🧣48〉─3─Z世代の7割「日本社会の未来に希望を感じない」、5割「将来子どもはほしくない」。〜No.194No.195 

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 2023年12月31日19:40 YAHOO!JAPANニュース まいどなニュース「Z世代の7割「日本社会の未来に希望を感じない」、6割「一生独身でも気にならない」、5割「将来子どもはほしくない」【2023年…若者たちの価値観】
 Z世代の7割強が「日本社会の未来に希望を感じていない」 ※画像はイメージです(milatas/stock.adobe.com)
 1990年代中盤以降に生まれた世代のことをZ世代と呼びますが、変化の時代を生きる若者たちは、社会や自らの生き方にどのような視点を持っているのでしょうか。2023年話題を集めた調査結果から、思いや価値観を探ります。
 【表】Z世代の約7割が日本社会の未来に「希望を感じていない」理由…1位は「政治に期待が持てない」でした
 Z世代の約7割が日本社会の未来に「希望を感じていない」…「少子高齢化」を超えた理由の1位は?
 Z世代の7割強が「日本社会の未来に希望を感じていない」と回答――ビッグローブ株式会社(東京都品川区)が運営するインターネットサービスプロバイダーの『BIGLOBE』は、オウンドメディア『あしたメディア by BIGLOBE』上にてそんな調査結果を発表しました。また、希望を感じない理由としては、「政治に期待が持てない」「少子高齢化が進んでいる」などに回答が集まったそうです。
 調査は、全国の18~29歳の男女1000人(うち、18~24歳のZ世代350人)を対象に、「若年層の意識調査」と題して2023年9月にインターネットで実施されました。
 なお、Z世代(350人)に対して「関心のある社会問題」を複数回答で答えてもらったところ、「地球温暖化」が最多となったほか、「高齢化社会」「経済格差」「止まらない円安」(55.1%)などが上位となりました。 
 Z世代が「古いと思う仕事の価値観」 3位「飲みにケーション」、2位「プライベートより仕事優先」
 バイドゥ株式会社(東京都港区)が提供する日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ『Simeji』は、全国の10~24歳の男女391人を対象に「古いと思う仕事の価値観」に関するアンケート調査を実施しました。その結果、1位は「上司が言うことは絶対」でした。
 調査は2023年2月~3月の期間に同アプリユーザーを対象としてインターネットで実施されました。2位は「プライベートより仕事優先」、3位は「飲みにケーション」、4位は「定時で帰る人より残業時間が長い人の方が頑張っている」、5位には「上司より先に帰ってはいけない暗黙のルール」がランクインしたそうです。
 Z世代に聞いた「蛙化現象あるある」…3位「鼻息が荒い」、2位「こぼれた食べものを口にする」
 Z世代を中心にSNSで“蛙化現象”という言葉が話題になっているのをご存知でしょうか? 蛙化現象とは、ずっと好きだった男性が振り向いてくれた途端、相手のことを「気持ち悪い」と感じてしまう現象を意味します。最近ではYouTubeTikTokで蛙化現象を取り扱ったコンテンツに人気があり、エピソードの理不尽さが逆にコンテンツの話題性を引き出しているようです。
 全国の10~24歳の男女637人を対象に「蛙化現象あるある」を聞いたところ、最も多かった回答は「両思いになった瞬間、気持ちが冷める」でした。
 パイドゥ株式会社(東京都港区)が提供する日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ『Simeji』が、同アプリユーザーを対象として2023年6月にインターネットで実施した調査です。2位には「こぼれた食べものを口にする」、3位には「鼻息が荒い」、4位には「映画館で大声で笑う」、5位には「赤ちゃん言葉」がランクインしました。
Z世代の約6割「一生独身でも気にならない」 一方で「結婚にはこだわらないがパートナーと暮らしたい」半数以上に
 Z世代の約6割が「一生独身でも気にならない」と回答――ビッグローブ株式会社(東京都品川区)が運営するインターネットサービスプロバイダーの『BIGLOBE』は、オウンドメディア『あしたメディア by BIGLOBE』上にてそんな調査結果を発表しました。その一方で、「法律婚にはこだわらないがパートナーと暮らしたい/結婚しているが法律婚でなくてもよいと思う」と答えたZ世代は半数以上となったそうです。
 調査は、全国の18~69歳の男女1000人(うち、18~24歳のZ世代350人)を対象に、「若年層の意識調査(第2弾)」と題して2023年9月にインターネットで実施されました。調査によると、Z世代の47.4%が「結婚(法律上の結婚)したいと思わない」と答えており、他年代と比較しても最も高い結果となりました。
 その一方で、「法律婚にはこだわらないがパートナーと暮らしたい(結婚しているが法律婚でなくてもよいと思う)」(51.1%)と答えたZ世代は半数以上に上り、最も多かった25歳~29歳(250人)の51.6%に次ぐ結果となっていたそうです。 
 「将来子どもはほしくない」Z世代の約5割が回答
 Z世代の約5割が将来、子どもをほしいと思っていない…。ビッグローブ株式会社(東京都品川区)が運営するインターネットサービスプロバイダーの『BIGLOBE』は、そんな調査結果を発表しました。また、子どもがほしいと思わない理由については、子どもがほしくない人のうち、4割強が「お金の問題以外」と回答したそうです。
 調査は全国の18~25歳の男女500人を対象に「子育てに関するZ世代の意識調査」と題して、2023年2月にインターネットで実施されました。
 「結婚と子育て」について聞いたところ、「将来結婚して、子どもがほしい」(44.9%)、「将来結婚という形にこだわらなくても子どもはほしい」(9.4%)、「将来結婚もしたくないし、子どももほしくない」(36.1%)、「将来結婚はしたいが、子どもはほしくない」(9.6%)といった回答があったといいます。「子どもはほしくない」との回答は、あわせて45.7%になりました。
 まいどなニュース
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 12月31日 MicrosoftStartニュース 現代ビジネス「結婚したくてもできない男性、子どもを産める女性激減…絶対止まらない少子化「深刻すぎる現実」
 国立社会保障・人口問題研究所が最新の将来推計人口を発表し、大きな話題になった。50年後の2070年には総人口が約8700万人、100年後の2120年には5000万人を割るという。
 ただ、多くの人が「人口減少日本で何が起こるのか」を本当の意味では理解していない。そして、どう変わればいいのか、明確な答えを持っていない。
 ベストセラー『未来の年表 業界大変化』は、製造・金融・自動車・物流・医療などの各業界で起きることを可視化し、人口減少を克服するための方策を明確に示した1冊だ。
少子化傾向は反転できるのか?
