグルと比較すれば数十倍の開きがある。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を見ても彼我(ひが)の差は歴然としており、ミクシィフェイスブックを比較すること自体にもはや意味がありません。また集めたデータを使うにも、日本では電気代などの処理コストがきわめて高く、規制だらけなのでデータが全然、活用できない。
 データ量の問題は、IT業界だけの話ではありません。今後、私たちの労働や生活に占めるかなりの部分がデータ量を基礎としたコンピューティング・パワー・アルゴリズムにより自動化されることは確実だからです。
 自動化に関してとくに歴史的だと感じるのは2016年、人工知能プログラムの囲碁AI(A1phaGo)が李世?(イセドル)棋士を破った瞬間です。李世?や柯潔(かけつ)のような当代最高の棋士が知力のすべてを尽くしてもAIに勝てなくなった、という意味で『人類の敗北』を悟った出来事です。
 あらゆる産業分野のデジタル化も進んでおり、たとえば長年、ジーンズ製造してきたリーバイズがグーグルと組み、感圧繊維を織り込んだ袖を触ってスマホを操作できる『スマートジャケット』を開発しました。農業も、室内でのデジタル照明による生産の最適化、無農薬化が実現可能になっています。
 さらに従来の概念を超えた動きとして、化学反応で駆動する分子レベルの機械の開発が進んでいます。また、ついに人間の胚(はい)における遺伝子改変に成功したという報告が出てきました。これはデータサイエンスとライフサイエンスが融合しつつあるということであり、人類にとってまさに歴史的な瞬間が訪れているといえます。
 いまから118年前、20世紀に入る直前のニューヨークの街中には馬車が行き交っていました。しかし1908年にT型フォードが発表されると、たった5年のあいだに自動車が席巻して街の光景が一変しました。
 同様に2017年4月、電気自動車メーカーのテスラが世界最大級のGMを株式時価総額で追い抜いたことは、普通のニュースとは違うレベルの文明的な出来事といえるでしょう。その後、電池供給問題、イーロン・マスク氏(共同創業者・前会長)の暴言もあってテスラの時価総額は再び下落しましたが、テスラが示したトレンド自体は歴史的に見て、何らかのメッセージを発している。イーロン・マスク氏の正しさというのは、社会の課題や夢を技術で解いてみせ、デザインにパッケージングしたことでしょう。これが『未来の方程式』だと思う。
 既存の企業関係を壊す『本物の下克上』
 安宅 さらにいま明らかになっているのは、ここ15年ほどの世界的な爆発的生産性の成長期において、主要国中、日本だけが後れを取っている事実です。バブル期の日本の生産性は世界に負けておらず、問題はそのあと。1990年代以降の産業別生産性を見ると、じつは基幹産業であるはずの自動車や電機の分野でも、日本はG7(先進7ヵ国)のトップではない。
 小売や情報通信の分野も生産性の伸びしろが大きく、農林水産の分野に至ってはアメリカの40分の1という巨大なギャップがあります。有事で食糧不足が生じたら、大変なことになります。
 よくICT(情報通信技術)分野の遅れが指摘されますが、私たちが精査するかぎり、日米のICTセクターびGDPに占める割合はじつは大差ない。むしろ過去20年の日本でICTがなければGDPはほぼ無成長であった、というのが事実です。
 他方で、アメリカはたしかにICTの分野も伸びていますが、ほかのセクターも技術革新を背景にきちんと成長している。世界の企業時価総額ランキングの推移を見ると、10年前は石油や自動車メーカー、銀行がトップ10に入っていたのが、現在はデータやAIを使い倒している企業がほとんどです。国ごとに見てみれば中国、韓国の企業がランキング上位に軒を連ねている一方、日本はトップのトヨタが30位に入るかどうかという状況です。
 この『日本は大敗している』という認識が、世間にまったくないのが恐ろしいところです。しかし実態として、日本企業のレベルは低い。
 私が教える慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)のなかで一番イケてる学生は、当然のようにスタートアップ(新しいビジネスの起業)の設立を目指します。二番目はグーグル、フェイスブックのような外資系IT企業への就職、三番目は外資コンサルティング投資銀行などで、四番目にようやく経団連加盟の企業が入る。なかには日本の大企業を志願する学生がついに1人もいなくなった、という有名ゼミもありかす。
 大学の現状を見れば、いま現実に世の中を変えているコンピュータ・サイエンスの分野で世界大学ランキングの1位は中国・精華大学です。中国から3校、シンガポールから2校がトップ10に入っていますが、日本の大学はゼロ。東大ははるか下、91位です。分野を超え、大学全体として見ても100位台に落ちるまであと10年ほど、という下降トレンドが見えている。
