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2024年8月25日 MicrosoftStartニュース 読売新聞「三峯神社で最後の獅子舞、人口減で後継者なく…保存会メンバーで地域在住は2人に
埼玉県秩父市三峰の三峯神社で25日、同神社境内の 末社(まっしゃ) 諏訪神社祭が行われ、地域住民らによる「三峰の獅子舞」(市指定無形民俗文化財)が奉納された。江戸時代から続く獅子舞だが、地域の人口減少による後継者難で、今回が「最後」の披露となった。
畳表の上で優雅に舞う三峰の獅子舞(25日午前、秩父市で)
© 読売新聞
霧が立ちこめる朝の境内に、シカを模したとされる獅子頭をかぶった舞手たちが登場した。はかま姿で足には真っ白い足袋。笛の音に合わせて、畳表の上で舞を披露した。
江戸時代に現在の東京・奥多摩方面から伝わってきたとされる三峰の獅子舞は、優雅な動きが特徴で「お座敷ざさら」「御殿ざさら」とも呼ばれる。地域住民が練習を続け、毎年夏の祭りで披露されてきた。
伝承のために、獅子舞保存会ができたのは15年ほど前。だが地域では高齢化が進み、人口減少が加速した。保存会のメンバーのうち、現在も地域に暮らすのは「2人だけ」になってしまったという。
舞手と記念写真を撮る人の姿も見られた
コロナ禍によって、2020年から数年間、奉納できず「空白期間」ができてしまったことも、後継者難に拍車をかけた。保存会の千島幸明会長は「先人には申し訳ないが、今回の奉納で一区切りとする」と肩を落とす。
三峯神社の歴史に詳しい郷土史研究家の野口正士さん(82)はこの日、午前4時から始まった神事を記録に残した。野口さんは「伝統芸能の多い秩父地域だが、過疎化の波には勝てない。神楽や獅子舞などの多くが廃れてしまっている」と残念そうに話した。
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