🚷7〉─11・L─人口激減の恐怖が見え始めた。ついに富山県人口100万人割れ。~No.50 

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 深刻な事態が理解できない現代日本人、特に政治家や官僚などの政治的エリートとメディアや教育の進歩的インテリ達。
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 2024年5月1日19:18 YAHOO!JAPANニュース KNB北日本放送「【解説】“110万県民”は遠くなり…人口減少のメカニズムと対応策は 富山県
上野キャスター
 県政担当の神林記者です。私がこどもの頃、富山県の人口は110万人という印象が残っていて、100万人を切るというのは大きな衝撃です。
神林賢範記者
 そうですね、最近のデータから想定はされていましたが、いよいよ現実となり、やはり重く受け止めないといけないですね。
 女性が平均して持つ子どもの数が2人か3人、という時代が戦後しばらく続き、県の人口は第一次ベビーブームやその子ども世代の第二次ベビーブームなどにより増え続けました。
 しかし未婚化や晩婚化などから少子化が進み、1998年の112万6千人余りをピークに県の人口は減少に転じ、人口減少時代へと突入していきました。
人口100万人未満の県は、全国では2023年10月時点で10県で、ここに富山県が加わりました。
 富山県の次に人口が少ない香川県は92万6000人、全国で最も人口が少ないのは鳥取県で、およそ53万7000人などとなっています。
上野キャスター
 富山駅で話を聞くと、昔は今より人が大勢いたよ、という方が多くいました。
神林記者
 はい。こちらは県内の人口が増え続けていた昭和40年代の富山駅高岡駅の映像です。高度経済成長期は最も街が賑やかだった頃ともいえます。
 こちらは富山城址公園でKNBが開いたイベントの様子です。一晩で5万人もの人が集まりました。
上野キャスター
 こうしてみると今とは全然違いますね。人口減少の最大の要因は、少子化、子どもが減っていることですよね。
神林記者
 はい。県内の出生数は第二次ベビーブームの1972年、1万8975人をピークに減少し、2023年は過去最も少ない5859人でした。
上野キャスター
 ピーク時の3割ほどしか子どもが生まれていないということなんですね。基本的なことを聞きますが人口が少ないのはよくないことなんでしょうか?
神林記者
 人口減少は緩やかに進んでいくなら、それほど大きな問題ではありません。人口構成がいびつなところが課題だと言われています。
 こちらは、県の人口がピークだった1998年の人口構成を表した人口ピラミッドです。上に行くほど年齢が高く棒グラフが長いほど数が多いことを示しています。
そしてこちらが2023年の人口ピラミッドです。そしてこの2つを重ねてみます。
上野キャスター
 こうやってみると、違いが歴然ですね。ボリュームゾーンがだんだん、上の年齢に向かっているのがわかります。
神林記者
 第2次ベビーブームに生まれた人たちが現在50歳前後の人たちです。
上野キャスター
 そのあとの世代がだんだん先細っているのがわかりますね。
神林記者
 年齢別に3つの区分でみると、15歳未満の人口は10万人あまりで、25年前のピーク時に比べおよそ6割強にまで減りました。
 一方、65歳以上の高齢者は、およそ33万人と25年前に比べて1.5倍にまで増えました。
 また生産活動を中心となって支える15~64歳の人口は、55万あまりと25年前に比べ20万人近く減っています。
上野キャスター
 社会を支える世代、そして15歳未満の将来支える世代が激減し、支えられる側の割合が大きくなっています。
 県は新たな対策本部で人口減少対策を進める、ということですがこうした状況は変えていけるんでしょうか。
神林記者
 人口の推計を行っている国の研究所の専門家は「状況を変えるのは極めて厳しい」と指摘しています。
国立社会保障・人口問題研究所 小池司朗 口構造研究部長
 「今0歳の人たちと言うのが、20年後30年後には母親世代になるということになりますので、この細い世代が今後親世代に参入していくということを考えると、これがどんどん細る一方になっていくというのが そうなる可能性が極めて高いというのが、この人口ピラミッド見るだけで明らかかなと。やはりその、それに適応した地域社会を作っていくということと、合わせて減少を緩やかにしていく、それを同時に考えていく必要があるのかなと」
