🥓10〉─1─亭主関白による妻への暴力そして殺人。DV被害とストーカー殺人。~No.28No.29No.30No.31 @ 

よくわかるDV被害者への理解と支援

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 年々、日本は住み辛く、息苦しくなってきている。
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 よい日本人は1割、わるい日本人は3割、中間で優柔不断で付和雷同する曖昧な日本人が6割。
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 2016年5月29日 読売新聞「貧困 いま女性は
 婦人保護施設 自立支援
 DV被害者らの利用増加 対応苦慮
 貧困などで行き場のない女性を支える公的な福祉施設に、婦人保護施設がある。戦後、生きるために売春した女性の更生を目的に作られたが、時代が変わり、近年はDV(配偶者らからの暴力)被害者らの利用が増えている。入所してくる背景が多様化し、自立支援が困難になっている現状がある。(小沼聖実)
 首都圏の静かな住宅街の路地の一角に、婦人保護施設はあった。2階建てアパートのような外観だが、住所と電話番号は非公表。施設名の看板も、目立たないように揚げられている。
 『私を見捨てないで支えてくれた施設の職員には感謝しています』。ここで数年間暮らした30歳代の女性はそう前置きし、つらい過去を語り始めた。
 幼い頃に両親が離婚。預けられた親戚宅で殴られるなどの虐待を受けた。高校卒業後は、家出状態となり、水商売のバイトをし、夜遊びを繰り返した。『親にも親戚にも愛されず、いつも寂しかった』と、当時の気持ちを思い出す。
 20歳でクレジットカードを作ると、親戚に勝手に使われ、借金100万円を背負った。親戚とは絶縁状況になり、返済のため風俗で働いた。生活が苦しくても、生活保護などの制度があることは知らなかった。
 23歳の時、同居していた男性から暴力を受け、警察へ駆け込んだ。その時点で所持金はほとんどなく、警察から福祉の窓口につながり、施設に保護されることになった。
 施設では、約30人が集団生活し、最初は2人部屋で寝起きした。食事や風呂の時間、門限が決まっていて不自由も多かったが、次第に生活のリズムが身に付いた。社会福祉士などの資格を持つ職員が自立に向けた計画を立ててくれ、自己破産の手続きや職探しを手伝ってくれた。
 学生時代から勉強は苦手だったが、入所して初めて、軽い知的障害があることもわかり、職員の助言で障害者手帳を申請した。
 今はアパートに住み、週5日、雑貨店で販売員の仕事をしている。恋人もできた。『いつか結婚し、幸せになりたい』と。人なつこい笑顔で語る。
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 婦人保護施設は、39都道府県に48施設あり、計約1,000人が暮らす。1956年に制定され、翌年施行された売春防止法で、行き場をなくした売春女性たちを保護し、自立させる施設として始まった。
 しかし、厚生労働省の2014年度の調査によると、入所理由の6割は、夫や恋人などからの暴力被害で、売春による保護は4%に過ぎない。背景には、60年以降、性風俗産業の多様化が進み、法の想定する保護対象者が減っていったことがある。
 このため、同省は70年代から都道府県に通知を出し、保護対象を虐待や離婚、生活困難などのケースに、順次、拡大していった。2001年のDV防止法の制定後は、夫や交際相手からの暴力被害者、さらに一緒に逃げている子どもの保護施設としても使われるようになった。
 利用者の背景の変化に伴い、職員も対応に苦慮する場合が増えた。『居場所を隠さなければならないDV被害者がいると、他の入所者も外出などが制限され、不満からトラブルになる』と、ある施設の職員は話す。施設から職場に通い、就労に慣れ、地域での自立につながるという支援ができなくなった所もある。
 施設長らがつくる全国婦人保護施設等連絡協議会の横田千代子会長は『入所者の多くは病気や障害を抱え、虐待を受けた人たちだが、そもそもの設置目的のために、今も地域から偏見の目で見られる施設もある。多様化する女性の課題に沿った自立支援の仕組みが必要だ』と話している。
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 困窮の実態
 見えにくく
 生きるために最低限必要な食べ物があっても、社会で普通に暮らしていくのに十分なお金がない状態を『相対的貧困』と呼ぶ。日本を含む先進国では、貧困を示す指標として一般的に使われている、
 国民を所得順に並べて中央値の半分に満たない人がこれにあたる。厚生労働省によると、貧困の人の割合は1985年に12%だったが、2012年には16.1%に上昇、6人に1人が貧困状態にある。男性に比べ、女性の貧困の実態は見えにくいともいわれる。ホームレスになって路上に出ることが少ないためだ。
 しかし、困窮した若い女性を支援する団体の関係者は、『失業や病気などで収入や家を失った若い女性は、性風俗で働いたり、出会い系サイトで知り合った男性の家を転々としたりして、とりあえずの食べ物と寝る場所を確保しながら生きているケースが多い』と、口をそろえる。(樋口郁子)」



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