🥓21〉─5─貧しい女性や少女達を「ひととき融資」で食い物にする男性・大人達。~No.100 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 2021年10月8日号 週刊ポスト「コロナより『コロナ経済』に殺される
 コロナ禍で広まる『新たな性的搾取』の手口
 セックスの見返りにカネを貸す『ひととき融資』にすがる女性たち
 困窮したシングルマザーはラブホテルで動画まで撮影され・・・
 『じゃあ、どうすれば良かったの?』
 コロナ不況のなかで、女性たちが金を借りるために苦悩の選択を強いられている。経済的弱者を食い物にする男たちの手口を、ジャーナリストの河合桃子氏がレポートする。
 明日までに15万円
 『消費者金融3社の審査が通らず、なんとしてもお金が必要だった。他に方法がなかったんです』
 そう言ってうなだれるのは、3人の子供を抱えるシングルマザー・智子さん(41歳・仮名)だ。
 秋田県在住の智子さんはコロナ禍でスーパーのレジ打ちのパート収入が減ったことに加え、3人の子供が夏休みに入って食費がかさみ、それまで月収13万円でギリギリだった生活が破綻し始めた。
 親族から借りるあてもなく、最終的にネットで出会った男性と『性的関係』を見返りに現金を借りたという。
 このように金に困った女性に対し、セックスを条件に金を貸す『ひととき融資』がコロナ禍で流行している。ネットトラブルや女性の貧困問題に詳しいグラディアトル法律事務所の若林翔弁護士が解説する。
 『ひととき融資という言葉は、3~4年前からSNSや個人融資の専門掲示板サイトで発生した、いわゆる〝隠語〟です。〝ひととき〟の時間を一緒に過ごしてくれたらお金を貸しますよ。という意味です。お金に困った女性が〈10万円の融資希望〉などと書き込み、メールアドレスも記載する。そこに融資できる男性が連絡をする流れですが、融資の条件に肉体関係を持ち出すんです。女性は消費者金融ですら借りられない低所得者など様々な事情を持つ人が多い、悩みながらも応じてしまう』
 金銭の貸付を行うには貸金業法が定める登録を受けなければならないが、『ひととき融資を迫る男性の多くはヤミ金と同様にこの登録をしておらず、法定金利を超える貸し付けをするなど、貸金業法出資法に違反しているケースばかり』(若林弁護士)だという。
 今年6月には千葉県の50代男性が、ひととき融資で法定金利を超える利子で現金を貸し付けたとして、出資法違反の疑いで逮捕された。
 ……
 駐車した車の中で
 ……
 口座に着金しない
 ……
 前出の若林弁護士の話。
 『コロナ禍で女性の貧困問題は深刻化し、ひととき融資に頼るケースは今後も増えていくものと思われます。とくにシングルマザーや風俗嬢は国の緊急小口資金や総合支援などの審査が通りにくかったり、借りるまでの時間が待てなかったりで個人融資しか選択肢がない女性は多い。
 〝ひととき〟などと軽い呼び方ですが、実際は極めて悪質な性的搾取です。個人間のやり取りの上、女性側も借用書にサインしているという弱みがあり、表沙汰になりにくい点も問題です。融資を受ける女性にもまた、コロナの被害者だと言えます』
 こうしている今も、ネット上の個人融資専門掲示板では、『ひととき』ありの融資契約が次々に成立している。」
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 現代日本における貧困化する女性・子供達に対する社会のブラック度は、コロナ禍でますます悪化している。
 それを見えなくしているのがメディアである。
 昔は、援助交際パパ活、今はひととき融資・・・。
 コロナ禍での同調圧力や空気圧力そしてSNSでの誹謗中傷の書き込みが、日本のブラックをさらに深刻化させ、困窮する女性や子供達を追い詰めている。
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 「歴史は繰り返す」はウソで、現代日本のような日本は日本民族の歴史の中で一度も存在した事がない異常な日本である。
 そして、現代の日本人と昔の日本人(日本民族)は別人のような日本人である。
 江戸時代は貧しゆえのブラック社会であったが、現代日本は豊かなブラック社会で、両者のブラックは全然違う。
 江戸時代の貧困層とは、身分低い下層民と身分高い武士階級であった。
 現代日本の為体(ていたらく)の原因を過去の歴史に求めようとする現代の日本人ほど、特に高学歴の知的エリートや進歩的インテリそしてメディアの類いほど醜悪な人間はいない。
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 少子高齢化による人口激減が止まらない日本では、「困窮する女性や子供を助けよう」と公言する政治家・官僚、政府・国会、企業家・経営者、経済界・会社、メディアなど多く存在するが、しょせんは口先だけの「お為ごかし」に過ぎず、行動としての本気度がない。
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 日本は、先進国から途上国並み、一流国から三流国並みへと転がり落ちつつある。
 そして、次世代をつくる女性や子供達を助けない為に人口激減も止まらない。
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 現代日本には、人口爆発で成し遂げた戦後復興・高度経済成長・バブル経済の面影はないが、現代の日本人は無能無策を曝け出して消えた成功体験やビジネス・モデルに呆けて縋っている。
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