🚱17〉─3─2019年初売り 頼みの綱はやはり「外国人」。百貨店の高級路線で差別化。~No.72No.73No.74 @ 

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 少子高齢化による人口激減で減るのは、日本人消費者であって日本市場ではない。
 外国人旅行者(中国人旅行者)が爆買いしてくれれば、日本市場は縮小しない。 
 日本市場は、日本人消費者がいなくなっても外国人旅行者がいればもち。
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 消費税10%は、減少する日本人消費者ではなく、増加する外国人消費者に対する増税である。
 日本人消費者はケチで、無駄な買い物をしないし、買っても安い物しか買わない。
 消費税が10%に増税されれば、日本人消費者はさらに物を買わなくなる。
 消費を期待するのは、外国人旅行者、特に中国人旅行者である。
 外国人旅行者が買う商品の大半が、メイド・イン・ジャパンではなくメイド・イン・チャイナである。
 つまり、日本で売られている商品の多くは日本産ではなく中国産である。
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 日本政府や経済界が進めているカジノも、日本人客ではなく外国人旅行者である。
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 日本経済は、人口激減する貧困層日本人を相手とせず、大金を持った外国人旅行者を相手にするべく来日外国人を増やして生き残ろうとしている。
 日本政府が進めている観光立国日本とはそういう意味である。
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 商品を買わない日本人消費者に商品を売っても無駄である。
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 2019年1月5日 Ggooニュース時事通信社「2019年初売り 頼みの綱はやはり「外国人」
 家電量販店の初売りでは完売する商品が相次いだ=1日、東京・秋葉原ヨドバシカメラ(撮影・多田敏男
(AERA dot.)
 平成最後の2019年がいよいよ始まった。年末年始は家族とゆっくり過ごした人が多いだろうが、正月の楽しみと言えば初売り。今年も各地の百貨店や家電量販店に長蛇の列ができた。平成に流行した商品をまとめたものなど、「平成最後」にあやかった福袋も登場。売り場は活気にあふれたが、全体的に見ると消費者の財布のひもは固い。店側にとって頼りになるのはやはり「外国人」のようだ。
 東京の西武池袋本店は1月1日の午前10時が開店予定だったが、約2万人が集まり30分早めにオープン。行列の一番は、午前1時30分ごろに並んだ人だったという。約40万人が来店し、元日の売り上げは前年同日比で2%増えた。
 福袋は約1,500種類、約15万個を用意。売れ筋は数千円?1万円程度の食品や衣料品だった。平成関連商品では、野球盤などを詰め合わせた「昔ながらのおもちゃが平成でパワーアップ!福袋」が家族連れに人気だった。ティラミスやマカロンなどを後日味わえる「平成スイーツブッフェ福袋」も好評だった。
 西武池袋本店で売り上げ増に寄与したのが、外国人観光客だ。社員が歌舞伎役者に扮した催しでは、多数の外国人が写真を撮っていた。
 「正月を目指して来日する多くの海外からの旅行者にご来店いただいた。免税利用客数、免税売り上げともに前年伸長で推移しました」(同店広報担当者)
 外国人の勢いがあるのは、2日や3日に初売りをした三越伊勢丹高島屋などほかの大手百貨店でも同じだ。
 三越伊勢丹では、7年ぶりに初売りと冬のクリアランスセールを同時開催。三越日本橋店では2日早朝から約5,200人が列をつくり、予定より10分早い午前9時50分にオープンした。伊勢丹新宿本店は3日が初売りで、前年より4割ほど多い約1万人の行列ができて、予定より20分早い午前9時40分に開いた。ともに日本人だけでなく外国人客が目立ち、高額の福袋を買う姿も見られた。
 三越伊勢丹ホールディングスの広報担当者は、普段から外国人観光客が多い銀座三越店の売り上げが良かったと明かす。
