🧣2〉─1─阪神淡路大震災や東日本大震災などの自然災害で、犯罪件総数は減ったが、犯罪の低年齢化と凶悪化が進んだ。~No2 @ 

 
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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 打ち続く自然災害で、新しい国際的表層が生まれて下層にある民族的古層に滲透し、民族の伝統・文化・宗教などの習慣を溶解し始めた。
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 大陸人の思考は、絶対的価値観に基づいた無制限に拡散し、「個」の自分を中心として不特定多数の見知らない人とオープンにつながろうとする。
 日本人の思考は、相対的価値観に基づいた限定的に留まり、没個性として家族・身内や特定少数の仲間・友人と閉鎖的空間で「絆」をより深めようとする。
 大陸の人間は他人を気にしない自立心が旺盛で気が強く、日本人は他人を意識するあまり気が弱く依存心が高い。
 大陸の人間は一人でも生きて行けるが、日本人は一人では生きて行けない。
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 日本人は、昔の日本人とは違う。
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 外国人移民が増えると、日本の美徳は薄れ、災害時に外国同様に犯罪や暴動、強奪が多発する。
 事実。傍若無人の中国人旅行者が急増した為に日本の観光地やイベント会場でのマナーや風紀は悪化している。
 大人は場所も考えず痰を吐き、子供は街中の木下で小便をする。
 トイレは汚れ、トイレットペーパは消える。
 レストランや料亭のテーブルは、嵐が去った後のように食いかけの料理が産卵している。
 日本のマナーやルールは、彼らには通用しない。
 外国人移民が増えれば、日本らしさは消えていく。
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 農業生産で重要なのは、豊潤な農地を作る事と優れた耕作技能を持った真面目な農民であった。
 土作りは、畑で10年、田圃で5年。
 耕作技能を持った後継者の減少によって、日本の農業基盤が崩壊し、農耕地に適した国土は減少し荒れ果て始めている。
 日本農業の崩壊は避けられず、食糧自給率は低下の一途である。
 食料輸入は増える事があっても、減る事は有り得ない。
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 1995年1月17日 阪神淡路大震災後。助け合い励まし合う事を知り、命の尊さと有り難さを感じた日本人達は、きっとより良い日本を造って行くだろうと期待された。
 だが。日本社会は、震災以前よりも殺伐とし、若者の心は荒んだ。
 命の重みが軽くなり、心を病んだ青年による女児殺害事件や通り魔的殺人や動物虐待などの自分より弱い相手に対する凄惨な事件が多発した。
 村山富市首相「初めての事だったから」
 そして、2011年3月11日 日本人は、東日本大震災で、人と人の絆やつながりを再発見したというが。
 鳩山由紀夫首相。
 菅直人首相。
 野田佳彦首相。
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 昔の日本は、大きな災害があるたびに日本人は一致団結し、協力しない身勝手な者は火事と葬式以外は付き合わないとして村八分にした。
 現代日本は、建て前として村八分にされない為に災害があるたびに表面的には助け合うが、実体は個人の権利を優先して他人との関わりを敬遠している。
 現代の日本では、昔みたいな煩わしいほどの人付き合いは存在せず、精神的負担が減り気楽となっている。
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 独り善がりの善人が、おためごかしの聞き心地の良い言葉を並べ立てる事で、世の中は良くなるどころかむしろ悪くないって行く。
 そうした、他人や周囲の気持ちや觥合を一切忖度しない傲慢な善人が、正義の味方面して増殖している。
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 戦後教育で、「弱い者を苛めるのは、男の恥」や「強きを挫け、弱きをたすく」や「義を見てせざるは勇無きなり」等の日本精神は、今や日本から消滅し、自分だけの「個の権利」を最優先にして人の命と権利を軽視する凄惨な凶悪犯罪事件が増えつっある。
 そうした現代社会を生み出した大人の反省がないどころか、自分は無関係で他人が悪いと悪ぶれず公言する大人が増えた。
 そうした無責任な大人に育てられた子供が大人となり、社会に出て、家族を持ち、現代日本に蔓延し始めた。
 自分を犠牲にしたまで子供を大事にする大人が、急速に減少し始めている。
 戦後教育を受けた現代日本人は、この流れを止めるだけの有効な対策を取る気力が無く、他人事として傍観し、なんとなく気張らず抵抗せず空気に乗っかって流され行き着く所まで行くしかない。
