⛲26〉─4─“独居老人”急増で待ち受ける「高齢者の貧困」。経済格差は健康格差。〜No.125 

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 バブル経済時、独身貴族・お一人様・勝ち組、「結婚だけが幸せではない」などとマスコミに踊らされて団塊世代の成れの果て。
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 2022年2月23日 MicrosoftNews 日刊SPA!「“独居老人”急増で待ち受ける「高齢者の貧困」。雇い止めに遭い所持金3000円の65歳も
 コロナ禍の陰で、日本に今、“超高齢化”という新たなクライシスが迫っている。2025年には、約800万人いる団塊の世代が75歳の後期高齢者となり、歴史上前例のない高齢化社会が訪れようとしている。果たしてそこに希望はあるのか? その現実に向き合った。
◆“独居老人”急増で待ち受ける「高齢者の貧困」
 © 日刊SPA!
 全体的には「恵まれた高齢者」という印象も、男性60代以上1000人に実施したアンケート結果から実は高齢者間にも格差があり、しかも、世代が若くなるほど貧困層の割合が増えることが明らかとなった。貧困問題を取材し続けるジャーナリストの藤田和恵氏は、こう語る。
 「元日に、貧困支援団体の相談会に訪れた人も4割が60代以上でした。たとえば、72歳の男性はシェアハウスに住みながら建設業で働いていたところ、コロナ禍で現場が減って生活苦に。69歳の試食販売の男性は業務委託で1年近く仕事がなく、65歳のすし職人に至っては去年3月に雇い止めに遭って所持金3000円という状況でした」
 貯蓄がない高齢者は働かざるを得ない。しかし、高齢者を待ち受ける労働環境は厳しい。
◆経済格差は健康格差にも
 © 日刊SPA! 藤田和恵氏
 「真っ先に使い捨てられる立場である上に健康面の不安もある。その上、経済苦から満足に病院にも足を運べない。経済格差は健康格差にも繫がり、実際に相談会では医療相談の需要が高かったです。
 また、若い世代と同じく生活保護への忌避感も強い。年齢的に挽回することが難しいと感じるからなのか、申請をかたくなに拒否する人も少なくありません」
◆経済的に結婚できない状況は貧困に直結
 © 日刊SPA! 写真はイメージです
 そして、相談者のほとんどは単身者と付け加える。
「やはり家族は社会的なセーフティネットの側面があります。自立してシングルを選択しているならばよいのですが、非正規労働者など『経済的に結婚できない』という状況は老後の貧困に直結。支出を減らすために仕事以外は家に引きこもりがちになり、人間関係も貧しくなり、社会から孤立してしまいます」
 “独居老人”の割合は右肩上がり。今後、高齢者間の格差にどう向き合うかも深刻な課題だ。
 © 日刊SPA!
◆【ジャーナリスト 藤田和恵氏】
 20年以上にわたり労働、福祉、貧困問題を取材し続ける。著書にコロナ禍の貧困を追ったルポルタージュハザードランプを探して』など
 <取材・文/週刊SPA!編集部 アンケート/QiQUMOを利用して調査>」
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