🌁53〉─5─日本人はコロナ禍で外国人の移民や労働者に冷淡で薄情である。~No.269 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 2020年8月16日・23日号 サンデー毎日「抵抗の拠点から
 青木理
 隣人への仕打ち
 コロナ禍で日本はほぼ〝鎖国状態〟になっている。感染対策のために政府が入国拒否の対象としている国や地域はすでに129.世界各国が似たよな状況だから、これ自体は特異なことでもないが、明らかに特異で愚かな面もある。日本に生活の基盤を持つ外国人の再入国に関する取り扱いである。
 当たり前の話だが、日本国籍を持つ者であれば、いつ出国しても再入国できる。空港などでPCR検査を受け、2週間の自宅待機などは求められても、再入国に問題など生じない。ところが、特別永住者などを除く外国籍の在住者は、いったん出国すると再入国が極めて難しい。
 日本に10年以上暮らして法相の許可を得た永住者であっても、その家族でも、あるいは日本国籍者の配偶者などであっても、いったん出国した外国人は日本への再入国が原則禁止。つまり、生活の拠点や家族の元に戻れなくなりかねない。
 このような措置を取っている国は、少なくとも主要な先進国では例がない。批判や反発を受けて政府や出入国在留管理庁は最近、『特段の事情』がある場合には再入国を認める方針を示したが、そのハードルが非常に高く、かつ不透明だという。
 毎日新聞デジタル版の記事(7月23日配信)では、和田浩明記者が在日外国人の悲痛な訴えをいくつも紹介している。このうち台湾出身で関東地方に暮らし、製造業の会社に勤務する女性は、台湾の父が4月に亡くなった。だが、葬儀に参列したいと入管当局にそうだんしたら『特段の事情にあたらない』と突き放されてしまったという。
 『父の葬儀に参列できなかったのは、あまりにも悔しい』『これでは友人に聞かれても日本で働くよう勧められない』。女性の訴えが胸に痛い。感染対策だというなら、日本より台湾の方が制御に成功しているのに、と和田記者は書く。頷(うなず)くしかない。
 朝日新聞にも21日夕刊に類似の記事が載った。このうちフランス語の通訳や翻訳を続けながら30年以上も東京都練馬区に暮らすフランス人女性の場合、母国に暮らす息子と会えない状態が続いている。『日本文学を世界に広める仕事をし、自分なりに日本に貢献してきた』という女性はこう語ったと記事にある。『永住者でも、しょせん二流市民なのでしょうか』
 東京新聞では文筆家の師岡カリーマさんがコラムで書いていた(同25日朝刊)。『国民同様に税金や健康保険料を払い、社会に貢献していても、いざとい時は締め出されるという不信感。(略)フェアでもグローバルでもない』
 難民の受け入れなどに冷淡なばかりか、ともに暮らす隣人にも冷酷で非人道的な国。さまざまな事情はあれ、この国に暮らす外国人の多くはこの国に愛着を抱いている。そうした人びとへの非道な仕打ちは、どう考えても国の評価を足元から掘り崩す愚行。果たしてこれが『美しい国』のすることか、現政権の周囲で勇ましい自称『愛国者』は足元を見つめ直した方がいい。」
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 日本は外国人の労働者や移民者にとってブラックな国である。
 子供は、外国人への差別意識の強い大人の影響で、混血児(ハーフ)に対する意地悪、嫌がらせ、イジメを繰り返している。
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 日本は外国で愛され、日本人は外国人に信用されている、はウソである。
 訪日外国人観光客に日本の印象を聞けば、日本に来るほどの関心が高いから「嫌い」だとはいわない。
 日本で勉強し働いた外国人の多くは、日本は「嫌いだ」と答えて帰国していく。
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 日本民族とは、日本列島に流れ着いた者が乱婚を繰り返して生まれた血が濁った混血(ハーフ)の雑種民族で、血が綺麗な純血種・純種ではない。
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