🥓6〉─1─ワンオペ育児。夫が理解できない、産後に夫を殺したくなる妻の心理。~No.15No.16No.17 @ 

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2017年9月15日号 週刊朝日「週刊図書館 今週の名言奇言 斎藤美奈子
 産後に夫を殺したくなるっていうのがよくわかりました。
 藤田結子『ワンオペ育児』
 『ワンオペ(ワン・オペレーション=一人作業)』が社会問題になったのは2014年。某牛丼チェーンで従業員が長時間一人で働く実態が明るみに出たのがキッカケだった。しかし、ワンオペはブラック企業だけの問題か。母親が家事も育児も一人でこなす家庭だってワンオペじゃん!こうして女性たちの間で広まった言葉が『ワンオペ育児』。藤田結子『ワンオペ育児』は、母親たちの悲鳴をあげる今日の子育て事情を、生の声や統計を通して描いた一冊。
 夫の単身赴任、離婚がシングルマザー化。母親がワンオペ育児に至る契機はいろいろだけど、主因はやはり仕事中心の夫である。妻たちの声は切実だ。
 夫はエリート会社員。夫婦の仲はよかったはずなのに、産後は一変。育児でヘトヘトの妻の前で『仕事に疲れた』。赤ちゃんの声が『うるさくて家で仕事ができない』。あげく『マネジメント能力がないからダメなんだよ』といわれた妻は〈産後に夫を殺したくなるっていうのがよくわかりました〉。
 育児に積極的なイクメンもあてにはならない。子どもの『世話』はしたがらない。イクメンと評判の30代会社員いわく。
 〈僕はおむつを替えたりしないんですよ。そういうのは妻の担当〉
 男性の長時間労働もさることながら、根底にあるのはやはり根強い性別役割分業意識である。ノーベル賞受賞者が『研究に没頭できたのは妻のおかげ』と口を揃えるのを美談と持ち上げる風潮にも著者は苦言を呈する。
 〈これでは、女性研究者が同じほどの業績をあげることは難しいでしょう〉
 『育児をしない男を、父とは呼ばない』という厚生省(当時)のポスターが話題になったのは1999年。当時の男性の育休取得率は0.4%だった。現在は3%台まで増加してものの、育休期間は2週間未満が75%。『なんちゃって育休』といわれるゆえんだ。
 共働き家庭が標準化した現在、まずは実態をしかと知るべきだろう。熟年離婚だってこういうものの延長線上にあるんだからね」
   ・   ・   ・   
 労働者不足で女性が社会に出る機会が増えると、女性は労働者・妻・母親の三役で24時間・年中無休の重労働が強要される。
 その時、男・夫は、子供・介護両親は、社会・会社は、過酷な三役をこなす女性にどう接するのか。
 女性が活躍できる社会とは、女性の地獄である。
 若い女性が、結婚したがらず、子供を産みたがらないのは、当たり前である。
 女性が活躍できる社会とは、女性が望んだ事ではなく、生産性が乏しく利益が上げられない男達の泣き言である。
   ・   ・   ・   
 男性・夫がよほどの覚悟で自己犠牲的精神を持ち、忍耐と我慢で三役をこなす女性・妻を支えなければ女性が活躍できる社会などはありえない。
 さもなければ、働く、女性にとってはブラック社会・ブラック企業であり、妻・母親にとってはブラック家庭である。
   ・   ・   ・  
 人口激減が進めば、男性以上に女性にのし掛かる環境は悪化する。
   ・   ・   ・   
 日本の男性は、欧米の男性に比べて亭主関白で傲慢で、女性に対する優しさや労りは乏しい。
   ・   ・   ・   
 日本を夫は、欧米の夫に比べて、昔からだらしない以上に妻に全てを押しつけて逃げる卑怯者である。
 日本人男性は「家庭・家族より会社・仕事を」優先するが、欧米の男性は「会社・仕事より家庭・家族を」優先する。
   ・   ・   ・   
 日本人男性は、欧米の男性と違うと同時に中国人や韓国人・朝鮮人の男性とも根本から違、太平洋の島嶼で海と共に生活する男性に近い。



   ・   ・   ・