⛲4〉─1─急速な高齢化と共に後妻業の女が急増している。後妻業の女に死刑判決。~No.18No.19No.20 @ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 高齢男性は、後妻業の女に財産を取ら、最悪は命さえも取られる。
 高齢女性は、オレオレ詐欺で金を取られる。
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 日本は、少子高齢化による人口激減で、ますます油断も隙もない不信社会になって行く。
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 2017年7月7日号 週刊朝日「連続不審死事件の筧(かけい)千佐子被告が初公判 事件は氷山の一角か
 〝後妻業〟が急増している!?
 男の寂しさにつけ込む『おねだり系』熟女・・・
 『私がお世話してあげるから』が殺し文句
 『後妻業』事件として、衆目を集めた連続不審死事件の初公判が6月26日に京都地裁で開かれる。殺人罪などに問われた筧千佐子被告(70)は、高齢男性を次々とだまし、億単位の遺産を相続した疑いがある。シニアの婚活ではいま、金銭トラブルが増加。事件は氷山の一角なのかもしれない。
 『もう事件は忘れたい。おやじが恥ずかしい』
 苦々しい表情で、こう吐き捨てた。関西地方に住む40代後半の男性。一連の連続不審死事件に巻き込まれたと見られる被害者の息子だ。初公判を前に心境を吐露した。
 『ずっと連絡を取ってなかったし、おやじは寂しかったのかもしれん。でもあんなわけのわからん女にだまされて、ほいほい財産渡して殺されて。ほんまにたまらんわ』
 京都、大阪、兵庫の3府県にまたがり、高齢男性が立て続けに不審死を遂げた事件。筧被告は、殺人罪3件と強盗殺人未遂罪1件の計4件で起訴された。調査段階では関与を認めたものの、起訴後に一転。26日から始まる裁判員裁判では、弁護側は無罪を主張し、全面的に争うと見られる。
 新聞報道などによると、筧被告は1994年に最初の夫と死別した後、約20年間で3人と再婚し、内縁関係になったり交際したりして亡くなった男性は少なくとも10人に上る。籍を入れていなくても、内縁の夫や交際男性らは、生前、公正証書遺言を書いており、遺産が筧被告のもとに渡る〝準備〟が周到になされていたという。
 『こんな事件は、表沙汰になっていないだけで、あちこちにあると思いますよ』
 と話すのは作家・黒川博行さん(68)だ。黒川さんが書いた小説『後妻業』には、実在のモデルがいるからだ。
 小説は、69歳の後妻業の女が、高齢男性と結婚と死別を繰り返しながら、遺産を自分のものにしていくというストーリー。事件発覚前に刊行されたことから『予言した』として話題になった。もちろん小説のモデルのケースは事件化されていない。
 『殺人など一線をこえるかどうかは別として、資産のある高齢男性を狙う女は多いでしょう』
 執筆のための周辺取材を通して、黒川さんが得た感触だ。そんな女に手玉に取られる男性の心理を、黒川さんはこう分析する。
 『一定の年齢より年を重ねると、相手の容姿なんて関係なく、自分の面倒を見てほしいというのが一番。たとえうそでも自分を好きと言ってくれる目の前の女に遺産を渡してもいいと思うのが、男の心情でしょう』
 仕事中心の男性ほど、地域のコミュニティーに属していないなど、定年後に孤独を感じやすい。仕事に生きてきた男親には、子どもも寄りつかないケースも珍しくない。
 『女親と違い、男親は普段、電話一本よこさない子どもに遺産を残そうなんて考えませんよ』(黒川さん)
 さらに、筧被告の事件を含め、問題が表面化しにくいのには理由があるという。黒川さんは『男としてのプライドのため』と分析する。
 『結婚相談所に登録していることなんて、男は周囲に言いません。まして、女に公正証書を書けと言われたなんて、口が裂けても言わない。いかに自分がモテない男なのか、そうまでしないと女を自分の元にとどめておけないんだと公言しているのと同じことですから』
