🌅3〉─3─直葬とは、宗教的・儀礼的要素を排除した日本式家族葬である。〜No.22No.23No.24 * 

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 2017年3月9日 週刊文春「『直葬』という選択
 亡くなったら約20万円で直接火葬場へ
 身内が亡くなれば、親族、友人、知人らに知らせ、通夜振る舞いし、告別式を行う──以前はこれが一般的な葬儀の形式だった。しかし最近は、それをすべて省いて火葬場で荼毘に付す『直葬』が増えているという。あなたはどのような形で見送られたいだろうか。
 『直葬』という言葉をご存じだろうか。人が亡くなった後、お通夜や告別式を行わずに『直接、火葬場に送る』見送り方である。ごく近い身内数人で行い、『火葬式』と呼ばれる事もある。
 会場に大勢の人が集まり、お経が響く中で焼香の列を作る──。こうした『従来型』の葬儀が減少し、一方で直葬は数年前から徐々に増加傾向にあるという。
 ウェブで葬儀業者の仲介サービスや見積もり比較を行っているマザーズ上場企業『鎌倉新書』の増澤貞昌氏が言う。
 『当社が217の葬儀社にアンケート調査を行ったところ、「直葬が最近増えている」と回答した葬儀社は4割を超えています』
 葬儀の形が、大きく変わりつつあるのだ。
 葬儀業界の専門雑誌『月刊フューネラルビジネス』の吉岡真一郎部長が説明する。
 『現在年間約130万人が亡くなる中で、2〜3割が「直葬」を選択しています。
 例えば、従来なら会社の同僚の父親が亡くなった時、その父親とは直接面識がなくてもお葬式に行くのが日本の習慣でした。そうした〝常識〟が変わったのです。今から15年くらい前に、身内や親族だけで告別式などを行う「家族葬」と呼ばれる形式が定着しました。「直葬」は、さらにそれが簡略化したスタイルです』
 『一般な従来の葬儀』から『会葬者』を引いたものが『家族葬』。さらに『家族葬』から『宗教的・儀礼的要素』を引いたものが『直葬』ということになる。
 ……
 葬儀業者とのトラブルは多い
 身内の葬儀などを取り仕切る事は、人生で何度もあるある訳ではない。しかも、短時間で決断をしなくてはならない。前出の『鎌倉新書』の調べでは、遺族が葬儀業者を選定する際の平均時間は、故人が亡くなってから約2時間だ。
 まして身近な人が亡くなるという、平常な精神状態ではいられない時に、葬儀の形式や費用を冷静に判断する事は困難だ。
 そのため、葬儀を巡り、業者とトラブルが発生することは非常に多い。
 ……
 直葬で40万円弱かかったケースも
 ……
 現在年間約130万人の死亡者数は、2030年には160万人を超えると言われている。
 あなたは身近な人の、そして自分自身の葬儀をどう選択するだろうか」



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