 近年、機械学習内の一大分野になった深層学習(ディープ・ラーニング)も、世界の研究の中心は北米と英国にほぼ収斂(しゅうれん)されており、トップ30の研究者に名を連ねる日本人はついこのあいだまでゼロ。最近ようやく1人、入ったという状況です。
 科学技術全般の学術論文数は中国が世界トップで、日本はインドにも負けている。十数年前まで日本は世界で2位でしたので、ありえない凋落(ちょうらく)ぶりです。
 根本的な問題として、日本は理工系の学生数が他の主要国に比べてあまりにも少ない。年ごとの理工系の大学卒業者数を比較すると、日本より韓国のほうが約10万人も多い。日本の2.5分の1(約5,000万人)しか人のいない韓国に学生数で負けているということ自体、信じ難い話です。韓国やドイツでは学生の約3分2が理工系で、これが技術立国の正常な姿でしょう。
 私は10年まで、マッキンゼーで新卒とMBAなど中途入社の社員への問題解決や分析のトレーニングを担当しました。理系の院卒でもないかぎり、厳選して選ばれたはずの彼らでも、基本的に入社段階では、問題解決能力や数学のハンドリングの基本が欠落しており、分析の基本ができておらず、基礎的な統計的素養がない。情報処理、プログラミングについての基本的理解もない、まさに『ないない尽くし』で、高等教育を受けたはずの学生がビジネスの世界で生き残るスキルももたないまま社会に出てしまっています。マシンガンを持つ敵が待ち構える戦場に、空手だけ教わった若者が突っ込むようなものです。データも人も技術もない国では、世界との勝負になりません。
 いま世界中で起きている現象は、テスラの例からもわかるとおり、既存の企業関係を打ち壊す『本物の下剋上』です。リスクがあると同時に一攫千金のチャンスであり、データを扱える人間がどれだけいるかが企業と国の未来を決めるようになる。
 ところが、そのことをまったく知らずに『データや設備投資にカネが掛かる』『既存の業態に影響があることは認められない』などといって妨害するミドル層、マネジメント層のおじさんが推定800万から1,000万人はいる。この『じゃまオジ』問題をいかにして解決するか。
 大学のレベルの問題に関しては、一過性で一兆円を投入して理工系の学生を育成する、という程度の対策ではとういて解決しない。10年、20年、30年とカネを張り続けることでしか未来が生まれないのは明らかです。したがって『ある程度まとまった基金をつくるしかない』というのが私の見解です。とりあえず10兆円程度あれば、なんとかトップレベルの人材、大学は救えます。以前、帝国大学について調べていたら、じつは戦前も何度も同じ議論がなされていました。国が上り調子のうちに併せて予算も上げていく時代は終わっている。だからこそ基金をつくり、長期スパンであらゆる分野でデータ×AI的な素養をもつ人材を増やすべきです。
 モノとデータを組み合わせる
 安宅 暗い話が続きましたが、日本に望みはまったくないのかといえば、そんなことはありません。まず、あらゆる産業をフルセットで備えている国は日米独三国ぐらいのものです。本当のことをいえば、ドイツですら弱い分野がある。大国にしかない特徴を生かしうる道はあるわけです。
 経営資源には、『モノ・カネ系の経営資源』と、『データ・キカイ(AI/IoTなど)系の経営資源』の2つがあります。前者をメインとしてもつのが家電や重電、半導体、土木、化学などの産業で、後者をメインでもつのがデジタルコンテンツやeコマース、広告、検索などの産業です。現在のAI開発をめぐる話はもっぱら音声や画像処理などの情報の『入り口』系の話が多く、実用途である『出口』の話が見逃されがちです。しかし、モノ・カネの経営資源が豊富にあることこそ、日本にとっての大きなチャンスです。私たちの強みである『モノ・カネ』を『データ・キカイ』と組み合わせることで、産業の9割を占める『出口』的な領域でバーティカル(垂直的)に貫くIAやロボティクスの活用が可能になるのです。
 現代最高峰の宮大工・小川三夫棟梁(とうりょう)がおっしゃるには、不揃いな木を組み合わせて強い建物をつくるのが日本人の技である、と。また『奇跡のエンジン』CVCCを発明し、達成不可能といわれた排気ガスのマスキー法規制をクリアし、F1レースでホンダを世界一に導いた入交(いりまじり)昭一郎氏(元本田技術研究所社長)にお話を伺った際、私に『敗戦当時の日本はアメリカとのあいだに15年から20年、ものづくりの技術力の開きがあった』と語ってくださいました。当時の日本は技術大国でも何でもなく、ものづくりでアメリカに完敗していたわけです。ゼロから出発して新技術を次々と取り込み、そして革新することでゲームのルールを変え、日本を押し上げたのです。
 冒頭の『シン・ニホン』に因(ちな)んで申し上げれば、2016年公開の映画『シン・ゴジラ』で赤坂内閣総理大臣補佐官が『スクラップ&ビルドでこの国はのし上がってきた。今度も立ち直れる』というしびれるセリフを語ります。