上野キャスター
 少子化による人口減少は、今いる県民にどんな影響を与えるのでしょうか。
神林記者
 社会を支える側の世代が減るわけですから、これまで通りの行政サービスや社会インフラでは立ち行かなくなり、見直しが迫られます。また、地域経済も規模が縮小し、労働力が足りない、地域コミュニティも維持できるのかなど、様々な課題に直面していくことになります。地域が縮小することで、魅力が減り、人口流出も加速するという負のスパイラルに陥らないよう、本腰を入れた人口減対策は待ったなしです。
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 5月1日19:19 YAHOO!JAPANニュース KNB北日本放送「ついに富山県人口100万人割れ 知事「人口が減っても社会が維持できるような対策も大切」
 県は1日、4月1日時点の県の推計人口が100万人を割り込み、99万9476人だったと発表しました。
 富山県の人口が100万人を割り込むのは1948年以来です。
 4月1日時点の富山県の推計人口は、前の月から2614人減少し99万9476人でした。
 こちらは、富山県の人口がピークだった1998年の富山市の映像です。
 当時、県の人口は112万人あまりで、その後、少子化の影響で減少に転じていました。100万人未満となるのは1948年以来、76年ぶりです。
 県内の去年の出生数は過去最少の5859人で、人口減少が進んでいます。
 そんな中県は4月、新たに対策本部を設けて取り組みを進める考えです。
新田知事
 「新しく立ち上げた人口未来構想本部において、取り組んでいく課題を抽出していきたいと考えている。自然減を抑制する、社会減を抑制する、とともに決して諦めるという意味ではないが、人口が減っても社会が維持できるように様々な機能がうまく動くようにしていくという対策も大切だと考えます。それも本部のなかでしっかりと取り組んでいく」
 県民からは、驚いたという声や仕方がないといった声などが聞かれました。
上野キャスター
 「富山県の人口が、100万人を割り込んだという発表があったんですけれど、率直にそれを聞いてどう思われますか?」
50代男性
 「とうとうという感じ」
50代女性
 「だんだん若い人は県外に行かれることが多いので、減っていくのかなっていう印象です」
60代男性
 「やっぱり支える人と支えられる人、そのバランスがどんどん狂っていっちゃうんじゃないかなって」
 こちらの女性は、人口が100万人を超えた1949年当時を覚えているそうです。
80代女性
 「少なくなりましたね。超えた時は私嬉しかったですけど。100万人超えてよかったと思って。富山県これから良くなるなと思いましたわ。これからどうなっていくんだろうと思ってさみしいです。」
 高校生に聞いてみると…
上野キャスター
 「将来富山に残りたいですか?」
10代男性(高校1年生)
 「いやー、微妙ですね。都会のところに行きたいっていうのがあって」
上野キャスター
 「お子さんどうですか?1歳ですけど、将来富山に住んでほしいという思いあります?」
20代女性
 「あー、ぜひ住んでほしいなとは思いますけど、でも同年代が少ないのはかわいそうだなと思います。小学校とか」
20代男性
 「経済がよくなれば、若者も増えるかなって思います。働き口が今少ないと感じてるんで、雇用が増えると、人も自然といろんなところから集まるんじゃないかなと思っています」
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 5月1日19:57 YAHOO!JAPANニュース 富山テレビ放送富山県人口100万人割れ…『人口推移や今後の課題を検証』行政だけでなく企業の対応も
 富山県の人口が4月1日時点の推計で100万人を下回り、99万9476人となりました。
人口が100万人未満となるのは1948年以来76年ぶりです。
 改めて、これまで富山県の人口推移がどうなってきたのか振り返ります。
富山県の人口は、戦後増加傾向をたどり、1949年(昭和24年)に初めて人口が100万人を超えました。
 1998年(平成10年)には112万7000人とピークに達し、ここ数年は毎年9000人程減少し続け、今回100万人を下回って99万9476人となりました。
