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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
よい日本人は1割、わるい日本人は3割、中間で優柔不断で付和雷同する曖昧な日本人が6割。
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2017年10月6日号 週刊朝日「週刊図書館 ベストセラー解読 長薗安治
『子どもの脳を傷つける親たち』を著した友田明美は、子どもの発達に関する臨床研究を30年近くつづけてきた小児科医。彼女によれば、日本語で『不適切な養育』と訳される『マルトリートメント』によって、子どもの脳が物理的に変形することが明らかになったらしい。添付された何枚もの脳の写真が、その悲惨な研究成果を証明している。
問題となるマルトリートメントには、暴力的な虐待だけでなく、無視、放置、言葉による脅し、威嚇、罵倒、そして子どもの前で行われる夫婦喧嘩も含まれると友田は指摘する。これらは子どもがいる家庭ならあってもおかしくないが、強度や頻度が増したとき、子どものこころは確実に傷つく。こころとは脳のことである。脳はマルトリートメントによるストレスを回避しようとし、その結果、変形していくのだ。
傷ついた脳はその後、学習意欲の低下や非行、うつや統合失調症などを引き起こす。大人ですら過度なストレスは脳に大きな影響を与えるのだから、発達過程(乳幼児、思春期)でマルトリートメントに晒された脳がどうなるか、素人でも理解できる。
では、どう予防すればいいのか、傷ついた脳を回復させる方法はあるのか、脳が傷ついたまま大人になっている場合はどう救うのか。友田は愛着形成の重要性を説きつつ、具体的な対策を紹介する。ケーススタディも豊富で、多くの人の参考になるだろう。
〈子どもに必要なのは、安心して成長できる場所です。それを与えることができるのは、われわれ大人だけです〉
……」
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見た目には、子供は何時の時代でも子供である。
子供を取り巻く社会情勢や生活環境そして家庭・家族関係は、時代時代によって異なる。
現代の社会情勢・生活環境・家庭・家族関係は、1980年代以前と比べて、子供にとって悪化している。
子供に対する躾は、現代ではその多くが親の感情による虐待に過ぎない。
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戦前までの子供の方が、貧しかったが、暗くならず、自由で、伸び伸びとして、笑顔が絶えなかった。
子供の目からすれば、戦前に比べれば現代は、絶望とは言わないが夢も希望もない暗くつまらない世の中である。
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江戸時代後期、来日した外国人の多くは日本を「西洋や大陸に比べて子供の楽園」と驚嘆し絶賛した。
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江戸時代は、一人もしくは数人の子供だけでお伊勢参りができた時代であった。
遊女・女郎(売春婦)はおろか犬や牛さえも、お伊勢参りをしたという。
お伊勢とは、日本天皇家・皇族の祖先=祖先神・氏神である天照大神が祀られている伊勢神宮であった。
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現代の子供は、昔の「子供の楽園」で成長した子供とは違う。
なぜ違うか、どうして違うか、といえば、大人が違うし、親が違う。
今の親や大人は口では子供を大事にしようと綺麗事を言うが、昔の大人や親のように子供の為なら命を捨てても守ろうという意思はない。
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真っ当な大人になりきれなかった大人・親が急増した。
その変わり目が、1980年頃であり、その原因が小中学校の歴史教育であった。
歴史教育は、無残なほどにズタズタにされ、その悲劇以上の悲惨な惨状は深化しとどまる所を知らない。
その原因は、大人になりきっていない親や大人にある。
現代の歴史教育では、真っ当な大人は育たない。
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