🧣16〉─1─お客は神様という時代は終わった。良識あるクレーマーと発狂したモンスター・クレーマー。常識ない怒れる保護者。~No.47No.48No.49 @ ⑭ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 将来、発狂したモンスター・クレーマーや怒れる保護者などの魑魅魍魎が増殖して跋扈する日本は、希望に満ちた明るい社会ではなく、住み辛く生活し辛く息苦しい暗い社会になる。
 現代日本人は、昔の日本人とは別人の様に変質し、醜悪な面が強くなっている。
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 2016年10月14日号 週刊朝日近鉄車掌飛び降りで浮かぶ『お客様は神様か?』問題
 『こんなの嫌や!死なせてくれ!』
 9月21日、近畿日本鉄道奈良線東花園駅大阪府東大阪市)に響き渡った車掌(26)の叫び声。電車の遅延をめぐって、ホームで複数の乗客に詰め寄られた車掌が逆上し、とんでもない行動に出た。線路に飛び降り、制服の上着と制帽を脱ぎ捨てて線路上を疾走。地上約8メートルの駅の高架から地面に飛び降り、救急搬送された。腰などの骨を折る重傷で、現在も入院中だという。
 一連の事件について近鉄は、『お客さま対応中の車掌が不適切な行動を引き起こしたことは大変遺憾』と謝罪。『社内規定にのっとって、車掌の処分を検討する』と発表した。
 これに対し、ネット上で『乗客側の行き過ぎたクレームだったのでは』『授業員をもっと大切にすべき』と車掌を擁護する声が続出。処分をいったん白紙に戻すことを要望する署名活動が始まり、10月1日時点で5万5,000件を超える賛同者が集まっている。
 『処分もおわびも顧客に向けたもの。従業員に対し、あまりに冷たいのでは』
 産業・労働社会学を研究する吉田誠教授(立命館大学)も、こう言って眉をひそめる。
 『労働契約法には労働者の安全配慮が含まれます。日本のサービス産業は顧客第一主義を貫く一方で、授業員の安産配慮に対し疑問が残る面も大きい。執拗なクレームによって精神に支障をきたせば、会社側の責任問題にも発展しかねない』
 日本の鉄道サービスは世界一とも評される一方で、天候や事故による遅延など、日々のトラブルは日常茶飯事。乗客からのクレームは後を絶たない。22日には、『近鉄職員にクレームをつけるのが楽しみだった』と話す無職の男(59)が、たび重なる無賃乗車を理由に逮捕されている。
 私鉄の労働組合幹部はこう話す。
 『鉄道会社の従業員に対する、乗客など第三者からの暴力件数は、ここ数年増加傾向にある。手が出ない言葉の暴力を含めると、相当な件数があるはず。ストレスから離職に追い込まれる例も少なくなく、非常に深刻に受け止めています』
 クレーム対策は、各社マニュアルを設けてはいるが、実効力に乏しいというのが現実のよう。毎年、組合が国交省にも対応を要請しているものの、何をどう整備するか具体策が難しい。
 『社会のゆがみが、理不尽で執拗なクレームという形になって表れているのでは。問題は根深いと考えています』(前出の労組幹部)
 車掌の処分は『本人の回復を待ち、状況を正確に把握した上で検討する方針』(近鉄祕書広報部)とのこと。社がどう判断するのか、行方が注目される。」
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 2017年11月16日 産経ニュース「「悪質クレーム」7割が遭遇 5万人調査、精神疾患・土下座強要も 厚労省に対策要望  
 悪質クレームに悩む声が書き込まれたアンケート用紙の束=16日、厚生労働省
 スーパーマーケットやコンビニなど流通・サービス業で、客から暴言や脅迫など「悪質クレーム」を受けた従業員らが約7割に上っていることが16日、労働組合で作るUAゼンセンの調査で分かった。土下座を強要されたり、セクハラを受けたりするケースもあり、ゼンセンはこうした迷惑行為に対策を取るよう厚生労働省に要請した。
 ゼンセンは今年6〜7月、関係業界の組合員にアンケートを実施し、約5万人から回答を得た。悪質クレームの大規模調査が行われたのは初めて。
 調査によると、悪質クレームを受けたことがあると回答したのは約3万6千人。最も多かった行為(複数回答)は「暴言」が2万4107件。「何回も同じ内容を繰り返す」(1万4268件)、「権威的(説教)態度」(1万3317件)が続き、「土下座強要」も1580件あった。
 その対応でストレスを抱えた人が約9割に上り、精神疾患を発症した人も359人いた。悪質クレームが増えていると感じた人は半数で、その原因について、「消費者のモラル低下」「ストレスのはけ口」などが挙がった。
 厚労省への要請書では、悪質クレームが「働く魅力を阻害し働き手不足をもたらす」として、対策を法律で定め、実態調査や研究を行うことを求めている。
 ■悪質クレーム
 明確な定義はないものの、業界団体には「社会常識や社会通念を大きく越える迷惑な要求」という共通認識がある。その中には、要求の内容自体は問題がないが、要求態度に問題がある場合▽要求態度に問題はないが、要求内容が受け入れられない場合▽これらの複合型−などさまざまな類型がある。脅迫や暴力、セクハラなど犯罪行為に該当するケースもある。」
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