 「2030年代に入るまでのこれから6年7年が少子化傾向を反転できるかどうかのラストチャンス」――そう意気込む岸田首相の「異次元の少子化対策」で、この国の人口激減問題は解決するのだろうか。
 累計100万部を突破した『未来の年表』シリーズの著者で人口減少問題の第一人者である河合雅司氏が、以前BS-TBS「報道1930」に出演した際、政府の少子化対策の「大いなる誤解」を指摘した。
 それは、出生率が上がったとしても、出生数は減っているという事実だ。
 実際、2000年から5年ごとの出生率はを見ると、2015年くらいまで若干上がっている 一方で、出生数は106万人から100万人に減り、2022年の出生数が80万人割れとなったことも記憶に新しい。
 そもそも子どもを産みうる女性がいない
 また、25歳〜39歳の女性人口の減少は少子化の決定的な要因である。2000年に1292万人だったのが、2020年には959万人と、26%も減少しているのだ。さらには、2046年には711万人(2021年の0〜14歳人口)という数字も出ている。そもそも子どもを生む女性の数が減っているのだから、出生数が減るというのは当然の帰結なのだ。
 25年後までの未来はすでに決定しており、出生数の減少は最低でも100年は止まらない――。河合氏は次のように述べた。
 「少子化の理由は、政策の間違いだけではなく、子どもを産みうる女性の数が激減期に入っているだけです。政策が効果を上げて率は上がっても数は減ります。今の対策はスピードをゆるめるくらいの効果しかありません。
 総理は少子化の傾向を反転させると言っていますが、これは政治的なスローガンであって、出生数減を前提にどのような社会をつくっていくかのが大事になります。出生数の減少は20年後の労働力人口の減少とイコールなので、働く人が減りマーケットが縮んでも、日本の豊かさをどう維持していくかを考える必要があるのです。
 出生数の減少は、政府の低位推計に近い進み方になっています。このペースでいくと、出生数がたった20万人の時代もやってきます。政府がやった感だけ出す少子化対策子育て支援策を打ち出しても、社会が縮んでいくでしょう」
 では、何をすべきなのか?
 番組では、「多死社会」対応策をすべきではないかという話題に。2040年の年間死亡者数は168万人、出生数は74万人、生まれる人より亡くなる人の数が100万人近く多い未来がやってくる。
 そのときの社会はどうなっているかといえば、火葬場不足、消費激減、社会保障費増加、自治体消滅、人材不足、労働人口不足、介護難民……日本全国で課題が山積している状態になるだろう。
 河合氏の見解――。
 「人口減少で『多死社会』になると、社会が混乱し、経済が縮小し、若い世代が社会に希望が持てない状況だったら、もっと子どもを産まなくなります。
 『低出生率の罠』と言われるものがあるんですが、出生率が低い状況が続くと子どもがいないことを前提に社会が形成されるようになります。すると、子育てコストが高くなり、ますます子どもを産み育てることが『損』という価値観が蔓延していきます。
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 子どもの未来を考えると、明るい未来が見えなくなるわけです。そう考えると、最大の子育て支援策は経済です。政府が、人口減少でも経済成長できるというメッセージを出さないと、多くの人が不安で子どもを持とうと思わないでしょう。
 決まった未来でもう一つ厳しいことを言うと、30年後の30歳人口は今の7割ほどになります。そうなると、自衛隊や警察官が機能しなくなります。目の前の日常生活のありとあらゆることが崩れていくのです」
 結婚したくてもできない…
 番組では、海外事例も取り上げ、ドイツが出生率を反転できた理由を紹介。ドイツはフィンランドなどの政策を参考に、女性が働きやすくなるように3歳以下を対象とした保育施設を拡充や両親手当の導入・拡充をおこなった結果、出生率が回復(2021年1.6)した。
 両親手当は、給料の3分の2を国が支払うしくみで、一人が取得する場合は最大で12ヵ月(上限25万円)、夫婦ともに取得すれば最大14ヵ月取得でき、男性も50%が取得しているという。
 河合氏は日本とドイツの状況の違いを指摘した。
 「日本の少子化は、結婚が阻害要因になっています。つまり、結婚をしたくてもできない状況があります。
 他方でドイツがなぜうまくいったのか。出生率が伸びた時期には、経済、若者の雇用の状況が良かったからです。そこが日本との最大の違いでしょう。
 日本で男性の子育て参加の文化を根付かせることも大事ですが、それ以前に、結婚したくてもできない人をどうサポートするかに力を入れた方がいいと思います」
 「少子化対策において言うと、飛行機に乗れなくて困っているのに、機内サービスばかり充実しても……というような感じです。
 また、一番の少子化対策は、政府も企業も『日本には未来がある』というビジョンを出していくことです。それがないと、どんな対策も焼石に水で終わるでしょう」
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