🥓4〉5〉─1─気の利かない夫とひどい夫の被害を受ける妻達への『夫のトリセツ』。〜No.9No.10No.11No.12No.13No.14 ② 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 『夫のトリセツ』 黒川伊保子著 講談社+α新書。
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 日本人の男性と女性は違う。
 それは、性差別ではない。
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 日本人の、女性=妻は搾取する立場にあり、男性=夫は搾取される立場にある。
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 2019年11月16日号 週刊現代「ベストセラー『妻のトリセツ』で笑っている場合じゃなかった
 ついに出た話題の書
『夫のトリセツ』
 読んでみたら、俺のことだった
 ベストセラーとなった『妻のトリセツ』に続いて刊行された『夫のトリセツ』。これを読むと、我々夫が妻からどう思われているのかが理解できる。身につまされる男性も決して少なくないはずだ。
 ソファーが傷むでしょ!
 『疲れ果てて仕事から帰ってきたので、いつの間にかテレビをつけっぱなしにしてリビングのソファーで寝てしまったんです。そうしたらしばらくして、妻に肩を叩かれて起こされました。
 てっきり、「風邪をひくから」と、体調を気づかってくれたのかと思いきや、全然違う。「電気代がかかるし、ソファーも傷むから早く別のところで寝てよ」と怒られてしまいました』
 こう語るのは、埼玉県在住の宮田武司さん(54歳・仮名)だ。
 『後で聞いたら、ソファーの上にかけてある薄いタオルも、僕が寝るとソファーが汚くなるからということらしく・・・。妻からそんな目で見られていたのかと思うと、悲しい気分になりましたよ』
 昨年10月に発売されて以来40万部を売り上げたベストセラー、『妻のトリセツ』(講談社+α新書)。人工知能研究者である黒川伊保子氏が、男女の脳の違いを踏まえて『妻の取り扱い方』を解説し、夫婦生活を円満に送るためのヒントを紹介した本書は、悩める夫が絶大な支持を集めた。
 この『妻のトリセツ』の大ヒットを受けて第2弾『夫のトリセツ』(同新書)が刊行され、早くも反響を呼んでいる。タイトルの通り、妻=女性に向けた内容でありながら、逆に夫が読むと『あれ、俺のこと?』とドキリとされる男の行動が列挙されているのだ。
 著者の黒川氏は、こう語る。
 『女性の脳の重要な機能は母性です。これは愛の提供というより、子供を無事に育て上げるためのもの。そう考えれば、女性が、出産を機に夫に厳しくなるのは自明の理です。資源(労力・時間・意識)のすべてを子どもに注ぐよう、脳が仕向けるのです。その上、搾取すべき相手からは、徹底して搾取するという戦略に出る。夫は妻からすると格好の搾取対象に変わりません』
 出産後、妻から強く当たられた経験のある男性陣は少なくないはずだ。母親は育児中、小さくて繊細な赤ちゃんをずっと見つめているため、大人の男が大きくて野卑(やひ)な存在に見えるようになる。これは脳の認識の機能が守るべき赤ちゃんにフォーカスしているためだ。その結果、今まで気にならなかった夫の足音が
うるさい、動作がガサツといった面に目が行く。
 『子供が自分の足で歩くようになると、女性の脳は「より免疫力の強い生殖相手」を探すようになります。遺伝子多様性を求めるのは、生物として自然なことです。
 厄介なのは女性の場合は、それが浮気心として表に出ないこと。哺乳類のメスは、「次」への移行は「直近の生殖相手」の否定から始まります。次の相手を見つけるまでいかなくとも、とりあえず夫にイライラしてしまうのは女性の定番。夫とは、年を追うごとに妻からの評価が下がっていく役割なのです』
 ここまで言われると、『妻のトリセツ』を読んで『ある、ある』なんて笑っていた夫たちも、居住まいを正さざるを得なくなる。黒川氏も、ぜひ男性こそ『夫のトリセツ』を手に取ってほしいと語る。
 『妻から、自分はこういう風に見られていたのか、という自覚を持つことが何より大切だからです。男性にはセルフチェック的な意味も込めて、呼んでいただきたいと思います』
 『してやった』がウザい
 『夫のトリセツ』によると、おもに世の中の夫は①『気の利かない夫』と②『ひどい夫』の二つのパターンに区別される。」
 ①の『気の利かない夫』は、家事をまったく手伝わない、または、少し家事を手伝った場合に大きな態度を取ってしまうタイプが典型だ。
 たまの休みくらい、妻のことを助けてやろう、夫が優しさを発揮したとする。しかし黒川氏によると、夫が認識できる家事の数は、妻が認識している数の6分の1程度にしかならないという。
 『女性はリビングからトイレに行って戻ってくるだけの間でも複数の家事を同時進行しています。テレビのリモコンをもとの位置に戻す、トイレの芳香剤を補充する、洗面台に飛んだ水滴をふき取る。男性はこのような「名もなき家事」を自分の目で見つけることが非常に苦手な生物なのです』
 夫側は妻のため食器を洗ってあげた、掃除機をあけてあげた、ゴミ出しをしてあげた、などと一時の満足に浸りがち。しかし妻からすると、なぜ洗った食器を乾かした後にしまわないのか、掃除機のフィルターにたまったゴミを捨てないのかといった点が気になってしまい、イライラの原因となるのだ。夫側の『してやった感』も妻にとっては腹立たしさを高める格好の材料である。
 フリーアナウンサー生島ヒロシ
 『私は父親が食堂を経営していたこともあり、掃除や皿洗いなど家事全般は得意なほうだと思っていました。妻からはいつも注文が入っていましたね。雑で2度手間になるから、皿洗いはやらないで、と言われたこともあります』
 妻は部下じゃないので
 妻の要求に応えようとして、トンチンカンに張り切る夫も、気が利かない夫に分類される。
 ……