 冒頭の被害者男性についても、息子は筧被告の存在を父親が死んでから知った。近所の住人によれば、男性は筧被告と同居し始める際、近所には『妹』と紹介していたという。
 『あいさつに来たとき、筧被告が上目遣いに男性を見る様子とか、ねっとりした雰囲気があって不思議でした。その後、近所でも「あれ、妹さんじゃないよね」とうわさになってましたが、誰も突っ込めないですよね・・・』
 男女問題に詳しい行政書士羽村祐介さんによれば、独り暮らしの高齢男性が女性にだまされる被害はここ数年で急増。老後の独居に対する孤独感と不安から、結婚相談所やネットを通じてパートナーと知り合い、金銭トラブルに巻き込まれる例が多いという。
 『熟年離婚も年々増える一方で、寂しさを抱える高齢男性は多い。入籍したことを子どもに告げず、死亡後に発覚するケースも珍しくなく、結婚相手と子どもとの間で遺産相続でもめているとい相談もあります』
 超高齢化社会の到来で、年々活況を呈しているシニア婚活市場だが、多くの結婚相談所では、開示される登録者の個人データ上で、年収や学歴、親の存命や子どもの有無(同居か別居かも含む)のほか、土地や預貯金、株などの資産の種類や健康状態についても把握できる。つまり、〝優良物件〟を選んで、すすめることが、できるというわけだ。
 さらに、シニア婚活は、カップル成立までの期間が短いことも特徴だ。婚活事情に詳しい夫婦問題研究家の岡野あつこさんは言う。
 『老い先を考えて、早めに手を打とうとする登録者が多いです。ダメならすぐ次と見切りも早く、若い人と比べてピッチが早いですよ』
 このように、後妻業をたくらむ女性にとっては都合のいい環境が整っているのだ。筧被告が次々と相手を見つけられるのにも合点がいく。
 男のステータス逆手にとって
 岡野さんは、高齢男性のガードが緩いことも女性につけ込まれる要因だと指摘する。
 『女性が近づいてきたら手放しに浮かれて、のめり込んでしまう男性は多いんです。明らかに資産狙いのケースでは、結婚相談所が止めに入る場合もあります』
 ただ、『おねだり系』の女性は口がうまいという。
 『デートに行けなくなった。子どもが事故を起こしたの』と言って心配させたり、『(お金のことは)前の夫に相談する』と言って援助を引き出すように仕向けたり・・・。
 コラムニストの辛酸なめ子さんによると、シニア男性に効く殺し文句は『お世話してあげる』『面倒をみてあげるから』だという。
 『私の親世代の男性は、一人暮らしに慣れておらず、不安を抱えているのです。実際に父親が狙われたという友人も知っています。女性の目的は生活費なので、二世帯住宅を建てさせられて、別に暮らすなんてことも。隣りにいてくれるだけ後妻業よりトロフィーワイフのほうがまだ幸せでよね』
 岡野さんは、〝豊かで幸せな老後〟への執着が女性を後妻業に駆り立たせる面もあると強調する。
 『これまで苦労してきた人ほど、最後は豊かに幸せに暮らしたいと願うもの。病気になっても安心なくらいのお金を、何がなんでも手元に置いておきたいと考える女性は珍しくない』
 漫画家の内田春菊さんは、『男性が女性を養うのは当然』という社会に浸透する考が、後妻業を成り立たせていると分析する。
 『堀江貴文さんが著書の中で「人の心は金で買える」と書いているように、男性にとっては、「資産があるからモテる」ということは、ある種のステータス。女を養うことが、男の価値をはかる材料という面もあるのです。後妻業は、その考を逆手にとったビジネスとも言えるかもしれません』
 筧被告の裁判は、判決までの実審理期間が135日という異例の長さで行われる。地元紙によると検察側の証人は現時点で、筧被告の見合い相手を含め53人が呼ばれる見込みだという。一部遺族も被害者参加すると見られるが、冒頭の被害者息子は首を横に振った。
 『裁判も見たくない。残された者も周囲の好奇の目にさらされて、生き地獄や』
 後妻業をめぐる甘くて苦い真実。関係者のやりきれない思いが交差する法廷が、幕を開ける。
 本誌・松岡かすみ」
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 11月7日11:51 産経WEST「【連続青酸死公判】筧千佐子被告に死刑判決 「金銭欲のための犯行で悪質」と4件全て認定、「認知症考慮しても死刑回避すべき事情ない」 京 筧千佐子被告
