🧣21〉─2─学校における「いじめ」での児童・生徒・学生の自殺が絶えない。少年少女の自殺。~No.62No.63No.64 @ ⑰ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 子供の気持ちが理解できない鈍感な大人には「いじめ自殺」から救えない。 
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 よい日本人は1割、わるい日本人は3割、中間で優柔不断で付和雷同する曖昧な日本人が6割。
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 自殺する少年少女を救えない大人達。
 問題は、自殺する少年少女を育てている親ではなく、少年少女を見守るべき日本・日本人である。
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 日本人は、薄情で、冷淡である。
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 2017年6月9日 産経ニュース「【仙台中2自殺】いじめ専門委、半数が辞任 全校アンケート公表も選任めど立たず
 仙台市青葉区の折立中2年の男子生徒(13)が自殺した問題で全校生徒へのアンケート結果が公表され、いじめの過酷な実態が明らかになった。市教育委員会は事実関係の調査を、付属機関であるいじめ問題専門委員会に委ねる方針だが、専門委のメンバーの半数が辞任の意向を示したことが判明。新たな委員の選任のめどは立っていない。こうした調査主体のメンバー選任についても、遺族関係者は「独立性が確保されていない」と不信感を募らせる。市教委の対応は後手後手に回っている。(岡田美月)
 アンケートでは男子生徒と同学年の2年生や3年生を中心に約50人から、いじめの疑いがある出来事があったとする回答が寄せられ、男性生徒が「僕が死んでも誰も悲しまない」と言っていた▽周りの子に「死ね」と言われ、男子生徒は「死なねーよ」と言い返していたと聞いた▽「来るな帰れ」と怒鳴られていた▽ある生徒がいじめに関わっていたのは確実。少なくとも12人が関わっていた−などと書かれていた。
 大越裕光教育長は8日の市議会全員協議会で、アンケート結果を書面で報告した。今後の調査の進め方については「専門委でいじめの事実関係を明確にするための調査を行うことが原則」と説明。教諭による体罰の実態調査については「市長の下に第三者機関を設置する」との考えを改めて示した。
 だが、市教委はこの日、専門委のメンバー6人のうち、委員長だった宮城教育大教職大学院の本図愛実教授を含む3人が、「一身上の都合」を理由に3月末から4月にかけて辞任の意向を示したことを明らかにした。新たな委員選任について、学校教育部の杉山勝真部長は「具体的な日程はない。できるだけ早く進めたい」と述べるにとどめた。
 遺族は5月15日付で、奥山恵美子市長や大越教育長宛てに「第三者委員会を早期に立ち上げてほしい」との要望書を出し、法務局人権擁護委員など3団体の専門家を加えるよう要望している。杉山部長は「要望をどう反映できるか、遺族としっかり話し合いをしながら検討したい」と述べた。」
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 7月21日 産経ニュース「奈良県教委、高1いじめ自殺を認定「学校側気づかず」と批判
 奈良県教育委員会は21日、同県生駒市の県立奈良北高校で平成27年12月に1年生の男子生徒=当時(16)=が校舎4階から転落死した問題で、外部有識者でつくる第三者調査委員会による調査報告書を公表した。報告書は、クラスメートによるいじめがあったと認定、男子生徒が学校側から繰り返し特別指導を受ける中、当日の試験で不正を疑われて「退学は免れられない」と認識し、自殺に至ったと結論付けた。
 調査委は、同年6月と11月に全校生徒を対象に実施されたアンケートで生徒へのいじめに関する記載があったにもかかわらず、学校が認識しなかったことを「大きな問題」と指摘。
 報告書では、男子生徒が無料通信アプリ「LINE(ライン)」のグループから外されたことなど6件を「いじめ行為」と認定。不適切な行動があったとして3度特別指導を受けた際、校長から退学を勧めるような発言があったことなどで、生徒が苦痛を感じていたことに学校側が気づかず、多くの教員が「変わった子」と捉え、特性を理解し支援しようとしなかったなどの問題点を指摘した。
 男子生徒は27年12月4日、英語の期末試験中に「トイレに行く」と4階の教室を出た後、近くの窓から転落し死亡。答案用紙の裏には、日常的に複数の生徒からバカにされていたことや、家族への感謝の言葉が書かれていた。
 遺族に謝罪した吉田育弘県教育長は「二度と起きないよう、いじめの早期発見、防止に取り組みたい」と話した。県教委は特別指導のあり方を見直す方針。
 男子生徒の両親は代理人弁護士を通じ、「息子の声なき声に耳を傾け、徹底した調査が行われた結果として評価し、受け入れたい」とのコメントを発表した。」
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 7月24日 産経ニュース「いじめ疑い調査へ第三者委が初会合 兵庫・多可町の小5女子児童自殺で遺族が要請
 兵庫県多可町で5月に小学5年の女子児童(10)が自殺した問題をめぐり、いじめがあった疑いもあるとして、多可町教委が設置した原因究明のための第三者委員会の初会合が23日、同町で開かれた。
 弁護士や医師ら委員5人が出席。委員長に県立大の尾崎公子教授(教育学)を選んだ。町教委が経緯を説明し、自殺の背景の調査や再発防止策の提言を求めた。
