🥓12〉─2─夫に対する毒妻のDV~No.41No.42No.43 ⑦ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 日本は世界と違い、日本の常識は世界の非常識で、世界の常識が日本に通用しないところがある。
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 日本人にはいろいろな人間がいる。
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 親による乳幼児への虐待、虐待死。
 大人による少年少女への虐待、虐待死。
 毒親による子供への虐待。
 子供による老親への虐待、うば捨て山状態。
 夫による妻へのDV。
 妻による夫へのDV。
 祖先や亡き親の遺産分配に群がる子供・兄弟・親族。
 日本における、偏見・蔑視・軽視、DV・虐待、イジメ・嫌がらせ・意地悪は自分の能力の高さや強さを誇示するためではなく、その逆で能力のなさ弱さを誤魔化し慰め満足する哀れで惨めなマスターベーションに過ぎない。
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 2021年2月21日号 サンデー毎日「第20弾 わが家が一番危ない!
 被害者は女性だけじゃない!
 夫が苦しむ妻のDV
 コロナ禍のスティホームは自宅を容易に密室化させる。実際、DVの相談件数は増加傾向にあるのだ。暴力は〝専売特許〟と思ったら大間違い。近ごろ女性から男性への暴力も顕在化するようになり、5人に1人が被害者という報告も。その実態に迫った。
配偶者からの暴力 相談件数
  | 2015年| 2016年| 2017年| 2018年| 2019年|
男性| 7,557|10,496|12,440|15,964|17,815|
女性|55,584|59,412|60,015|61,518|64,392|
 上條まゆみ
 神奈川県の会社員、戸田幹夫さん(43,仮名)は、16年間に及ぶ結婚生活の大半を、元妻の攻撃的な振る舞いに悩まされてきた。
 『もともとエキセントリックな女性でしたが、結婚してから酷(ひど)くなりました。新婚時代、元妻を連れて大学の同期と飲みに行ったんですが、なぜか機嫌が悪くなり、ぷいっと一人で帰ってしまった。慌てて追いかけたのですが。先に自宅に戻っていた妻がドアのチェーンをかけていて、中に入れない。仕方がないので、タクシーで最寄りの駅まで戻り、漫画喫茶で一晩過ごしました。こんなことが何度もありまして・・・』
 元妻はアルコール依存症気味でもあった。家で晩酌を始めると止まらず、暴言を吐く。『あんたなんか、年下が上司になったくせに』と嘲笑したり、『酒、買ってこい!』と暴れたり。『年下といっても、あちらは大卒で、こちらは院卒なのだから』と幹夫さんが言い返せば、今度はいきなりペットボトルを投げつけくる。幹夫さんの頬をかすめて飛んだそれは、テレビに当たり、液晶画面が割れてしまった。
 『酒を飲んでいる元妻を見ているのが辛(つら)くて、自分部屋に閉じこもっていたら、「気に入らないなら、もう部屋から出てくるな!」と。トイレに行こうとしたら、「トイレはそこでしろ!」とバケツを投げ入れてきたんです』
 幹夫さんは何度も離婚を考えながら、子どものために我慢を重ねていた。だが、ある時、体が悲鳴をあげる。朝、起きられず、会社に行けなくなったのだ。
 『産業医に勧められ、精神科を受診したら、うつ病と診断されました。会社は休職し、しばらく入院。その後、調停を申し立て、離婚しました』
 それから3年ほど経(た)つが、幹夫さんの心身はまだ回復にはほど遠い。仕事には何とか復帰したものの、自立支援医療を受けながら、精神科通いを続けている。16年間に受けたダメージは、幹夫さんの中で澱(おり)となり、いまだ幹夫さんを傷めつけている──。
 新型コロナウイルスの感染拡大から1年超。目下、2度目の緊急事態宣言下で政府は盛んに『外出自粛』を呼びかけるが、DVに苦しむ当人にとって地獄以外の何物でもあるまい。家庭は必ずしも安息の場ではないのだ。
 実際、コロナによる経済的、精神的ストレスも相まって、家庭内でのDV被害は深刻化している。DV法と呼ばれる『配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律』では性別にかかわらず、配偶者からの身体に対する暴力と、これに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動をDVと定義しており、いわゆる『殴る蹴る』だけが暴力ではない。
 内閣府の調査を基にした ● ●のグラフを見てほしい。昨年4月から10月までに全国の自治体による『配偶者暴力相談支援センター』と、昨年、内閣府が開設した『DV相談プラス』に寄せられた相談件数は、合わせて11万6,723件と過去最多を記録した。前年の同時期に比べ、約1.5倍にあたる増え方だ。
 加えて看過できないのは、DVの被害者が女性に限らないということだ。男性から女性への暴力というイメージがつきまとうが、実際は男性も被害者になり得る。冒頭の幹夫さんのように、妻によるDVに苦しむ男性は少なくない。
 家庭に持ち込まれた社会の歪み
