🥓40〉─1─大学は貧困の巣窟で風俗店で働く女子大生が増えている。~No.182 

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 苦学生は、昔は美談、今はブラック。
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 2021年7月16日号 週刊朝日「週刊図書館
 今週の、名言奇言  斎藤美奈子
 もうだいぶ前から、風俗店は現役女子大生だらけである。
 中村淳彦『女子大生風俗嬢』 宝島社新書
 〈高校の卒業式が終わってすぐヘルスで働いて、半年くらい前にソープに移りました。(略)大学生なのでしかたないです〉(札幌市内の私立大学2年生)
 〈高校2年生くらいから、どうやって大学進学するか考えました。(略)受かっても落ちても、風俗の仕事はするつもりでいました〉(兵庫県在住の通信制大学1年生)
 中村淳彦『女子大生風俗嬢』にはこんな告白が次から次に登場する。これはけっして特殊なケースではない。この十数年、大学のキャンパスは貧困の巣窟と化しているのだ。よって〈もうだいぶ前から、風俗店は現役女子大生だらけである〉。
 最大の原因は親の収入減と学費の高騰だ。大学の年間授業料は国立で53万円、私立文系80万円、私立理系で110万円程度。初年度はさらに入学金が加わる。一般家庭が簡単に支払える金額ではなく、一方で学生バイトの賃金は低下。日本学生支援機構奨学金は学生ローンに等しく、学生自らが4年間で数百万円の借金を背負うことになる。自宅外通学者は家賃も生活費も交通費も稼がなければならず、とても月10万円のバイトでは足りない。いきおい夜の街に彼女らは流れる。ヘルス、ソープ、ピンクサロンパパ活、男性ならウリ専、ホストクラブ・・・。
 エリート大学の子も同じ。〈慶大生が裕福というのは単なるイメージですよ〉〈学費のために夜職やっている子はけっこうい〉る(慶応大学3年生)
 いささかショックなのは、世帯収入に関係なく、子どもの学費を負担したがらぬ親が増えていることだ。国が推進する『高等教育の受益者負担』という発想が行き渡り、大学生に経済的自立を強いているらしい。
 さらにはそこにコロナ禍が襲いかかった。2021年2月に取材いたという本書は、呼んでいて辛くなる現実だらけ。この状況を変えるには、少なくとも大人が『苦学生』が美談だった親の時代とは違うのだという認識を持つことが先決だろう。」
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女子大生風俗嬢 性とコロナ貧困の告白 (宝島社新書)
東京貧困女子。: 彼女たちはなぜ躓いたのか
日本の貧困女子 (SB新書)
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 日本で、貧困化する女性や子供と減少する出生数を真剣に考え、本気で対策を講じようと行動する政治家、官僚、学者、メディア報道機関、人権派、その他は少ない。
 彼らは、高学歴の知的インテリや進歩的インテリであり、自己責任・自助努力・自力救済の信奉者である。
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 2021年8月号 Hanada「東京五輪はコロナに負けない!
 五輪反対で商売するテレビ
 コロッと変わった
 藤原かずえ
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 なお、このキャンセル・カルチャーは完全に党派的であり、彼らは女性蔑視を問題にしていたのではなく、森会長を辞任させることが目的であったと考えられます。
 なぜなら、5月10日に『50歳と14歳が同意性行して捕まるのはおかしい』と児童淫行(いんこう)を肯定する発言を行った立憲民主党本多平直議員に対しては、立憲民主党もワイドショーも完全無視、6月になって事態が隠せなくなると、ようやく幹事長が厳重注意をするという何の実効性もない軽い処分で問題を終わらせてしまいました。
 結局、立憲民主党やワイドショーにとって興味があるのは、ディスカウント東京五輪を通した政権打倒であり、女性や児童の人権などどうでもよいことがわかります。
 国民無視の偏向放送
 ……」
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