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 真面目に耐えて我慢する事が、日本の美徳ではなくなり始めている。
 キレやすい歪な心から、むしゃくしゃすると誰か舞わず暴力を振るい、最悪、殺人事件に暴走する日本人が増え始めている。
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 2013年10月7日号 アエラ
 「この国はどこへ向かうのか
 日本『右傾化』の真実
 暮らしに不満のない人たちが『右』に引き寄せられている。
 ……
 アエラでは今回、最近の『右傾化』と呼ばれる日本人の意識の変化を探ろうと、一千人規模のアンケートをした。
 将来自分の子どもに
 その結果みえてきたのは、自分が置かれた状況に比較的満足している人々にも、日本人や日本に対する評価が不当だとして、物足りなさを抱えている人が大勢いるという現実だ。
 自分のことを『大いに正当に評価されている』と考えている人たちには、日本人や日本についても『(どちらかといえば)正当に評価されている』という意識が強い(70%)、反対に、自分について『あまり正当に評価されていない』『全く正当に評価されていない』と感じている回答者たちでは、日本人や日本に関しても『正当に評価されていない』と感じている人が多数を占める(ともに約6割)。
 これらからは、自分の評価に対する満足度と、自国や自国民の評価に対する満足度は、比例する傾向が読み取れる。
 注目すべきは、自分について『ある程度正当に評価されている』と感じている最大グループ。これらの人々のうち、日本人や日本について『正当に評価されている』と受け止めている人が半数を占める一方で、『正当に評価されていない』と感じている人も4割を超えているのだ。
 前出のAさんも、中国・韓国の日本観は納得できない。意識して探し求めているわけではないが、ふとしたことで日本人として誇れるものに行き当たると、熱心に学びたくなる。Aさんはこう話す。
 『将来自分が子どもを持ったときに、日本や日本人の素晴らしいさを伝えられる大人でありたいんです。……』
 ……
 自国民や自国に自信や誇りを持つこと自体は、問題視されることではないし、『右傾化』に直結するわけでもない。ただ、自信や誇りは、ときに優越感や排外主義につながる危険性もはらんでいる。竹田さんは講演や著書で、天皇の存在などを理由に韓国や中国に対する日本の優位性を強調するが、そうした言説に触発されて尖鋭化する下地が広がっているとみることもできるかもしれない。
 日本や日本人が素晴らしいのは天皇がいるおかげ、という考えは、『右』的な思想の根幹をなすものだ。
 戦前、天皇は現人神だった。その考えは戦後、公式には否定されたが、いまも『天皇は神の子孫』と公言する人は、竹田さんを含め著名人にも少なくない。神かどうかはともかく、新嘗祭などの各種祭祀を独占的に執り行ったり、戸籍も職業選択の自由もなかったりなど、血筋を理由にした『差別』は許されない現代日本で、天皇一家については特別扱いが続いている。
 みんな笑顔で元気に
 そのことを一家の尊さの証しであるかのように解釈し、そうした『尊い存在につらなる日本人と自分』に自信を深めていく。
 ……
 『人は自然の恵みの中に生かされていて、八百万の神々、天皇陛下と切っても切り離せない関係だと確信していた』。それまでは、天皇は漠然とした尊敬の対象ではあったが、自分とは結びつかない存在だったという。」
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 「いじめ調査の第一人者、探偵が語る
 もはや犯罪 壮絶な現実
 いじめの解決の第一歩は『証拠集め』と言われる。学校や教師が頼りにならないから、いじめ調査のプロも誕生した。彼が見たのは、もはやいじめの範疇を超えた残酷な子どもたちの姿だった。
 ……
 男性の娘は東京の名門女子中学に通っていた。もともとは『何でも親に話す明るい性格の持ち主』だったが、『お宅のお嬢さんが万引きをした』という学校からの電話で状況が一変。
 ……
 『証拠を出せ』と教師
 彼女は安部氏に、仲間から万引きを強要されていたと告白。それまでにも捕まったとき以外にも何度も万引きをしていた。事実は判明したが、『不良』の烙印を押されたいる彼女の言葉を、周囲が聞いてくれるのか─。グループの他のメンバーが口裏を合わせれば、彼女の言い分は聞き入れられないだろう。
 安部氏は父親と彼女と相談した結果、当事者録音を行うことにした。当事者録音とは、セクハラなどの被害者が、ICレコーダーなどを忍ばせ犯罪行為を録音する行為。安部氏は、特殊なICレコーダーを彼女に託した。
 後日、『やれよ、やらないんだったらこれまでのこともバラすぞ!』と仲間が彼女を脅迫する様子が、彼女本人の手によって録音された。この証拠をもとに、父親は学校にかけあい、彼女の名誉は回復され、主犯格の子は退学処分を受けた。
 『何不自由のない暮らしを送っている名門校の女子中学生が、仲間に万引きを強要とは』
 安部氏は驚くと同時に呆れた。だが、このケースのあと、いじめ調査で知り合った多くの子どもたちから『そんなのはどこの学校でも起きている』と聞かされ、さらに驚かされたという。