 【産経新聞号外】筧千佐子被告に死刑判決[PDF]
 京都、大阪、兵庫3府県で起きた連続青酸死事件で、夫や内縁男性ら4人に青酸化合物を飲ませて殺害したなどとして殺人罪と強盗殺人未遂罪に問われた筧(かけひ)千佐子被告(70)の裁判員裁判の判決公判が7日、京都地裁で開かれ、中川綾子裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は死刑判決を不服として即日控訴した。
 中川裁判長は判決理由で「金銭欲のための犯行で悪質」とし、「認知症などを最大限考慮しても死刑を回避するべき事情はない」と断じた。
 中川裁判長は主文の言い渡しを後回しにし、判決理由の朗読から始めた。まず、起訴された4件全てを青酸化合物を使った筧被告の犯行と認定。軽度の認知症と診断されていたが、被告の責任能力と訴訟能力を認めた。
 夫の勇夫さん=当時(75)=に対する殺人罪は「疑いを持たれることなく青酸化合物を服用させることができたのは、自宅で一緒にいた筧被告以外にいない」と指摘。内縁関係だった本田正徳さん=同(71)=に対する殺人罪では、動機を「死亡から間もなく遺産取得の手続きをしており、遺産目的で殺害した」と認定した。
 公判で検察側は、筧被告の周辺から青酸化合物が見つかったことや、被害者が筧被告と一緒のときに青酸中毒になっていたことなどを挙げ、筧被告の犯行と断定。動機は「遺産目的や借金の返済を免れる狙いがあった」としていた。
 一方弁護側は、3件は認知症の影響で事件当時の責任能力はなかったとし、残り1件も「病死や事故の可能性が否定できない」などとして無罪を主張。また筧被告は被告人質問で法廷供述を二転三転させており、訴訟能力もないとして審理の打ち切りを訴えていた。
 起訴状によると、筧被告は平成19〜25年にかけて、青酸化合物を飲ませて京都府向日市の勇夫さんや、内縁関係にあった大阪府兵庫県の男性の計3人を殺害し、神戸市の知人男性1人を殺害しようとした。
 公判の審理期間は裁判員裁判としては過去2番目に長い135日間だった。」
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 11月7日19:55 産経WEST「【連続青酸死判決】「結論ありき」「真実の解明が犠牲になった」 筧被告の弁護人、死刑判決を批判
 連続青酸死事件で殺人などの罪に問われ、7日の京都地裁判決(中川綾子裁判長)で死刑を言い渡された筧(かけひ)千佐子被告(70)の弁護人が同日の閉廷後、京都市内で報道陣の取材に応じ、「結論が先にあり、それに理由を合わせたような判決。非常に不満で残念だ」と批判した。弁護側は判決で認定された4件全ての事件について無罪を主張していた。
 弁護人によると、6日に筧被告と面会し、死刑判決が出れば控訴する方針を伝えたところ、筧被告は「分かりました。それでお願いします」と答えた。「死刑なんでしょうね」と死刑宣告を覚悟しているような発言もあったという。
 審理期間は135日間と長期に及んだが、弁護人は「裁判員の負担が念頭に置かれ、真実の解明が犠牲になったように感じる。もっと突っ込んだ内容の審理をしていただきたかった」と語った。
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 女を信じ切って老後の心配なく殺されたら、寂しがり屋の高齢者男性にとってそれも幸せなのかも。
 昔から、日本の女性は、見た目は大和撫子であっても、心の奥底は夜叉のように恐ろしい。
 それは、鈴虫かカマキリのようである。
 それ以上に、日本男性は日本男子を誇ってもその実態たるや惨めでみっともなく、哀れの一言である。
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 後妻業の女に殺害された高齢男性は、同情する価値のない遺族・家族にとって恥さらしである。



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