⛲28〉─1─惨めさと寂しさというストレスからアルコール性認知症になる男性孤独高齢者。~No.146No.147No.148 

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 2018年1月7日 産経WEST「【脳を知る】アルコール性認知症 寂しさやストレスからのお酒の飲み過ぎに注意を
 お酒の飲み過ぎで認知症になることも
 皆さんの周りで、毎日お酒を飲み続けて物忘れが進んできている方はいませんか。お酒の飲みすぎで認知症になることがあります。中には急激に意識がなくなり、救急で受診される方もいます。今回はアルコール性認知症についてお話しします。
 アルコール性認知症とは、食事を取らずにアルコール類を多量に飲み続けることで、ビタミンB1の不足による脳の栄養障害を起こし、その結果発症する認知症です。高齢者のみならず、若い方でも生じます。
 はじめは新しいことを覚えられなくなり、次第に過去のことも忘れていきます。そのため記憶のつじつまを合わせようと、作り話をします。さらに自分がどこにいて何をしているかなど、現在置かれている状況が分からなくなります。また意欲がなくなり、寝てばかりになっていきます。逆に攻撃的で暴力行為がみられたり、幻覚が見えたりすることもあります。
 その他にビタミンB1不足による目の症状、歩行障害、意識障害などがみられます。目の症状は目を外側に動かせず、寄り目になることがあります。歩行障害はフラフラする、どこかにつかまっていないと立てないなどの症状が現れます。意識障害ははじめはぼんやりしたり、ウトウト眠りがちになったりしますが、進行すると呼びかけにも反応しない昏睡(こんすい)状態や死亡に至ることもあります。
 毎日、アルコール類を多量に飲んでいる方が通常の酔っ払った状態とは異なる意識障害を生じたら、すぐに病院で受診させることが大切です。症状や神経所見、ビタミン不足の確認などで診断し、治療は注射や内服薬でビタミンB1を補充します。治療開始が早いほど有効ですが、長期に患っている方は認知症の症状が改善しにくいです。特に高齢者などでアルツハイマー認知症など他の認知症と合併してしまうと改善が困難です。
 アルコール性認知症は飲酒が原因のため、進行を予防できます。酒量を徐々に減らしていきましょう。またビタミンB1のみならずビタミンの不足は脳の栄養障害を起こし、認知症を発症しやすくなります。バランスの良い食事が大切です。
 お酒を多量に飲む原因に寂しさやストレスがあります。イライラ感、寂しさ、不眠を解消するためにお酒の力を借りる人は多く、次第に摂取量は増えてしまいます。ストレス発散にお酒を使うべきではありません。また一人暮らしだったり、家族がいても孤独だったりする状況が、飲酒の機会を増やします。家族がいるなら、その方に関わってあげることが重要です。 (県立医科大学 救急集中治療医学脳神経外科 講師 藤田浩二)」

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スマホゲーム依存症

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  • 作者:樋口進
  • 発売日: 2017/12/26
  • メディア: 単行本