 内閣府の『男女間における暴力に関する調査』(2018年3月)によると、女性の約3分の1、男性の約5分の1が『DV被害の経験がある』と回答している。また、19年の警察庁のデータによると、『配偶者からの暴力事件等』で男性が被害者であるケースは1万7,815件と、4年前の倍以上(上の表)。男性被害者の数は年々、増加しているのだ。その実態を受け、男性専門の相談窓口を設置する自治体も現れている。
 日本家族再生センター代表で、メンズカウンセラーの味沢道明氏が、こう話す。『身体的な暴力だけでなく精神的な暴力もDVだとすれば、以前から女性による男性へのDVはたくさんありました。でも、男性自身が自分を弱者だと認められず、人に相談したり、被害を訴えたりすることが少なかったために、これまではあまり表に出てこなかったのです。ここにきて、少しずつ男性が受けるDV被害の認知が進み、男性も声を上げるようになってきました』
 味沢氏はDVやモラハラデートDVなどの暴力問題や家族を巡る不安や問題のためのカウンセリングループワーク、シェルターなどの複合的支援を行っているが、問題は、せっかく男性が声を上げても、DVから男性を救う社会的な仕組みが整っていないことにあると言う。男性専門の相談窓口ができつつあるといっても、全国でわずか70ヵ所ほどの自治体に設置されているにすぎず、女性が相談できる窓口に比べて圧倒的に少ない。また、常時相談できるわけではなく、相談日が月に1日程度など、かなり限定的だ。
 『何より困るのは、相談した先の受け皿がないことです。女性が相談した場合は「シェルターを紹介しましょう」「グループワークを紹介しましょう」などと、一応の対応案を提示できる。それに対し男性の場合は、ただ話を聞いてくれるだけ。男性向けのシェルターは、私の知る限り、私のところ(日本家族再生センター)にしかありません。グループワークは徐々にできてきましたが、まだまだ数が足りないし、男性向けの経験が少ないため、ファシリテーターの力もさほど期待できないのが現実です』
 味沢氏によれば、DVは社会構造の歪みが個人に表出したもの。現在の社会は、力のある者が力のない者をコントロールしてよいという論理で成り立っており、それが家庭内に持ち込まれることでパワーゲームが始まる。
 『その意味では、DVの加害者も被害者も表裏一体の存在。何かの拍子にパワーバランスが崩れ、弱者と強者が入れ替わることも少なくない』と、味沢氏は言う。
 コロナ禍において社会構造の歪みは拡大し、人々の格差は広がる一方だ。DVの加害者にも被害者にもなあらないために、私たちはどうすればよいのか。まずは自分事として、誰もが加害者にも被害者にもなり得ることを知ってほしい。」
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 日本社会は、女性や子供を弱者として助けるが、男性は武士道や精神論で見捨てる。
 日本人男性は、弱音を吐かない、泣き言を言わない、辛いからと言って逃げ出さず、歯を食いしばって耐えて、苦労を買って出て、黙って我慢しながら行動・仕事をしなければならない。
 誰も助けてはくれない、と覚悟する事である。
 無能で役立たずとして切り捨てられる、それが日本の男社会である。
 日本人男性は、亭主関白として、家族に嫌われながら、黙って孤独・孤立、無縁を耐えて生きねばならない。
 昔から、日本人男性は、捨てられ、野垂れ死ぬ覚悟で生きてきた。
 現代日本の男性は、その覚悟がなくなってきている。
 つまり、現代の日本人男性は武士・サムライではなく、武士・サムライの子孫でもないと言う事である。
 武士・サムライは、「弱音を吐かない」が信条であった。
 そして、昔の百姓や町人でもない。
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 日本人男子が、身体が弱い男や女性や子供など弱い者をイジメて泣かせ、暴力を振るって怪我をさせる事は男の恥とされた。
 「弱い者をイジメめて泣かせるのは男の恥」である。
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 所詮、結婚し誓い合って家族になっても夫婦は他人である。
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 日本社会はブラックで、男性には家庭内での安らぎはない。
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 日本民族は、表面的に男性上位が目立つがその数は少なく、裏面的には女性上位でその方が数が多い。
 何故なら、子供は父親を嫌い母親に味方するからである。
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 結婚して恋愛感情が冷めるのは、夫より妻の方が速い。
 妻にとって夫が家に居られるとストレスが溜まり、精神的に悪く、気が変になる、病気になる感じを抱く。
 夫には、生活に困らない額の給料を仕事で稼いで全額を家に入れて妻に管理を任し、家に入る時は子どもの面倒を見、力仕事を率先して行って家事を手伝い、外で酒を飲んでも浮気をして裏切らない事が求められた。
 つまり、夫は妻の下僕を強いられた。
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 日本の住宅には、妻と子の部屋はあるが、夫の居場所はない。