100万人を下回るのは76年ぶりのことになります。
 世帯数と1世帯当たりの人数も見てみましょう。
 1950年、県内の世帯数はおよそ20万世帯で1世帯あたりの人数が5.24人。
その後、世帯数は増加を続けますが、1世帯当たりの人数は減り続け、先月の1世帯当たりの人数は2.45人、ピーク時の半分以下となっています。
 富山でも少子化核家族化が進んでいることがわかります。
 では今後どうなるのか。
 国立社会保障・人口問題研究所の推計では今後も毎年1万人程度減り続け2050年に76万2000人で今より24万人減ります。
 県が9年前に策定した人口ビジョンでは85万9000人でした。
 人口減少は県の予測より加速して進むとみられます。
 新田知事は、先月「人口未来構想本部」を立ち上げ、新たな人口ビジョンを策定し、今後の課題や対策を洗い出すことにしました。
 人口減少を緩和するため、結婚や子育て支援、若い世代への就労支援、移住政策などを進めること。
 そして人口減少に伴って深刻化する高齢化や人手不足など、新たな課題への対応策を検討することにしています。
 では、実際の若者はどう感じているか…。
 先月、県が開いた就職説明会で聞きました。
*就職活動中の学生
 「地元の方が、安心感がある」
 「富山が好き。富山で働きたい。(長く住むなら)遊べるところは増やしてほしい」
 住みやすさなどから、地元志望の学生が多い中こんな心配も…。
*就職活動中の学生
 「企業の数が少ない。幅広い職種で就職するなら県外に出た方がいいと思うこともある。(人口減少で)そこが心配」
 企業の担当者は…。
*企業の人事担当者
 「今のところ人手は足りているが年齢層が問題。若手がいない。30代がいちばん少ない」
 「孫たちが大人になったときどうなっているか不安。外国は倍以上の水準なのに給料が上がっていかない」
 今のところは、まだ私たちの生活に支障が出るほどではない一方、企業からは先日の大地震のような災害になると、将来は人手不足が原因で機能がストップするのではという不安も聞かれました。
 少子化への対応は行政だけでなく企業にも求められます。
 今後、社会全体として取り組む大きなテーマになります。
 富山テレビ放送
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 5月1日20:00 YAHOO!JAPANニュース 富山テレビ放送「1948年以来の水準…富山県の人口が100万人を下回る 知事「県の想定よりも早く減少が進んでいる」
 富山県の人口減少が加速しています。
 県の人口が4月1日時点の推計で100万人を下回り、99万9476人となりました。
人口が100万人未満となるのは1948年以来76年ぶりです。
 県が1日発表した4月1日時点の人口移動調査結果によりますと、富山県の総人口は、推計で99万9476人で、前の月から2614人減少しました。
 男性は48万6552人、女性は51万2924人でした。
 市町村別では、黒部市をのぞく14の市町村でいずれも減少しました。
 県の人口が100万人を下回ったことについて、新田知事は「県の想定よりも早く減少が進んでいる」としたうえで、「人口減少に伴う課題に正面から取り組んでいく」と話しました。
*新田知事
 「出生数を増やしましょう、少子化対策をしましょう、それと東京一極集中を是正をしていきましょうと取り組んでいただけるように国に働きかけていきたい。今までマンパワーでやっていたことをデジタル化することによって、より少ない人数でかつ質も上げていくことができると考えている。社会機能を維持していく、私どもの仕事でいえば、県民の皆さんの満足度の維持をしていくためにはデジタルの活用、ロボットなどを含めたテクノロジーの活用が不可欠」
 一方県民は…。
Q.県の総人口は何人?
*買い物客
 「100万ちょっと。もう何年かすると100万人を割るんですよね?」
 「あらまーショック」
 「すごい ショック」
高岡市
 「私は団塊世代。(高岡駅の)地下道が出来たときは、どこにこんなにいたんだろうと思うほど人がいた。今はがらんとしている 寂しい、寂しい」
氷見市
 「確かに子育ても生活も大変だが、子どもを生み育てていかねばという意識は薄くなった」
 「(切実な問題だが)今さら私たち産めないし…」
 富山テレビ放送
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