🚷7〉─5─少子化は静かな有事。深刻な問題は子供を産める日本人女性が減る事である。~No.47・  

未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること (講談社現代新書)
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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 現代の日本人には、過去に対する歴史力がないと同時に未来に対する想像力・発想力・空想力もない。
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 日本人は自分で思う込んでいるほど、特別の存在ではないし、秀でてもいないし、賢くもなければ優れてもいない。
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 2020年9月17日号 週刊新潮佐藤優の頂上対決 我々はどう生き残るか
人口減少が進む日本で『戦略的に縮む』方法
 昨年度の出生率がまた下がったところに、コロナ禍がやってきた。経済への影響で深刻化し、賃金が下がれば、結婚や出産を躊躇(ためら)う人はさらに増えるだろう。これから顕在化する人口減少社会に歯止めをかけ、現在の生活水準を維持するには何をすればいいか。『未来の年表』著者による『日本再構築』策。
 河合雅司
 佐藤 人口減少を続ける日本の未来の姿を出してベストセラーになった『未来の年表』(2017年刊)は、画期的な本でした。未来予測という点では、日本版の『ホモ・デウス』(ユヴァル・ノア・ハラリ著)だと思いました。
 河合 ありがとうございます。でもそれは褒めすぎですよ。
 佐藤 そんなことはありません。いま新書で3冊と、コロナ後の世界を描いた最新作『「2020」後 新らしい日本の話をしよう』などがありますが、年表シリーズは有識者や新聞記者にはとても大きな影響を与えています。みんなこれを参照しながら、状況を読んでいる。
 河合 私は少子化に伴うさまざまな社会変化を『静かな有事』と呼んできました。少子化は、国境で紛争が起きたり、目の前にミサイルが飛んできたりとった有事と同等、あるいはしれ以上に、国家を揺るがす大問題なんですね。
 佐藤 人がいなくなれば、国家が成り立ちません。
 河合 その通りです。少子化も高齢化も人口減も、いまや小学生が習うような時代になっているのに、この問題に対して日本中が鈍感すぎます。その鈍感さに非常に強い危機感を覚えています。
 佐藤 2020年には『女性の2人に1人が50歳以上に』、24年には『3人に1人が65歳以上の「超・高齢化大国」へ』そして日本最大のピンチと位置づけられている42年は『高齢者人口が約4,000万人とピークに』と、トピックの見せ方が絶妙ですね。
 河合 やはり『見える化』をしないと、誰もこの問題に真剣に取り組まない。実は『未来の年表』を出す2年前に『日本の少子化 100年の迷走』(新潮選書)という本を出しています。少子化問題について3年がかりで資料を調べて書き上げた本ですが、やや学術的で、アカデミックな社会では受け入れられたものの、市中にはあまり広がりませんでした。
 佐藤 タイプ分けをすると、学術一般書ですね。
 河合 そうですね。いい本にはなったのですが、読者が限定的でした。だからこの『未来の年表』はとにかく多くの人に届けようということで、編集者の力も借りて思いっ切り簡略化し、何年に何が起きるという形で書きました。
 佐藤 少子化には今回のコロナも大きな影響を与えるでしょうね。
 河合 もちろんです。事態はさらに深刻化しています。連日、コロナの感染者数が大きく報じられる中であまり話題になりませんでしたが、毎年6月に発表される厚生労働省の人口動態統計で、1人の女性が生涯に出産する子供数の推定値である合計特殊出生率が1.36にまで落ちたことがわかりました。これはコロナ禍前の2019年の数字です。このところ1.4台まで回復してきていたのですが、0.06ポイント下がった。
 佐藤 数で言うと、どのくらい減るのですか。
 河合 前年比で5.3万人も減りました。これまで政府は現実的、楽観的、悲観的と三つのシナリオを書いてきましたが、悲観的なシナリオにかなり近づいてきました。
 佐藤 そこにコロナの感染拡大がやってきた。
 河合 コロナの経済的な影響は非常に大きい。これから雇用が崩れていくでしょう。失業者が増え、同時に非正規雇用が増加する。多くの会社では実績も下がりますから、少なくとも賃金は下がり、収入が減る。
 佐藤 将来の不安が増せば、当然、その中で子供を作らない選択をする人が増えます。
 河合 少子化はさらに進んで『未来の年表』を書き換えなければならないほどの事態になってくるのではないかと思っています。
 結婚=出産の東アジア圏