 これは正しい見解で、日本は明治維新期、黒船来航からわずか3、40年で150年分の対欧米格差に追い付きました。敗戦後の焼け跡からの異常なスピードでの復興も、日本の特殊技能としか言い様がない。私たちにはすべてをご破算にして明るくやり直す、という美しい文化がある。弘法大師空海)や湯川秀樹先生のような超・天才がいきなり登場することもあるわけですから。
 妄想力を呼び覚ませ
 亀井 敗戦の焼け跡やご破算からの再生といってしまうと暗い話になりますが、安宅さんが別にご指摘もされているように、日本には『式年遷宮』という穏やかなかたちでの世代交代や物事の規範、基盤を徐々に移し替えることができる伝統がありますよね。
 御立 外部の力ではなく、自ら意思をもってご破算にする。そのほうが明るいですよね。
 安宅 さらに『技術力の強さ』という紋切り型の話から抜け落ちてしまうのが、日本人最大の武器は『妄想力』だという点です。
 いま世界中で焦点になっているのが、『目に見えない価値をいかに生み出すか』です。『いまここにないもの』を考えるのがクリエーションやイノベーションの出発点であり、まさに妄想力が求められる。日本人は3歳児のころからアニメや漫画にどっぷり漬かっており、妄想を育む特殊特訓を世界のどの国よりも受けていることは間違いありません。
 日本文化はもともと『見えない価値』を大切にしてきました。茶道に使う茶杓(ちゃしゃく)が1,000万円もするなど一見、よくわからない『妄想力の産物』が、世界に通じる価値に繋がる可能性があります。1泊300万円のホテル、3億円の自動車をつくるこtpも可能だし、つくるべきです。日本人はかつての妄想力を呼び覚ますことが重要ではないでしょうか。
 ……
 平泉 東京大学がコンピュータ・サイエンス分野で91位に転落したのは、まさに大学の裁量に任せた結果でしょう。法学や工学のように歴史のある『一文字』学部・学科に研究費が優先的に与えられ、歴史の浅い学部は後回しになってしまう現実があります。
 金子 結果として、研究者の世代交代も起こらない。
 小黒 いま私は文系の学者ですが、もともと理系です。なのでよくわかるのですが、理工系の学問(とくに数学・物理学)は弱肉強食というか、大きな発見をすれば若くても力や予算を得られる領域にも思います。
 御立 そこがピュアサイエンスの面白いところですね。ところがその半面、日本の学会では『湯川秀樹は貧乏で実験器具が買えなかったから、理論物理を究めることができた』などという話がまことしやかにされるわけです。
 末松 悪しき『清貧の思想』ですね。心掛けは大切でも、良質な研究を妨げるという意味では、何一つ学問に貢献しない考え方でしょう。
 夢×技術×アート
 御立 先ほど敗戦後のお話がありましたが、私がつくづく思うのは、『焼け野原にならないと本当に日本は変わらないのか』という点です。現在、想定しうるかぎり最悪のディザスター(大惨事)シナリオは、財政破綻で日本国債が暴落する、中国が台湾に侵攻して日本が戦争に巻き込まれる、あるいは東南海大地震が発生するなどです。
 ……
 御立 もう一つ興味深かったのは、宮大工の小川棟梁の話です。不揃いのもの、すなわち異なる領域の才能を組み合わせることで強靱なものが生まれる。
 安宅さんのおっしゃるように、イノベーションは、『夢』『技術』『アート』の三要素を掛け合わせたものです。
 ……
 亀井 そのとおりで、地域再生に当たっては自治体のプランニングより、お雇い外国人を許容し、『あとは若い連中で好きにやってくれ』と『投げてくれる』人が必要なのです。
 永久 私たちは『じゃまオジ』にならないように気を付けないといけない。越後妻有や直馬のようにミクロな地域再生はいま全国各地で進んでいて、確実に日本を変えていると思います。ただその一方で、国全体をマクロで見た際、変革のダイナミズムがなかなか生まれてこないのはなぜでしょうか。
 御立 変革にはおそらく二つの流れが必要で、中央の政策レベルでメカニズムを変える流れと、それに伴って変化を起こす人や地域が得をするインセンティブが同時に求められるわけではないでしょうか。
 ……
 安宅 先ほど御立さんがおっしゃった『技術×アートやデザイン』ができる人の育成が突破口になる、という点は同感です。それを実行するには『人事破壊』が必要で、学部・学科別の教授や学生を採る仕組みを壊すのが最も手っ取り早い。
 ……
 松本 『人材』という飛び抜けた才能をイメージしますが、もう少し広く見て、御立さんのおっしゃる『かけ算』のマッチングができる中間層の人間を多く育てておくことも、多様な才能が輩出する可能性を担保しておくうえで重要ではないか、と思います。 
 安宅 たしかに異業種のマッチングや茶杓の値段を付けられるような目利きは必要です。ただし科学技術でいえば、ピラミッドの頂点が高くないと、ベースの土台も、中間のマス層も広がらないので成り立ちません。
 ……」