 自分の気分と都合で、昼食や夕食の献立を早い段階から尋ねるのも、気が利かない夫の特徴のひとつだ。
『朝食を取り終わってすぐくらいのタイミングで、「今日、お昼はどうする?」と聞いてきたりする。夫は悪気はないんでしょうが、女性はシンキングコストが高い生き物です。これを聞かれると、お昼までの間ずっとそのことを考えなくてはいけないように感じるんです』(黒川氏)
 次に、②『ひどい夫』の例を見ていこう。田原宏明さん(62歳・仮名)の談。
 『ついつい妻に対して「お茶」「上着」などと言っています。自分では特に命令をしている、という意識はないのですが・・・。「トリセツ」では、これは妻を都合の良い道具として扱っている以外の何物でもないと書かれてあり、女性からそう受け止められているのかと考えさせられました』
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 日本の男性とは、日本人夫とは。
 男尊女卑と信じられた日本での男性・夫の哀れな実像。
 亭主関白。暴力夫。頑固親父。ダメ亭主。ぐーたら亭主。役立たず夫。粗大ゴミ夫。優柔不断夫。クソ爺。・・・。
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 はげ頭の老人。白髪だらけ・無精髭で無頓着な老人。着たきり雀のような老人。古ぼけたヨレヨレの服を着たウロウロする老人。身だしなみに気を払わない見窄らしい老人。体や口から悪臭を撒き散らす不潔な老人。・・・。
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 日本人の男性は、女性に比べて体力はあるが会話力はなく、その為に議論が下手である。
 日本人の女性は、男性に比べて臨機応変の才能が優れ、学力が高い。
 日本の女人禁制は、女性差別・女性蔑視というより女性恐怖から男の逃げ場所としてつくられた、女性の城である家の外に存在する男性の聖地である。
 男性の聖地である女人禁制の場で、男性は自分だけの世界で安心でき自由になり好きな事を邪魔されずに楽しめる自然のアスレチック施設であった。
 つまり、男の子だけにわかる堅い密約の基づいた秘密基地であった。
 女人禁制の理由を縷々と並べたてるが、それ全て見苦しい訳で、何ら正当な合理的な誰でもが納得できる説明にはならない。
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 日本人女性は現実的な多様性で複眼的に多用多目的を求める。
 日本人男性は理想的な一様性で単眼的に単一画一にこだわる。
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 自然界では、オスはメスを中心として群れ(家族)から離れて一人で生き、孤独に死んでいくのが定めである。
 自然に、自由に、生きるとはそういう事である。
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 日本人男性は、年を取って動きが鈍くなると、若い時は見栄えが良く賢い麒麟と見られていても老人となってロバとたとえられ、家族から煙たがられ、若い人から邪険にされる。
 日本人男性ほど哀れな男はいない。
 知らぬは亭主ばかりなり、である。
 日本の男性・夫は、外国の男性・夫に比べて評価が低い。
 そこから、日本人男性・夫の暴力性が生まれてくる。
 日本人男性は、幼少期は母親からあたたかい愛情で褒められ煽てられ可愛がられ甘やかされて成長するが、成年となって結婚すると妻から母親のような愛情は受けられず、老年になると妻や家族からは粗略にに扱われ家族団欒から締め出される。
 日本人男性の性根は気弱でひ弱で脆弱な為に、誰かに褒められ煽てられ認めて貰いたいという承認願望を強く持っている。
 承認願望が強いのは、自信をなくし気落ちしして無気力になっている日本人男性ではなく、自意識過剰で暴力的になっている日本人男性である。
 つまり、駄々っ子といじめっ子である。
 その先にあるのが、児童虐待や老人への暴力である。
 攻撃対象は、自分より肉体的社会的に弱い女性、子供、老人、病人、障害者、外国人に向かう。
 そこから生まれたのが、無責任なヘイトであり、匿名性の高いSNSなどでの正義に鉄槌である。
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 縄文時代の日本人は、乱婚で、一夫一妻でも一夫多妻どもなく、無夫無妻で特定の伴侶を持つ事がなかった。
 日本の男女関係が変わったのは、弥生時代に敗者・弱者の大陸系渡来人が逃げ込み、男尊女卑の儒教価値観を持ち込んでからである。
 日本人の浮気・不倫は、男性より女性の方が強く、それは遺伝子・DNAに組み込まれている。
 日本人の異性への奉仕は、女性より男性の方に強く、それも遺伝子・DNAに組み込まれている。
 その証拠が、日本の最高神に女性神である天照大神を据えている理由である。
 日本の女性神とは、命を生む太陽神であり、命を育む大地母神である。
 ゆえに、日本人の男性は女性には勝てない。
 日本人の女性は、かかあ天下であり、山の神であり、鬼女であり、夜叉であり、阿修羅・鬼子母神であり、怨霊・幽霊・亡霊である。
 そうした女性を封じ込める呪文が、大和撫子・手弱女という言葉である。
 天皇・皇室が女性神天照大神の子孫・神の裔として守られてきた真意は、案外ここに在るのかもしれない。
 つまり、女性神に対して「触らぬ神に祟りなし」というおっかなびっくりの心情である。
 日本神道は女性恐怖信仰として、女性を家・神社・社に封じ込めるのではなく、自然に解放して崇めると事でるといえる。
 男性神官が、神に対して神事を行い、供え物を捧げ、祭文を読み上げ、感謝する。
 その代表が、祖先神である女性神天照大神に対しておこなう大嘗祭新嘗祭という皇室祭祀である。
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