 河合 もっともコロナがあってもなくても、日本の場合、少子化の最大の原因は結婚しなくなったことです。
 佐藤 夫婦間で産む数の問題ではないということですね。
 河合 これは東アジアの国々の特徴で、結婚と出産は一体化しています。つまり結婚しないと、子供が生まれない。
 佐藤 文化や家族類型が関係しているわけですね。そうするとフランスのように婚外子の不利益をなくす政策をとっても、簡単には増えない。
 河合 そうです。フランスがいい、日本が悪いという話ではありません。日本を含む東アジア全般の文化です。台湾などもその傾向が強い。
 ……
 河合 日本の産業界が構造転換をしてこなかったからです。
 佐藤 具体的にどう転換すべきだったのでしょう。
 河合 戦後の焼け野原から出発して日本は、最初は欧米企業が作らなくなったもの、コスト的に合わなくなったものを、作り方から教わって製造し、復興してきたわけです。日本は、安い人件費で欧米人が満足できる品質のものが作れる唯一の国でした。しかも人口が増え、大きな国内マーケットもあった。
 佐藤 高度経済成長は、人口ボーナスと言われていますね。
 河合 それが1980年代以降、コンピュータの普及が進んでくる中で、日本以外の途上国でもそこそこの水準の製品が作れるようになってきた。そこで一人勝ちだった日本の経済モデルが破綻します。その80年代から90年代に、欧米のように高品質で付加価値のある商品作りにシフトしていかなければならなかったんです。
 佐藤 でも成功体験に囚われて変われなかったわけですね。
 河合 そこから日本は、人件費を圧縮して価格面での国際競争力を維持しようとしました。最初は中国人の人件費と争い、次にベトナムなどアジアの国々と競争していく中で、まず主婦パートなど女性を安く雇い、やがて正社員にも手をつけて、大卒の非正規雇用にも踏み切っていった。言うなれば、この国を支えていく人たちを犠牲にして、価格競争、薄利多売の発展途上国モデルを続けてきたわけです。
 佐藤 個々の企業の生き残り戦略としては、それが合理的でしたからね。
 河合 目先のことだけを考えるなら合理的ですが、当時の内部留保もあった。だから産業構造を転換して、日本人の人件費を上げる方向にシフトしていけば、若者たちは結婚でき、少子化もここまでではなかった。
 結婚の選択祉がない世代
 佐藤 その中核にいるのが、就職氷河期の人たちですね。
 河合 その世代の先頭はもう50歳です。結婚もせず子供もいない人が多い。あと15年もすれば年金受給世代になります。でも多くは年金の保険料を払っておらず、無年金になる。
 佐藤 これまでも生活は苦しかったはずですが、まだ親が面倒を見ていたか、何とか生活できたところがあります。
 河合 その親もいずれ死んでいきます。そうしたら彼らの老年期はどうなるのか。支えるにしても、その費用を国はどう捻出するのか。
 佐藤 きちんとした政策が必要でしたね。
 河合 第1次の安倍内閣はそれに気がついていた。彼らに向けて『再チャレンジ』政策を作り、特命担当大臣まで任命しました。あの頃、彼らはまだ35歳くらいです。結婚を含めた人生設計と老年期のことを考えて、彼らをきちんと給料が支払われる仕組みの中に戻そうと動き出した。でもそれが第2次安倍内閣では、実質的になくなってしまいました。この国は自分たちで少子化を招き、自分たちで高齢化社会問題を難しくしているようにしか見えないですね。
 佐藤 そもそも少子化対策にも効果的な政策はありませんでした。
 河合 これまでやってきたのは基本的な子育て支援です。これは少子化対策とは似て非なるものです。
 佐藤 河合さんは、戦時中の『産めよ殖やせよ』アレルギーが強いことも指摘されています。確かに政治や大手メディアのエリートたちはそうでしょうが、国民レベルではそれほどでもない気がします。
 河合 『政策はキッチンまでで、寝室には入らない』というのが、戦後の一貫した政府の方針です。かつてGHQは日本の家父長制度を解体するために、子供を持つことは個人の権利であるという意識を植えつけました。戦後の反動期にこれが浸透しすぎて、子作りというプライバシーの領域に国が踏み込めなくなった。
 佐藤 『産めよ殖やせよ』み、目的によるところがあります。いまは我が国家と民族が生き残るためです。同性婚やそこに養子を取るといった多様な家族形態と矛盾するわけでもない。やっはり、結婚して子供を作りましょうと言うことがタブーになっているのは、どこか変です。
 河合 その結果、人生の中で子供を持つという発想がない人たちが増えてきたことは、非常に問題です。これでは日本社会は続かない。
 佐藤 『東京タラレバ娘』という東村アキコさんの漫画があります。シーズン2の主人公は、昭和ギリギリに生まれた30歳の女性です。非正規の仕事を渡り歩き、いまは区立図書館の非正規職員です。実家の親にパラサイトして暮らし、レストランや行楽地にいくわけでもなく、コンビニスイーツを買って家でネットフリックスを見ているのが『幸せ』で、それ以上欲しくない。