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 日本は、食糧・物資・エネルギーをアメリカの支配・影響下の地域から購入し、通信・情報・金融・サービスをアメリカに頼り、交通・運輸・輸送をアメリカ軍が安全を保障する海上・空路を利用している。
 そして、輸出産業で稼いだ米国ドルでそれらを賄っている。
 日本円は、米国ドルとリンクする事で世界市場で通用する。
 日本の世界第三位の経済大国とは、砂上の楼閣、幻影でしかない。
 その現実を忘れたのが、バブル経済である。
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 日本は技術大国なっても、アメリアのような経済・金融大国にはなれない。
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 日本の成功は、現在の技術革新能力であった。
 日本の失敗は、将来の経営革新能力の欠如であった。
 バブル崩壊後の長期低迷、日本の衰退は当然の結果で、その原因は日本人のイノベーション能力の限界であった。
 日本の失敗は、語学力のなさでもなければ、終身雇用・年功序列・一括採用・年一度平等的昇給という日本型モデルでもなく、日本人の能力の限界である。
 日本人の能力を高めるには、日本人よりも才能のある外国人を移民として受け入れて、日本の経済・社会を全面委託して改変するしかない。
 つまり、能力の限界という硬直した天井を外国人の力・才能で破壊しない限り日本の再生はあり得ない。
 日本人には自力で、能力の限界という天井を打ち破る力・才能がない。
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 目覚めず変わらず衰退を喜々として受け入れる無能な日本人を入れ替えない限り、日本の再生はありえない。
 つまり、旨い果実を実らせない木は切り倒して焼き払い、優れた木を植える事である。
 汚染された土は捨て、清潔な土を入れる事である。
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 明日・未来・将来は子供や若者のモノであり、今日・現在・現代は大人のモノであり、昨日・過去は老人の思い出である。
 子供・若者は、過去の破壊者であり、現代を乗り越える挑戦者である。
 ノーベル賞を受賞するのは、破壊者・挑戦者の子供・若者で、現状維持の大人・老人ではない。
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 日本衰退の原因は、「じゃまオジ」である大人・老人が社会を支配し、想像・空想・妄想・幻想を膨らます無邪気な子供の夢を潰し、無限大に伸びようとする意欲ある若者の芽を潰している事である。
 つまり、大人・老人の硬直した常識・形骸化した良識による醜悪な理屈である。
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 日本の歴史において、外敵の侵略から命を捨てて日本を守ったのは10代後半から30代までの若者であって、40代以上の大人・老人ではなかった。
 その象徴が靖国神社である。
 靖国神社に祀られている祭神は、大人・老人ではなく若者・子供である。
 それ故に、大人・老人は若者・子供達の靖国神社を否定し潰そうとする。
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 明治維新から高度経済成長まで、日本は人口爆発で人口が急増し、若者が多く大人・老人が少ない、無制限に近い欲望で暴走する活気のある社会であった。
 バブル経済頃に人口爆発は終了し、緩やかに人口減少に転じた。
 少子高齢化による人口激減社会とは、老人が多く若者が少ない、生きる気力も張り合いも消えた活気のない冷めた社会である。
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 老人化して行く無能無策の「じゃまオジ」は、過去の栄光・輝かしい実績を守る為に、下克上を起こそうとする才能豊かな若者の前に立ちはだかり、「経済成長は不要」の標語で若者を潰し貧困へと蹴落とし、せせら笑いながら「今の若い者は役に立たない」と貶している。
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 将来を切り開く若者の強みは、アニメやマンガなどのサブカルチャーにある。
 子供の純真な心に、尽きない好奇心と極める探究心、失敗しながら、無駄をしながら、浪費しても自分で完成・実現させたいという我欲。
 大人は、若者の現実離れした発想を「子供染みている」としてバカにして潰している。

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