- 作者:多々良 紀夫
- メディア: 単行本
関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
現代日本では、心のない無味乾燥的な綺麗事の言葉が垂れ流されている。
正義面した、正義感ぶった、醜悪な偽の正義。
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日本人は、お人好しで心優しい善人か?
日本人の「やむにやまれる心」「惻隠の情」「隣保共助の精神」「お互い様」から、何時でも人の為に役立ちたい、困っている人を見れば助けたい、利他の精神、惻隠の情、やむにやまれぬ心から手助けしたくなると信じられている。
それは嘘で、人はしょせん自分が可愛く、自分の利益の為にのみ行動する。
そして、自分より弱い者や劣る者を差別しイジメて優越感に漬る。
その陰湿で陰険な性格は、今も、昔も、変わる事なく日本人の心の奥深くに存在している。
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介護職員による、施設利用者に対する虐待。
施設利用者による、介護職員への横暴、暴力、暴言、セクハラ。
施設利用者の家族による、現実無視の過重な介護要求。
そこには、善意も配慮も思いやりも、お互い様も・・・。
高額で条件の良い介護施設に入れない資産の少ない老人は、あるい心配してくれる親思いの家族がいない孤独老人は・・・。
最も深刻な事態に陥るのは、少子減少で労働者人口が激減する20年以降である。
その時期に老人となって介護支援を受けねばならなくなる、50代〜60代である。
中高年はもちろん、20代〜40代でもどうなるか分からない。
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2015年4月11日 朝日新聞「高齢者虐待の疑い1,500施設
8,900カ所 NPO調査 暴行や介護放棄
全国の介護施設や療養型病院のうち少なくとも1,510施設で、2012年以降の3年間に高齢者への虐待があったり、虐待の疑いがあったりしたことが、厚生労働省の補助を受けたNPO法人の調査でわかった。調査に回答した施設の2割弱にあたる。
調査したのは、NPO法人・全国抑制廃止研究会(吉岡充理事長)。今年1〜2月、全国の3万5,278施設に郵送で行い、施設名を出さない前提で、虐待に関しては8,988施設から回答があった。
このうち461施設が『虐待があった』、1,049施設が『あったと思う』と答えた。虐待を受けたり、受けたとみられる高齢者数を聞いたところ、計2,203人になった。
施設の職員数が『不十分』と答えた施設では、虐待が『あった』『あったと思う』とした割合げ計23%だったのに対し、職員数が『十分』な施設計12%。人手が足りない施設は、職員がストレスから暴力をふるったり、介護を怠ったりする傾向が強まるためとみられる。
ただ、今回の調査では7割以上も施設は未回答のため、虐待の全容を把握するのは難しい。
国が、自治体を通じて把握している介護施設での虐待件数は221件(2013年度)。NPOは『虐待の多くが行政に届け出されないまま、見えない状態になっている』と指摘する。
厚労省は『虐待』の具体的内容について『暴力的行為』『威嚇的、侮辱的な言葉』『治療や介護の怠る』などと例示している。また、高齢者虐待防止法では、介護施設の職員らは虐待をみつけたら速やかに自治体に通報することが義務づけられている。今回、回答した施設が通報したかは不明だ。施設や家族から通報された自治体は、事実関係を調べ、虐待と認めた場合は施設を指導して改善を図る」
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- 作者:川越 智子
- メディア: 単行本
あれは自分ではなかったか グループホーム虐待致死事件を考える
- 作者:下村 恵美子"高口 光子"三好 春樹
- 発売日: 2018/02/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 作者:小林 篤子
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