 河合 独身なんですね。
 佐藤 欲望がすごくシュリンク(収縮)していて、結婚も考えていない。
 ……
 V字回復は必要ない
 ただ残念なことに、結婚数が増えて出生率が上がったとしても、少子化は止まりません。子供を産める女性の数が減ってしまったからです。いまの30歳は30年前に生まれているわけで、出産時期を25歳から39歳とすると、子供を産める女性の数は、25年後に4分の3、50年後には半分になります。50年後のカップルがいまの倍の子供を産めば現状の年間80万人台が維持できますが、そんなことはあり得ない。
 佐藤 人口はどのくらいのペ-スで減っていくのですか。
 河合 いま年間で30万人減っています。それが2040年ごろになると、やがて100万人です。企業は立ち行かなくなります。日本は加工貿易国と言っていますが、実際はほとんどの企業が1億2,600万人の内需で何とか経営を成り立たせていますから。
 佐藤 日本のGDPにおける貿易の割合は14%くらいで、韓国の半分以下です。だから明らかに日本は内需型の国です。
 河合 人口が減るだけでなく、2042年までは高齢化も進みますから、一人当たりの消費量や消費する品目が変わってくる。だから実数以上にマーケットは縮んでいきます。
 ……
 河合 ……コロナによっていま私たちは、需要が消失した人口減少後の世界を目の当たりにしているんです。V字回復したとしても、十数年後には人口減で需要が減り、同じ状況になる。
 佐藤 コロナで縮んだ需要をあえて戻さず、新しい人口減の市場との均衡点を探していくという事ですね。
 河合 その通りです。経営モデルを変えながら、人口減少を織り込んだところまで戻せばいい。そもそもコロナの前から私は『戦略的に縮む』重要性を訴えてきました。
 佐藤 中国やインドと競争しても始まらないということですね。
 河合 やはり労働生産性を上げて、付加価値のあるものを作って勝負していくしかない。つまり質を求める社会を作っていく。
 佐藤 ヨーロッパのブランドがそうですね。
 河合 ヨーロッパの何百年と続く名だたる企業は、時代時代の先端技術を取り入れ、付加価値を上げながら生き残ってきたわけです。そうした方向に日本も向かわないといけない。
 佐藤 ただ人が減りますから、どの分野も満遍なく、といわけにはいかなくなります。
 河合 おっしゃる通りで、さまざまな分野で担い手が少なくなってきます。
 ……
 佐藤 人数が少なくなると、大勢の中で切磋琢磨し競い合って伸びていくということも難しくなりますね。
 河合 だからこそ国費学生が必要になってくる。機会平等で選抜試験を行ってエリート教育をする。そうしないと国際競争はおろか、東アジアの中でも負けていくと思います。
 佐藤 それも人口減の怖さですね。
 河合 少子化は新しい文化やイノベーションを作る力を弱体化させます。若い人が面白いことを考え、組織文化にも新風を吹き込むことで、組織は活性化するし、ベテランもまた頑張るようになります。その原動力を弱めないためにも、国を挙げて優秀な人をどんどんバックアップしていく必要があるのです。」
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 人口激減期の日本で、左翼・左派・ネットサハ、人権派が求める理想論の「才能・能力に関係なく全員が平等・公平に」を目指せば日本は確実に崩壊し滅亡する。
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 日本人女性に結婚させず子供を生まないように洗脳すれば、日本民族日本人は消滅する。
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 日本民族日本人とは、日本列島に流れ着いた・漂着した、敗れて逃げてきた様々な雑多な人種が、雑居し乱婚を繰り返して生まれた血が汚れた混血(ハーフ)の雑種民族である。
 日本民族日本人は、明治時代に無理やり作られ「造語」で、目的は2000年の歴史を持つ日本皇室と近代天皇制度日本国を外敵から命を捨てて守る事を責務として押し付けられた。
 日本の民族性とは、そう言う事である。
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 縄文人は、海から上陸した山から降りてきた知識と技術を持った来訪者(弥生人)を客人(まろうど)神として崇め若い女性・娘を差し出し子供を授かり、生まれた子供を神の子(現人神)として大事に育てた。
 が、害を為してためにならない来訪者や役に立たない無能な客人は殺して海の向こうにある黄泉国に送り返した。
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 日本列島は、甚大な自然災害が複合的に同時に多発する可能性が高く、いつ何処で死ぬか分からない覚悟がなければ生きていけない過酷な危険地帯である。