 ネット上で、いじめの相談に応じると告知すると、依頼が殺到した。現在、相談は年間500件を下らない。『背景には、教育現場の機能不全がある』と安部氏は指摘する。
 『明らかにいじめの事実が存在するのに、被害生徒やその親に向かって「いじめられているなら証拠を出せ」と言う教師も多い』
 いじめの質も変化した。特定の生徒に対する継続的な暴力、中高生による100万円規模のカツアゲ、中高生だけでなく小学生までが行う集団レイプ、女子高校生による援助交際強要などなど。『かつては自分もヤンチャだった』という安部氏が驚愕するほど、陰湿かつ凶悪ないじめに次々と遭遇した。
 『もはやいじめの範疇を超えた立派な犯罪だ』
 女子生徒が手引きして男子生徒に集団レイプをさせるのも珍しくない。ある女子高校生が別のクラスの女子に『先輩(男子)の家に遊びにいこう』と誘われた。訪ねていくと、数人の男子生徒と女子生徒が待ち構えていて、その場で輪姦される。ターゲットになるのは、決まって性格がおとなしい子だ。手引きした女子生徒は横で眺め、そこにいる生徒たちは、携帯で一部始終を録画する。こんなことは決して珍しくないという。
 小学生でもレイプ
 ……
 加害者生徒宅を一軒ずつ訪問し、録画された映像などを回収する。その記録が、調査資料として被害者の保護者に渡される。そこから先は、保護者同士の話し合い(多くが損害賠償交渉)になる。教師はというと、生徒間で問題起きていると気づいても、あえてかかわろうとしない。
 安部氏はこれまでに20件以上のレイプ事案を扱ったという。『事件は収束しても、被害者の心の傷は簡単に癒えることはなく、解決とはいえない』と、その残酷さを強調する。レイプの低年齢化も著しく、小学生のレイプ事案にも何度も出くわした。しかも6年性などではなくそれ以下の学年でも起きているという。
 調査の依頼の多くは子どもの異変に気づいた保護者からだが、そのほとんどは母親だ。だが、いじめられていることを親に報告する子は少数で、大部分の子どもたちはその事実を必死で隠そうとする。保護者に依頼され、安部氏が面談して、やっと真実を語りだす子どもも多い。
 安部氏が、『どうして親に言わないんだ』とたずねると、ほぼ100%の確率で『お父さんやお母さんは忙しそうだから』という答えが返ってくる。日常の親子のコミュニケーションの希薄さが、いじめ発覚を遅らせている。レイプ被害に遭ったある女子中学生は、周囲の誰にも相談できず、安部氏の事務所に直接電話してきて、『死に方がわからないから教えてほしい』と語ったという。
 エリート校も優等生も
 『現在は誰がいじめの被害者、加害者になってもおかしくない時代』と安部氏は語る。
 『かっては一目で不良とわかる生徒が自分の力を誇示するためにいじめていた。しかしいまは、そんなあからさまな不良はいない。優等生もいじめる側に回るし、エリート校でも凶悪ないじめが起きている。被害生徒を単にオモチャにして喜んでいるようなものがほとんどだ』
 なぜこうなったのか。10年近くいじめに対峙してきた安部氏は、『子どもたちは大人のやっていることを模倣している』と指摘する。教師は、声の大きな保護者に頭が上がらない。立場の強い者は何でも許され、弱い者は泣き寝入りする。そんな大人の社会を子どもは驚くほど鋭い目で観察し、そのマネをした結果がいじめなのだと、多くの子どもたちと接してそう確信している。
 『親や学校が本来の役割を果たせば、ほとんどのいじめは探偵の手を借りるまでもなく解決できる』
 ……
 9月末に施行されたいじめ防止法に対しても、『いじめの現場を知らない人が机上で作った制度が機能するのか』と疑問を呈する。防止法では、悪質ないじめは積極的に起訴する方向だというが、『むしろ、いじめの抑止に力を入れるべきだ』というのが安部氏の持論だ。
 ……
 『いじめ被害者の3人に1人は自殺を考えるという報告もある。どんな縁かわからないけれど、自分が知り合った人間に死なれたくない』
 そう安部氏はつぶやいた」
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 10月3日 朝日新聞「『やり返して良い』と教わった子
 いじめ被害・加害 招く
 大人から『やられたらやり返して良い』と教わった子は、そうではない子に比べていじめ被害や加害を経験しやすい─
 ……
 調査したのは、子どもをいじめによる自殺でなくした遺族らでつくるNPO法人『ジェントルハートプロジェクト』(川崎市)。
 ……
 ジェントルハートの小森美登理理事は『「やられたらやり返す」という指導はいじめにつながるだけでなく、連鎖されて問題を大きくする。間違ったメッセージであると大人に知って欲しい』と話した。
 ……
 いじめが起きたときの相談先を複数回答で聞いたところ、小中高校生とも『親』が最も多く、『先生』『友だち』が続いた。いずれも『カウンセラー』が最も少なかった」
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 幼い子どもは、夢も希望もない自分の将来に絶望し、多額の借金と自然破壊しか残さない無責任な今の大人を信用せず呪わねばならない。







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