🧣29〉─7─ゲーム依存症で育児放棄(ネグレクト)が増え、乳幼児は虐待され、日本は緩やかに崩壊していく。~No.107No.108No.109 @ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2018年12月30日 読売新聞「いのち守る
 子どもよりゲーム 
 育児放棄1歳犠牲
 親が、子どもの食事などを与えない育児放棄(ネグレクト)が深刻化している。警察庁によると、今年上半期の児童相談所への通告人数は過去最多の3,795人で、4人の子どもが命を落とした。1歳の息子への保護責任者遺棄致死罪で懲役6年の実刑判決を受けた母親は拘置支所で読売新聞の取材に応じ、オンラインゲームが原因だったことを明かした。
 『本当の世界はゲームの中。現実世界は偽物だった』
 埼玉県桶川市のマンションの一室で昨年10月、1歳1ヶ月の山辺晴(はると)ちゃんが衰弱死した事件で今月14日に保護責任者遺棄致死罪で懲役6年の実刑判決を受け、期限までに控訴せず29日に刑が確定した母親(25)は取材に対し、そう話した。
 幼い頃から転校が多く、友人はほとんどいなかった。中学2年の頃からオンラインゲームを初め、家に引きこもりがちになった。
 2013年1月、オンラインゲームで知り合った夫(25)(懲役6年の実刑判決)と結婚し、3人の子どもが生まれた。
 自宅で46時中、出会い系サイトやゲームに興じる夫の姿を見て、『自分もゲームにもっと時間を使いたい』と思うようになった。日中はスマートフォンのゲームをし、夜中に子どもたちが寝静まると一人で近くの実家に行き、パソコンでオンラインゲームをした。
 ゲームで知り合った人とチャットでやり取りをするようになると、スマホが近くにないと不安を感じるようになった。部屋の床にあった子どもの排せつ物も片づけずに放置した。
 生活は昼夜逆転し、食事を作るのもおっくうになった。4歳の長男と2歳の次男は冷蔵庫から自分で食料をあさって食べたが、1歳だった晴ちゃんには泣き叫んだ時にだけミルクを与えた。ゲームに課金しすぎて、ミルクを薄めて飲ませたこともあったという。晴ちゃんの死亡時の体重は約4キロで、標準体重の4割程度に痩せ細っていた。
 母親は、当時の心境について、『育児を誰も助けてくれず、心がぱんぱんだった。いつの間にかゲーム上の友人とのチャットの方が子どもより大切になっていた』と話した。
 ゲーム依存症が疑われる虐待は、過去にも起きている。山形県米沢市では15年5月、ゲームをしていた夫婦が生後16日の長女を死亡させた。
 20代の夫と10代の妻は、『泣き声がうるさい』と長女をゴミ箱に押し込んで、上に重しを載せた。約2時間ゲームを続けると、泣き声がしなくなった。長女は青ざめた顔でぐったりしており、搬送先の病院で死亡が確認された。両親は傷害致死罪で有罪判決を受けた。
 国内初のネット依存外来を11年に開設した国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)によると、ゲーム依存症は、頭の中がゲームで占められ、ほかのことが考えられなくなる。同センターでは、一定期間ゲームに触れさせない入院治療などを行っているが、全国各地から患者が訪れ、外来予約は数ヶ月先まで埋まっている状態だ。
 樋口進院長は『主婦層など成人にも潜在的な患者はもっといるはず。ゲーム依存症を診療する医療機関を全国に増やす必要がある』と指摘している。
 『依存症』実態調査へ  厚労省
 厚生労働省は来春から、『ゲーム依存症』について初の実態調査を始める。世界保健機関(WHO)は今年6月、ゲーム依存症を精神疾患と位置づけたが、国内にどれだけ依存症の人がいるかはわかっていない。同省は実態調査を行い、治療法の確立を進める。
 調査は、久里浜医療センターに委託し、ゲーム依存症の疑いがある患者数や、依存症による日常生活や健康状態への影響を調べる。
 若者のインターネット依存に詳しい鳥取大の尾崎米厚教授によると、スマートフォンの普及に伴い、国内ではネット依存の中高生は約93万人いると推定される。このうち一部はゲーム依存症の可能性があるという。
 尾崎教授は『長時間ゲームに熱中して体を動かさないと「エコノミークラス症候群」になるおそれがある。海外では死亡例もあり、社会問題として捉えるべきだ』としている」
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 現代日本では、子供の遊び声や笑い声は騒音として訴えられている。
 子供達は、外で体を動かして遊べず、家の中でひっそりと声を殺して、反射神経だけで思考力・想像力を使わないゲームで遊んでいる。
 現代日本では、昔ながらの古き良き子供社会は、自分本位・自分勝手の不寛容な大人によって回復不可能な状態までに破壊されている。
 現代日本は、全てが見せ掛けで実体がなく表面的で内実がない空虚な社会で、その空虚な闇は子供の心の中に広がり、年を重ねるごとに深刻化している。
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 社会に激変に適応してついて行ける者は生き残り、適応できずついて行けない者は生きていけない。
 今、直面しているイノベーションは、新人類が旧人類に入れ替わる進化の過渡期の混乱である。
 例えれば、ホモサピエンス(現生人類)がネアンデルタール人を駆逐して地球上を支配しようとしているのに似ている。
 現代社会で求められている人材とは、未来を切り開くイノベーションに適応できる新人類であって、適応できない旧人類は切り捨てられる。
 適応でいる新人類は、他国人でも構わず、日本民族日本人とは限らない。
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 ゲーム依存症になるのは、新人類になれなかった適応不能旧人類である。
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 没個性の日本人は、自分で考えて率先して行動するより、誰からの指示命令で動く事を好む。
 指示命令を出す相手が、同じ日本人ではなく、外国人であつても、AIやロボットでも気にはしない。
 文句を言わず、不平を漏らさず、喜んで言われ通りの行動をする。
 故に、日本では日本人とAIやロボットの対立は起きない。
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 現代の日本が求める人材とは、人種・民族・国籍に関係のない新人類である。
 だが、日本民族日本人は急速な変化について行けず、旧態依然のアナログ指向で最新技術のデジタルに適応できな旧人類が多い。
 未来の日本において、旧人類的日本民族日本人は要らない。
 それが、海外に人材を求め、数多くの人材を日本に移住させる外国人移民計画である。
 旧人類的日本民族日本人では、新人類が世界を支配する未来では生き残れない。
 日本民族日本人は、デジタル指向新人類として生きる事ばかりが幸せでないとして、アナログ指向旧人類として生きる道を求めるしかない。
 その好例が、世界から閉ざされていた江戸時代の「徳川の平和」であった。
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 日本の社会は、昔と今では全く違う。
 昔の話は、現代では通用しない。
 家庭環境は変わって、親子関係は依存・頼りになれない関係となり、親の遺産の争奪戦が激化し、最悪、殺人事件まで起きている。
 社会環境は変わって、地域の繋がりは薄れ、隣近所が助け合うどころかトラブルの原因を生み出し、最悪、殺人事件が起きている。
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 今の大人は、自分の安心できる老後の為に巨額の借金をつくって子供達に押し付け、財政が破綻する前に幸せに死を迎えたいと願っている。
 つまり、子供の事など考えてはいない。
 現代の日本をつくったのは、今の大人である。


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