⛲170}─1─偽装大国化する日本で製造されるメイド・イン・ジャパン。日本企業の凋落と日本経済の衰退。〜No.456 *   


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 2017年11月2日号 週刊文春「それでも社長になりたいあなたへ 宋文洲
 『メイド・イン・ジャパン』失墜その温床は『終身雇用』だ
 今年9月の中国市場におけるタカタ製のエアバッグに起因するリコール対象車は、なんと765万台に上りました。これは通算ではありません。1ヵ月間での数字です。
 タカタ製エアバッグを搭載したリコール車は全世界で合計1.2億台に達しています。日本では大したニュースになっていませんが、1.2億台の車体を並べれば54万キロになり、地球と月との距離の1.4倍にもなるのです。
 2009年、アメリカで、タカタのエアバッグから飛び散った金属片で首の動脈を切り少女が亡くなるという事件がありました。実は、その前年から小規模のリコールは断続的に行われていた。しかし経営陣は何年もデータを隠し続け、世界に100件以上の死傷事故と天文学的な台数のリコールをもたらしたのです。
 今年6月末にタカタは経営破綻に追い込まれますが、その衝撃が冷めないうちに神戸製鋼の品質偽装が発覚。偽装された材料は車、新幹線、飛行機から原発まで、国内外の500社に納入されており、世界中のメディアが『メイド・イン・ジャパン』に疑惑の目を向け始めています。
 さらに日産自動車の不正検査問題も明らかになった。こちらは不正検査の発覚後も、無資格者が検査し続けていたという問題です。
 近年、三菱自動車の燃費不正、旭化成の『傾きマンション』、東芝の財務問題など、日本の大企業で続々と不正が露見しています。これだけの件数が短期間に起きるのは世界的にも珍しい。まるで日本は『偽装大国』になったかのようです。
 私は『終身雇用』がこうした不祥事の温床になっていると考えています。終身雇用の下では不正の連鎖に歯止めがかからない。一度偽装が始まると後継者が暴くことはない。トラブルのババ抜きと同じで、先輩が残したジョーカーを誰も引きたくないのは当然です。
 また戦前を経験している経営者がいなくなったことも原因の一つです。約10年前から敗戦の記憶を持つ経営者が引退。そして高度成長の中で育った人々が経営者になっています。敗戦は屈辱だけでなく、彼らは戦前の日本製品の酷さを知らずに育っている。アメリカのハイウェイで日本車が煙を上げて立ち往生した事件も知らないし、ソニー盛田昭夫氏や松下電器松下幸之助氏など、初代経営者の苦労も知らない。
 そして先達の努力の結晶である『高品質』にあぐらをかくようになった。メディアの喧伝もあり、『日本企業であれば必ず高品質を出せる、いや出して当然だ』と誤解し始めました。
 さらに間の悪いことにちょうど10年前から中国メーカーが急速に力をつけ始めた。14年にはハイテク製品のシェアで日中が逆転しており、今もその差は広がっています。
 日本の企業が現実を受け入れ、改革すればいいのですが、業績と世間体にこだわり、偽装に手を出してしまう。東芝の経営陣が偽装を指示する際に、『工夫しろ』という言葉を使っていました。『あるべき結果』を先に設定し、データ改竄を指示する構図はどの不祥事でも同じです。
 こうした病理は一部で流行する『日本スゴイ』風潮にも通じます。客観的な現実から目を逸らし、偽装現実を作り出して一時的な『安堵』と『勇気』を得る。偽装は企業だけの問題ではないと認識するべきではないでしょうか」
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 終身雇用・年功序列・毎年給料昇給は、敗戦後混乱期・戦後復興期・高度経済成長期までは有効であったが、バブル経済期以降は有害であった。
 人口激減時代において、人口爆発期モデルである終身雇用・年功序列・毎年給料昇給は切り捨てなければ日本は衰退するしかない。
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 21世紀の日本を指導する政治家、官僚、企業家・経営者、学者、マスコミ関係者などは、過去の遺物である人口爆発期の教育を優秀な成績で終了した知的エリート達である。
 彼らが見ているのは、提出された統計数値だけで、その先の人・日本民族日本人ではない。
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 自分に都合の良い数値、自分が欲しい数値、自分が安心できる数値、相手を騙し誤魔化せる数値、を意図的に作り出す。
 数値は、真実を目に見える形で明らかにすると同時に真実を隠す目からましでもある。
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 日本の政治家・官僚は三流以下と言われてきたが、今や経営者・企業家も三流以下に落ち、そして学者やマスコミ関係者も仲良く三流以下に落ちた。
 つまり、日本人全体が「売家と唐様で書く三代目」の放蕩息子・どら息子・ダメ息子・不逞息子状態となって、日本国を破産させ、祖先から受け継いだ大事な身上・身代を食い潰す。
 彼らでは、破滅・崩壊・破綻を伴う最悪の人口激減時代・少子高齢化時代を乗り切る事はできない。
 その象徴が、2017年10月に行われたどたばた喜劇のような醜態を晒した衆議院選挙である。
 日本は、今後、先進国・一流国か転落し、新興国・二流国どころか発展途上国・三流以下にまで落ちぶれていく。
 その分岐点が、2017年と言う事になるかもしれない。
 その発端は、1980年代後半と言える。
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 日本を崩壊させたいと願う反天皇反日的日本人達は、日本民族日本人の愚行を高笑いし、民族国家日本の崩壊を楽しげに高みから眺めている。
 反天皇反日的日本人は、左翼・左派とは限らず右翼・右派の中にも少なからず存在する。
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 如何に優れた科学技術があり、類い稀な才能・能力があろうとも、人として信用・信頼をなくせば無意味であり、存在価値はない。
 日本の100年以上続く老舗商店は、その事を知り、顧客・お客を神様として大切にした。
 現代の企業は、忘れたか捨て去り、顧客・お客を金を出して買う消費者と見なし、売上高・統計数値による株高にしか関心がなくなった。
 故に、現状の信用を失っても恥じない偽装大国・日本では未来はない。
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 日本は、生存に必要な食糧・資源・エネルギーをアメリカの影響下にある国・地域から大量に輸入し、生活に必要な金融・サービスそして輸送・運輸をアメリカに依存している。
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 日本には、バレなければ多少の誤魔化しはあって当然、法律で禁止されてなければ何をやっても構わない、契約の条項に入っていなければ気にすることはない、という考え方が蔓延している。
 その考え方は、1980年代以前の日本ではありえない考え方で、「恥」と「穢れ」と「言霊」を大事にする日本民族日本人の考え方ではない。
 官僚的な事勿れ主義や問題先送りが日本を支配し、日本民族日本人の心から「恥」「穢れ」「言霊」を消滅させつつある。
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 老後は、金を貯め、全財産を持って海外に逃げ出した方が、日本に留まるよりも幸せになれるかもしれない。


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