 町教委によると、遺族が「いじめがあったのではないか」と調査を要望。町教委も教諭や同級生のアンケートからいじめが原因の疑いもあるとし、第三者委が設置された。8月中にも開く次回会合までに委員が遺族と面会する方針。
 女子児童は5月1日に自宅で自殺を図り、同2日に死亡が確認された。」
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 8月16日 産経ニュース「高1女子2人死亡、飛び降り自殺か 北海道中標津町
 女性2人が屋上から飛び降りた可能性があるパチンコ店=16日午後、北海道中標津町
 16日午前8時40分ごろ、北海道中標津町東5条のパチンコ店付近の路上で、女性2人が倒れていると110番があった。2人はそれぞれ同町と大阪市に住む15歳の高校1年生で、現場で死亡が確認された。2人は親しい友人といい、道警は高さ十数メートルのパチンコ店の屋上から飛び降り自殺した可能性が高いとみて調べている。
 道警などによると、大阪市の女子生徒は同町出身で、夏休みで親族宅を訪れていたとみられる。2人には以前から将来を悲観するような言動があり、いじめの事実は確認されていないという。
 現場は中標津町役場から南東に約1キロの商店などが立ち並ぶ地域。2人は並んで倒れた状態で見つかり、パチンコ店には屋上につながる外階段があった。付近のスーパーの男性店長は「朝からパトカーや救急車が来て、何事かと思った」と驚いていた。」
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 12月2日 産経WEST「【NIE@産経・新聞で学ぼう(9)】いじめ10万件も増加、なぜ? 積極的に見つけよう…学校の取り組み
 【NIE@産経・新聞で学ぼう(9】いじめ10万件も増加、なぜ?
 ★考察シートのダウンロードは、こちらをクリック(PDF書類)
 文部科学省がまとめた「いじめ」についての平成28年度の調査で、全国の学校で確認されたいじめの件数は前年度から10万件近く増え、32万3808件と過去最多となったことが明らかになりました。
 この数字は、学校がいじめを確認したと報告した件数で、学校で起きている全てのいじめの件数ではありません。それでも1年間で、およそ10万件も増えるという驚きの結果となりました。
 ■伝えやすい環境
 なぜ、1年間でこんなにも増えたのでしょうか。文部科学省の担当者は「学校現場がいじめの認知を積極的に行った結果」と説明しています。以前はいじめとは捉(とら)えていなかった「けんか」や「ふざけ合い」も、1件のいじめとして扱ったというのです。
 これまで、いじめの問題をめぐっては、被害者が苦しんでいても学校がいじめと判断せず、不登校や自殺などの重大事態につながるケースもありました。このため、以前はいじめとは数えていなかった事柄もいじめとし、対応していくようにしたというわけです。
 千人当たりのいじめ件数が96・8件(全国平均23・9件)と、都道県府県別で、もっともいじめが多かった京都府の場合、児童や生徒がいじめがあると伝えやすいように、無記名のアンケートをとるなどして、学校側が積極的にいじめを見つけようと試みたそうです。
 調査結果全体をみると、小学校・23万7921件(前年度15万1692件)▽中学校・7万1309件(同5万9502件)▽高校・1万2874件(同1万2664件)▽特別支援学校・1704件(同1274件)−と、特に小学校での件数の増加が目立っていました。
 いじめの種類でみると、冷やかしや悪口などが多かったものの、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)など「パソコンや携帯電話での中傷、嫌がらせ」の増加も特徴的でした。
 ■LINEで相談
 一方、いじめをなくすため、さまざまな取り組みも進んでいます。例えば、SNSのひとつ、無料通信アプリ「LINE」を使った相談窓口をつくった自治体には予想以上の反響があったそうです。
 長野県内の中高生を対象にしたLINEでの悩み相談では、2週間で390人から計547件の相談が寄せられました。長野県の電話相談に28年度、子供から寄せられた相談は259件。1年間の電話相談の2倍の件数がLINEで寄せられたことになります。
 専門家からは「若者のコミュニケーションツールはSNSに比重が移っている。こうした現状に即した相談態勢をつくるべきだ」という声があがっています。
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 ■考えるポイント■
1・どんな事柄をいじめと呼ぶのか
2・なぜ、いじめの件数が増え続けているのか
3・これまで、どんないじめ問題がニュースになったのか
4・自分の身の回りに、いじめ問題はないのだろうか
5・いじめの被害者になってしまったらどうしたら良いのか
6・いじめの加害者にならないためにどんなことを心がけたら良いのか
7・いじめをなくすためにどんなことができるのか
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★考察シートのダウンロードは、こちら(PDF書類 http://www.sankei.com/module/edit/pdf/2017/12/20171202nie.pdf
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★「NIE@産経」へのEメールは、nie@sankei.co.jp 。出前授業のご相談なども受け付けます。」

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