⛲13〉─2─武漢コロナ後の人生100歳時代はローン地獄。〜No.46 

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 2020年11月1日号 サンデー毎日牧太郎の青い空白い雲
 幾らなんでも『ローン地獄が100歳まで』なんて真っ平だ!
 中年に差し掛かったセガレが心配だ。
 2人のセガレはすこぶる健康。優良企業で生き生きと働いている。孫も1人は『外資系の企業』に勤め、2人は理科系の大学で学んでいる。まあ『言うことなし』の人生だが・・・新型コロナ不況が深刻!と聞けば、彼らの勤め先は大丈夫か?ちょっぴり心配だ。
 2020年度上半期(4月~9月の全国企業倒産件数(負債額は1,000万円以上)は3,858件。前年同期比9.3%減。東京商工リサーチの調べでは、過去30年間で最少だという。
 心配することもない!と思っていたが、近くの信用金庫の人は『裁判所が新型コロナで業務を縮小。破産の法的手続きができず、5月の倒産件数がゼロに近かったんですよ。10月以降、間違いなく倒産が増えるでしょう。この辺りの中小企業は政府の実質無利子・無担保融資を受け生き延びていますが、いずれ返さねばならない・・・』と冷静に分析する。
 3年間は無利子(1.7%の利子は政府が金融機関に払う)だが、その追加融資は難しいらしい。
 『だから、どこも冬のボーナシはゼロでしょう』
 ボーナスが出ない?となると、セガレは住宅ローンが払えるのか?住宅ローン、カードローン、自動車ローン、学費ローン・・・サラリーマンの大半がローンを抱えている。
 そういえば後輩が『コロナで残業代が無くなってローンの支払いが苦しい』とこぼしていたが、(新型コロナ禍→ボーナスゼロ→日本中がローン地獄)となると、どんなことが起こるのか?
 返済期限を延ばすしかないだろう。例えば3年間とか、5年間とか『利子だけ払い』ということか。それでなくても、最近は定年退職後も住宅ローンを返済し続ける高齢者が増えた。住宅金融支援機構のデータでは、20年度に契約した利用者が完済する年齢は平均73歳。晩婚化で住宅を購入する時期が遅れたからだろう。ある銀行は『80歳完済もの』を売りだしている。
 高度経済成長期の昔、多少背伸びして住宅を購入しても大丈夫だった。土地価格の上昇、年功序列の給与大系、終身雇用の雇用形態の3つの理由で大丈夫だった。
 60歳時点で退職金で一括返済。60歳から公的年金が支給された。『老後』は楽だった。
 それが『年功序列』『終身雇用』が無くなり、退職金は減る。公的年金の支給開始も現時点で65歳・・・その上、コロナ不況で『利子だけ払い』となると、完済時期はかぎりなく『100歳』に近くなるのではあるまいか?
 『ローン地獄100歳時代』が見えてきた。日本は大丈夫か?」
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 人生100年時代の少子高齢化社会とは、若者減少と老人増加で、少生と多死である。
 それは、納税者が減り受給者が増える事である。
 AIとロボットが商品を生産し仕事をこなす、工場での労働者や会社での社員はいらなくなる。
 日本モデルの消滅とは、年功序列、終身雇用、毎年昇給がなくなり、正社員が減り非正規雇用・臨時職員・契約社員の増加である。
 社会や会社のブラック化が進み、若者は安月給で結婚できず子どもが生めなくなる。
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