「日本人と同じような購買スタイルになっていて、コートなど単価の高い冬物衣料も売れています。外国人は長期間の休みで日本に来ているので、4日の仕事始めに関係なく来店してくれます。遅い時間まで買い物を続けてくれるので、非常にありがたい」
 高島屋では日本橋店の2日の初売りに、前年を1千人上回る6千人が並んだ。外国人客が多い大阪や京都の店の売り上げも堅調だったという。
 こうした外国人パワーは昨年の百貨店の売上高を見てもはっきりしている。日本百貨店協会が昨年12月21日に発表した11月の売上高は、店舗数調整後で前年比0.6%減の5,304億円で、2カ月ぶりのマイナスだった。平年より暖かい日が多く冬物衣料が売れにくかったことに加え、株安や景気の先行き懸念で個人の消費意欲が落ち込んでいることがある。
 一方で、訪日外国人向けの売り上げは順調に伸びている。11月は277億円と24カ月連続で前年比プラスとなり、1?11月累計で初めて3千億円を超え過去最高を更新した。
 家電量販店でも外国人の「爆買い」は続いている。デジタルカメラタブレット、高級腕時計などが全体的によく売れた。お得なセットを手に入れようと、12月31日から徹夜で並ぶ光景が各地で見られた。先着順で販売する一部の家電量販店では、「一般の人が福袋を買いにくい」といった苦情もあった。転売を狙って買っている人もいるとみられ、店側も対策に力を入れている。
 ビックカメラでは、人気の高い商品は抽選販売にしている。
 「全員に当選のチャンスがあり、早く並んだからといって有利になるわけではありません。今年も大きな混乱はありませんでした」(広報担当者)
 初売りや福袋はネットを通じて外国人にも浸透。何度も来日する人も増えていて、行列への並び方といったマナーも徐々に向上している。店側も外国語で案内するなど配慮している。
「かつては列に割り込むなどルールを守らない人もいましたが、いまでは整然と並ぶ外国人がほとんどです。福袋についても人気のものは予約制や抽選なので、外国人のせいで買えないということは考えにくい」(大手百貨店担当者)
 足元では景気の不透明感が増している。
 4日は新年最初の株式取引となる「大発会」があったが、東京株式市場はほぼ全面安の展開。日経平均株価終値は前年末の終値より452円81銭(2.26%)安い1万9,561円96銭となった。大発会終値が前年末の終値より下落したのは3年ぶりで、警戒感が強まっている。
 景気が悪化すれば、低迷している個人消費がさらに落ち込むのは確実。初売りが象徴しているように、消費では「外国人頼み」の状況が続きそうだ。(本誌・多田敏男
 ※週刊朝日オンライン限定記事」
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 1月6日19:28 産経新聞三越伊勢丹がブランド化粧品サイト 今春にも、高級路線で差別化
 三越伊勢丹ホールディングス(HD)が平成31年春にも化粧品に特化したインターネット通販サイトを立ち上げることが6日、分かった。高級化粧品約1万点をそろえ国内最大級のサイト構築を目指す。小売業界はアマゾンなど既存ネット通販サイトが勢いを増している。三越伊勢丹HDは百貨店の強みを生かした品ぞろえにより巻き返しを図り実店舗に迫る収益の柱に育てたい考え。
 化粧品通販サイトは、従来の「三越伊勢丹オンラインストア」の内部ではなく独立して設ける。三越伊勢丹がサイトを運営することで、既存サイトが扱っていない高級ブランド化粧品をそろえて差別化を図る。ブランド品は既存の通販サイトなどへ出品するとイメージを損ないかねず敬遠する傾向があった。
 三越伊勢丹HDは百貨店としてこれまでに培ってきた取引先との信頼関係を武器にサイトを構築。スタート時点での取り扱いブランド数は180超に上る見通しだ。
 サイトでは、若い女性らの間で人気の会員制交流サイト(SNS)を活用したり、「チャット」と呼ぶ短い文章のやりとりによってスタッフが化粧品選びのカウンセリングを実施したりすることも計画。販売だけでなく商品知識など百貨店の強みを生かしたショッピング体験を提供する。
 配送の迅速化を図るため専用倉庫など物流機能の整備も図る。
 ターゲットはネット通販を好む若年層に加え、百貨店の撤退などのため高級ブランド店がない地方の顧客を想定する。ブランド数と取り扱い点数を増やしてサイトを充実させ、ユーザー獲得を進める。」
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