🧣48〉─2─Z世代の約7割が「日本社会の未来に希望なし」、理由は?〜No.193 

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 2023年9月29日 MicrosoftStartニュース ITmedia ビジネスONLiNE「Z世代の約7割が「日本社会の未来に希望なし」、理由は?
 今日の市場
 未来に希望を感じますか?
 © ITmedia ビジネスオンライン
 18~24歳のZ世代は、日本社会の未来をどのように感じているのだろうか。「希望を感じている」と答えたのは25.5%に対し、「希望を感じていない」は74.6%であることがBIGLOBE(東京都品川区)の調査で分かった。
 「希望を感じていない」という人に、その理由を尋ねた。最も多かったのは「政治に期待が持てない」(56.7%)、次いで「少子高齢化が進んでいる」(42.1%)、「自分の資産が安全ではない」(26.8%)、「格差社会により分断が進んでいる」(24.9%)、「利己的な人が多い」(19.2%)だった。
 年上の世代に対して「不満がある」と答えたのは61.7%。年代別で見ると「30代」(63.0%)が最も多く、次いで「Z世代」(61.7%)、「25~29歳」(59.2%)、「40代」(56.0%)という結果に。
 「年上の世代に不満がある」というZ世代に、不満の内容を聞いた。「前時代的な価値観の押し付け」(62.0%)と答えた人が最も多く、次いで「経済成長の停滞」(37.0%)、「政治の停滞」(31.5%)、「人権意識の低い社会構築」(30.6%)、「少子化による人口減」(30.6%)と続いた。
 今回の調査は、全国の18~69歳の男女を対象に、インターネットで行った。期間は9月12~14日、有効回答数は1000人(18~24歳までのZ世代350人を含む)。
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 9月29日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「結婚しない、個性を殺したがる…いつの間にか日本の若者に起きていた「大きな異変」の正体
 いま日本はどんな国なのか、私たちはどんな時代を生きているのか。
 日本という国や日本人の謎や難題に迫る新書『日本の死角』が発売から7刷となり、普段本を読まない人も手に取り始めている。
 【写真】一生独身…「日本人男性」が結婚できなくなった「まさかのワケ」
 意外と知らない日本の論点とは? 
 「個性的」とは否定の言葉?
 「個性的と言われると、自分を否定された気がする」「周囲と違うってことでしょ? どう考えてもマイナスの言葉」「差別的に受け取られるかも」……。
 どうやらいまの若者たちは「個性的」だと思われたくないらしい。
 〈思いをストレートに口に出すと、周囲から自分だけが浮いてしまう。みんなと同じでなければ安心できず、たとえプラスの方向であったとしても自分だけが目立つことは避けたい。近年はそんな心性が広がっているように見受けられる。
 (中略)
 「個性的であること」は、組織からの解放を求めるには好都合だが、組織への包摂を求めるには不都合である。自分の安定した居場所が揺らぎかねないからである。
 今日の若者たちは、かつてのように社会組織によって強制された鬱陶しい人間関係から解放されることを願うのではなく、その拘束力が緩んで流動性が増したがゆえに不安定化した人間関係へ安全に包摂されることを願っている〉(「いまの若者たちにとって「個性的」とは否定の言葉である」『日本の死角』より)
 コミュニケーションや人間関係が固定的から流動的になるにつれて、若者は場面場面で付き合う相手を切り替えている。
 これは上の世代からはなかなか見えてこない実態だろう。
 なぜ結婚しないのか?
 写真:現代ビジネス
 若者については、結婚しなくなっていることも興味深い現象だろう。
 一体なぜなのか? 
 〈少子化対策を熱心に言挙げする人々は、しばしば仕事と子育ての両立難や、若年男性の経済的困窮をとりあげて、「若者は結婚したくても、できない」というリアリティを強調してきた。
 しかし、それは事態の半面でしかない。
 今回は別の角度から、若者が結婚しにくくなっている理由を考えたい。
 それは格差婚、すなわち女性が自分よりも学歴や収入など社会的地位の低い男性と結婚する傾向が少ないままだから、ではなかろうか〉(「家族はコスパが悪すぎる? 結婚しない若者たち、結婚教の信者たち」『日本の死角』より)
 『日本の死角』で紹介される調査では実際に日本の下降婚率が低いことも示される。
 いまや出生数80万人割れ、2070年に総人口が8700万という推計も出たばかり。あらためて、山積する日本の論点を整理し、考える機会としたい。
 つづく「なぜ若者は結婚しない・できないのか…大人が意外と知らない『2つの理由』」では、家族はコスパが悪いため、コスパで考えると結婚しない方がいいと考える人がいるという現実を深く分析する。
 現代新書編集部
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 5圧14日 現代新書編集部「なぜ若者は結婚しない・できないのか…大人が意外と知らない「2つの理由」
家族はコスパが悪い?
 いま日本はどんな国なのか?
 私たちはどんな時代を生きているのか?
 日本という国や日本人の謎や難題に迫る新書『日本の死角』が刊行される。
 意外と知らなかった論点・視点の数々とは――。
 結婚しない・できない若者たち
 出生数80万人割れや「2070年の総人口は8700万人、2120年には5000万人以下にまで減る」という厳しい将来推計人口も話題になっている。
 少子高齢化問題では「結婚しない若者」というのも重大なテーマであり続けている。
 〔PHOTO〕iStock
 〈家族は本質的にコストパフォーマンスが悪いため、コスパや合理的計算で考えると結婚はかえって遠のいてしまう。
 結婚や子育てという純粋な歓びを、「機会費用」という名で利得を計算し(専業主婦になるとX億円の損、とか)、結婚や出産を「リスク」とみなすような結婚支援や少子化対策が大手を振ってきたのである。〉(『日本の死角』より)
 家族はコスパが悪いため、コスパで考えると結婚しない方がいいと考える人がいるのも当然だろう。
 格差婚が少ない?
 そのほかにも若者が結婚しない理由は存在する。
 〈少子化対策を熱心に言挙げする人々は、しばしば仕事と子育ての両立難や、若年男性の経済的困窮をとりあげて、「若者は結婚したくても、できない」というリアリティを強調してきた。しかし、それは事態の半面でしかない。〉(『日本の死角』より)
 〈別の角度から、若者が結婚しにくくなっている理由を考えたい。それは格差婚、すなわち女性が自分よりも学歴や収入など社会的地位の低い男性と結婚する傾向が少ないままだから、ではなかろうか。〉(『日本の死角』より)
 〔PHOTO〕iStock
 日本の下降婚率は、約16.3%というデータがある。スウェーデン(37.0%)、フィンランド(34.8%)、フランス(30.6%)などヨーロッパの国々と比較しても割合は低い。
 結婚・出産がすでにぜいたくになっている日本の現実。話題書『日本の死角』では、日本人論や若者の生態、教育問題、地方格差など幅広い論点を深掘りして分析している。
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