 夫が逃げる避難場所が、自分一人だけで仕事に没頭できる会社であり、家族を排除した趣味の世界である。
 日本人男性は、オタク人間であり、仕事人間である。
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 昔と違って、夫だけの給料では家族を養えず、妻に働いて貰うしかない。
 才能ある妻は、能力の低い夫よりもよく働き高額の給料を貰う。
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 古代の日本は、女性を神とし太陽の化身と崇め、女性や子供を神に近い存在として大事にした。
 日本に女性に対する蔑視・偏見・差別を持ち込んだのは、儒教、仏教、そしてキリスト教であった。
 仏教は、女性を男性が悟りを開く障りとした。
 儒教は、女性を男性の所有物とした。
 キリスト教は、女性を男性の付属品とした。
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 日本民族は精神的にひ弱で肉体的に脆弱で、個人ではなく集団として、肩を寄せ合っていないと生きられないか弱い人々であった。
 心が脆く精神がひ弱なのは、女性ではなく男性で、女性に対する男性の暴力はそのあらわれである。
 口喧嘩では、男性の論理的屁理屈は女性の合理的感性には勝てない。
 我慢や辛抱を強いられるのは、女性ではなく男性である。
 何があっても何が起きようとも、男は愚痴や不平を言わず黙って耐えなければならない。
 それ故に、日本人の男性は女性よりも寿命が短く長く生きられない。
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 心的に精神力が強い人間は精神論は必要ない。
 精神論が必要なのは、心的に精神力が弱い人間である。
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 日本は男性劣化社会として、男性の生殖器退化・精子劣化による精子無しの男子が増えている。
 女性に魅力を感じす、セックスに興味も関心もない草食男子が増えている。
 子供より自分が優先として結婚しても子供を欲しがらない若者が急増し、少子高齢化による人口激減が加速化している。
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 日本民族の、人間としての繁殖能力は衰退し、生物としての生命力はつきようとしている。
 所詮、日本人男性とは、貢ぎ君的「働きアリ」であり、子孫を残す為の「種馬」に過ぎない。
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 総じて、日本人女性は日本人男性より優れている面が多かった。
 大学入試で、女性の合格人数を制限しないと男性の合格人数が減る恐れがあった。
 重要な仕事を任せると、女性の方が男性よりもそつなくこなす。
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 江戸時代の商家の多くは、家業や財産を息子より末娘に相続させ、気の弱い有能な手代と結婚させ家を継がせた。
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 日本の男尊女卑と中国・朝鮮の男尊女卑は違う。
 同様に、日本の女性への差別・偏見と西洋キリスト教文明諸国・イスラム教徒文明諸国の女性への差別・偏見とは違う。
 何が違うかといえば、日本の最高神は太陽の化身である女性神天照大神天皇霊天皇家の祖先神、伊勢神宮内宮)である。
 そもそも、中華儒教の中国や朝鮮は日本とは違って「怪力乱神」、つまり神や仏を信じていない。
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 レディーファーストは、西洋キリスト教文明諸国で生まれエチケットとして定着し発達したが、日本では馴染まなかった。
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 日本の家庭は、亭主関白と嬶天下(かかあでんか)そして子供独裁で、夫が強ければ横暴な亭主関白あり、妻が強ければヒステリックな嬶天下であり、子供が強ければ凶暴な子供独裁になる。
 ある意味での、弱肉強食家庭で、強い者が家庭の主導権を握り弱い者は反抗・抵抗せず下僕に徹し奴隷の如く傅く。
 日本人女性は女夜叉(鬼女)で、悪鬼であり鬼神であり、恨みを飲んで死ぬと幽霊となって化けて出て憎い相手を呪い殺す。
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 現代日本では、古き良き日本の、従順な大和撫子やたおやかな手弱女は存在しないし、勇ましい大和男児や雄々しい益荒男もいない。
 生きた文化としての、古典的「雅」も先取りの「粋」もない。
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戦後日本、現代日本の家庭は、「金に切れ目が縁の切れ目」の如く家族における絆が弱くなり、最悪、崩壊している。
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