 日本の自然災害は、貧富の格差を許さなず、たえず夥しい死者を出しながら富の再配分を強制する。
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 日本を支配しているのは、政治権力ではなく宗教権威でもなく、経済力や軍事力でもなく、八百万の神々の天罰であり、天罰は善行・悪行に関係なく善人・悪人に平等に公平に下される。
 日本では「善因善果・悪因悪果」はウソであるが、日本民族日本人はウソを承知で信じきっていた。
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 現代日本人は、政治家も官僚も経営者・企業家も、メディア・報道機関も、そして一般人、リベラル派・革新派そして一部の保守派やメディア関係者も、右翼・右派・ネットウヨクはもちろん左翼・左派・ネットサハさえも、本気で少子高齢化を深刻な問題と考えてはいないし、人口激減を食い止め人口を回復させるべきだとは本心から思ってはいない。
 何故なら、20年後か30年後の話で、その頃には自分は死んでいて、死んだ後の子供や孫の時代の話しであって自分には関係ないと安心しいるからである。
 今の子供や孫の世代は、今の大人達を見て忘れないようにすべきである。
 何故なら、少ない人数で街に溢れる老人の介護を強制的に押し付けられるからである。
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 現代の日本人は、孫子の代までを考えていた昔の日本人とは違うのである。
 昔の日本人は、女人禁制・男子禁制・立ち入り禁止の掟をしてまで自然を神域として守り、掟を破り禁を犯した者は理由がどうあれ処刑した。
 1人の命より皆の自然を優先したのである。
 日本の自然は、こうして守られてきた。
 現代の日本は、自然より人一人の命を優先し、生活の利便性を追求する為に科学技術で自然を大改造している。
 自然破壊・自然大改造は、西洋でも東洋でも中華でも同じである。
 東洋は西洋とは違って、自然を大事にし、自然と共生する、はウソである。
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 別れ話でカッとなって女性を殺害する男性、振った元カノに復縁を迫って断れて殺す男性、振られた原因は女性の家族にあるとして家族を殺す男性、女性が気に障るような言動をすると感情を爆発させてすぐ暴力を振るうキレ易い男性、その他。
 現代の日本人男性の中には、分別を持った大人に成長できない、我が儘を抑えきれない幼稚なままで大人になっている者が少なからず存在する。
 その多くの男性は、褒められたい、認めて貰いたいという、認知願望・承認欲望などの甘え意識が強い。
 昔の日本人男性と現代の日本人男性は違う。
 現代の日本人男子には、昔の日本人男性ほどの魅力も逞しさもない。
 それは、体力自慢の体育系男子や知能自慢の文化系男子、意欲ある肉食男子や意欲の乏しい草食男子とは関係ない。
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 現代日本の諸問題は、戦後のメディア・報道機関が政治・経済・外交・社会・人間関係などなどあらゆる専門家を都合よく使って日本人を誘導した作り出してきた。
 理想的個人自由生活提案として、独身貴族、家賃生活費不要のパラサイト・シングル、家族なし子なし親なしの勝ち組一人暮らし、定職を持たない自由人=ニート、等々。
 戦後のメディア・報道機関は、滅びの笛・ハーメルンの笛を吹き続けきた。
 現在の日本人は、その甘美な退廃的な音色に惑わされながら、メディア・報道機関が描く絶望的未来、断崖絶壁しかない将来に向けて、「今が良ければそれでいい。自分だけ良ければいい。もう何も要らない」と歌い踊りながら進んでいる。
 メディア・報道機関は、第4の権力であり、洗脳民間組織である。
 そのメディア・報道機関の実態が炙り出されたのが、武漢コロナ感染爆発であった。
 が、現代の日本人は「今如何するべきかを知りながら」それでも自分で考えて行動するのではなく、安直にメディア・報道機関の言うがままに従って良いように踊らされている。
 蟻であった日本民族日本人は、メディア・報道機関が吹く滅びの笛・ハーメルンの笛に幻惑され、「働かず遊ぶ事が人生の崇高な目的」として蝉あるいはキリギリスに変身させられた。
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 現代日本の深刻な問題は日本人が自分の意思で選んだ結果、誰のせいでもない、自分のせい、つまり自業自得である。
 不公平なのは、選んだ日本人は被害を受けず逃げきって死んで行くが、残された日本人は全ての負債を押し付けられてしまう。
 日本に対する「陰謀論」は存在しない。
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 人口激減の深刻な問題は、結婚して子供を産み育てられる若い女性の減少と男性の家族を養う経済力の衰退である。
 そして、男性の精子は劣化し、女性の卵子は老化して、生物種・人類種として日本民族日本人の生殖本能は衰弱し繁殖能力は退化している。
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 人類が地球温暖化を止められないと同様に、日本人は人口激減を止め人口の回復はできない。
 何故なら、誰も深刻に考えないし、本気で何とかしようとはしないからである。
 何の根拠もない「何とかなる」に逃げ込んで、現実を見ようとしないからである。
 そして、日本人は深刻な事・悲惨な事を風化させて忘れやすい。
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 現代と未来の日本人は、人生100年時代の老人が多く若者が少ない人口激減社会で生きていかねばならない。
 昔の日本人は、人生50年時代の若者が多く老人が少ない人口爆発社会を生きてきた。
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 最先端時代を突破する少数精鋭は、若者多い人口爆発社会で組織されるが、老人が多い人口激減社会では組織できない。
 何故なら、老人は未来はおろか近未来さえ想像でず、受け入れる事を拒絶し、昔の栄光に固執し、昔の基準や古い成功モデルで潰すからである。
 現代日本の衰退は昔にこだわる老害が原因であるが、老害は60代50代だけではなく30代40代にも存在する。
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 保守派はもちろんリベラル派・革新派も、人口激減を食い止め人口回復はできない。
 何故なら、有事=非常時=戦時=戦争を考えられないからである。
 右翼・右派・ネットウヨクはもちろんだが、左翼・左派・ネットサハにいたっては絶望的である。
 そもそも、マルクス主義社会主義共産主義)は人口爆発期のイデオロギーではなく人口激減期には通用しない、それどころか有害・害悪にしかならない。
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 右翼・右派・ネットウハは、日本民族日本人を守る為に、人種差別的に外国人移民(主に中国人移民)に猛反対すべきである。
 左翼・左派・ネットサハは、日本から民族性を消滅させ、日本国民日本人を日本民族日本人からアジア系日本人民に入れ替え為に外国人移民(主に中国人移民)に賛成し推進させるべきである。
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 人口回復策で最も手っ取り早い合理的方策とは、1,000万人の外国人移民(主に中国人移民)を受け入れ、彼らに「日本」を押し付けず自由にして、自然と住民として落ちつくのを待つ事である。
 その結果、日本国から民族性が消えても日本人が消えなければ甘受すべきである。
 何故なら、日本国の日本はそれだけの価値しかなかったと言う事である。
 それ以前に、日本国の日本の寿命が尽きただけの話である。
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 人類史・世界史・大陸史において、民族・部族には大して意味がない。
 古今東西、純粋な単一血筋による民族国家などは存在しなかった。
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 江戸時代までの日本は、女性を大事にし、遺産相続をどら息子ではなく賢く堅実な娘にする例が多かった。
 明治時代以降の日本は、男尊女卑の儒教価値観と家父長のキリスト教価値観で女性蔑視・女性差別が酷くなった。
 その証拠が、日本神話の最高神は女性神天照大神天皇家・皇室の祖先神・伊勢神宮内宮の祭神)で、次に偉い神様も食物を司る女神・豊受大神(とようけのおおかみ・伊勢神宮外宮の祭神)である。
 日本の男性は「亭主関白」であったが、日本の女性は「山の神」あるいは「カカァ大明神」であり「カカァ天下」である。
 日本の家庭は、妻・母親・女性が強う方が安定して収まりやすい。
 子供が誰の子かは、妻は知っているが、夫は知らない。
 昔の日本は、隠れ托卵が割りと多かった。
 「知らぬは亭主ばかり」が、昔の庶民夫婦であった。
 それを助長したのが、夜這い、寺社の夜祭り・宵山、子宝湯信仰である。
 日本の男性は、女性に騙され子を作る為の「種馬」に過ぎなかった。
 日本のぼんくらな男性が大事にされたのは、その為である。
 そのルーツは、縄文人にあった。
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