🧣12〉─1─日本を覆う空気としての陰湿・陰険な「歪んだ正義」。~No.37 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 弱い人間は、強い人間に比べて残虐で、自分より弱い者・弱い立場の者に対して狂暴になる。
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 日本人の控え目な言動は、人間的に弱さの表れである。
 日本民族日本人は、中国人や朝鮮人はおろか欧米や中東など大陸に人間に比べて個性が弱く精神的肉体的にひ弱な人間、脆弱な人間、弱い人間である。
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 昔の日本は、血や死を穢れとして恐れおののいた為に、中国や朝鮮に比べて争い・戦争・内乱・叛乱・内戦・暴動などは少なかった。
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 弱さを自覚する日本人の処世術は、善くも悪くも「三十六計逃げるが勝ち」である。
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 2020年10月11日号 サンデー毎日「日常の暴力に潜む歪んだ正義の正体を暴く
 自粛警察、SNS中傷、いじめ、DV・・・
 自粛警察、ネット上の中傷、ドメスティック・バイオレンス(DV)、テロリズム。一見無関係なように見えるそれぞれの暴力だが、いずれにも通底するメカニズムがあるとしたら?『歪んだ正義「普通の人」がなぜ過激化するのか』(毎日新聞出版)の著者が、私たちに潜む攻撃姓とその対処法を考える。
 新型コロナウィルス禍に現れたいわゆる『自粛警察』『マスク警察』が人間の攻撃姓を改めて顕在化させている。いやそれ以前からもソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上では中傷が激化していた。性被害を実名で告発したジャーナリストの伊藤詩織さんへの攻撃は70万件に達した。女子プロレスラー木村花さんもSNS上で中傷を受け、今年5月に亡くなった。
 『人を傷つける心──攻撃姓の社会心理学』(サイエンス社)などの著書がある大渕憲一・東北大名誉教授が指摘する。『災害や犯罪などによって社会不安が高まると、それに伴い生じる不快感情が攻撃姓に転化されやすくなります』
 大渕名誉教授によると、もともと他者に敵対的、差別的な態度を持つ人は不安や恐怖が強まると、「認知資源の不足などから抑制力が低下し、敵意や差別感情が噴き出しやすくなる」という。認知資源とは、合理的な判断をする心身のゆとりのようなものだ。
 彼らが攻撃行動と引き換えに本能的に欲しているものは二つあるとされる。まず他人を目線で叱りつけることで自尊心を高めて落ち込んだ気分を浮揚させること。もう一つは攻撃が周囲に支持されるであろうという期待感から来る承認要求だ。
 コロナ禍ではマスクや自粛をしない人は周囲の人々に『感染症拡大をもたらす加害行動をしている』と見なされやすい。従って彼らを攻撃するのは『社会正義』であり周辺にも支持されやすいと考えて自制がきかなくなるという。
 また、大渕名誉教授によると、その背景には『置き換え』という心理もある。
 自分の不快感情の元凶(疫病や自然災害、虐待など)を攻撃できない場合に別の対象に向けることで、簡単に言えば八つ当たりだ。欲求不満から来る不快感を発散したいという思いを抱えている人は、ささいな刺激から本来関係のない対象を攻撃してしまう。
 こうした攻撃は、相手にわずかな『非』を見いだして一方的に『正義』を掲げることが多い。攻撃者は相手を『しつけている』ような気分になり、自尊心が高まるのでストレスや不安が一時的に解消され、その快楽から依存性を高めてしまう。
 私が『普通の人』の攻撃性に関心を抱いたのは、これまでの取材経験からだった。エルサレム特派員などとして多数の紛争や暴力事件の当事者に取材してきた。
 暴力を肯定する人々は実際に会うと拍子抜けするほど『普通の人』の顔をしている。だが自分の正当性を語り始めると『正義の顔』で歪み始める。
 このギャップはいったい何を意味するのか。
 疑問に真っ正面から取り組むきっかけとなったのがエルサレム特派員を終えて休職し、現地イスラエルで留学した大学院の博士(心理学)から聞いた言葉だった。
 『テロリストの頭の中を考えるには、まず普通の人々の頭の中を考える必要がある。そうすると、大半の人は状況さえ整えばテロリストにさえなりうるということが分かる』
 『普通の人が悪魔になりうる』
 彼は、人間は誰しも攻撃性を持ち、状況次第でエスカレートするしテロリストにさえなりうると断言した。
 米スタンフォード大学のフィリップ・ジンバルドー名誉教授(心理学)が行った有名な『監獄実験』だ。1971年、ジンバルドー名誉教授は24人の中流階級の米国人学生を対象に半分を看守役、残る半分を囚人役にして環境が人間に及ぼす影響を調べた。囚人役は足をつなぎ番号で呼ぶ。看守役には笛、警棒、鍵を渡し『囚人に何をしてもよい』と絶対的支配権を与える。
 その結果、実験は想定よりかなり短い6日間で終了せざるをえなくなった。看守役が予想以上に残酷な行為を繰り返し始めたからだ。
 囚人にろくに食事を与えず頭巾をかぶせて鎖でつなぎ、トイレを手で掃除させた。36時間後には囚人の一人が急性のうつ状態になった。ジンバルドー名誉教授は『ごく普通の人が状況次第で悪魔にもなりうることを証明した』と指摘した。
 ……
 しかし、確かに人間には本能的な攻撃性があるが大半の人々は過激化しない。エスカレートする人には何があり、あるいはないのか。
 私はまず過激化のプロセス(過程)を調べた。
 大学院を拠点に研究者に取材をしたり多数の学術論文や書籍を読み込んだりした結果、それはいくつかのステップを踏みながら進んでいくことが分かった。
 私は1年がかりでこの過程を五つのステップに集約し、過激化プロセスとして図式化した。ここではその一つ『非人間性』と呼ばれる視線について説明したい。他者を人間とは見なさなくなるような認知の変化だ。
 『非人間性』はカナダ人の心理学者、アルバート・バンデューラ氏らが1975年に提唱した有名な概念だ。他者を、心を持たない愚鈍な人間以下のモノと見なし、彼らには対話などの通常の手段ではもはや足らず、野蛮な手段、つまり虐待などが必要だと考える。
 人間はもともと他者との間に人種や性別、年齢や立場などに相違があると共感を抱きにくい。そうして明確な根拠もなく『自分は相手より優れている』と優越感を抱いてしまう傾向がある。
 先の監獄実験が証明したのもまさにこの点だった。実験上の『立場』が与えられただけで、看守役は囚人役を人間扱いしなくなった。
 虐待やDV、テロリズムなどで攻撃者になった人々の中には裁判などで『当時、ストレスが高まっていた』と事件を振り返ることも少なくない。『ストレスなどで心身に負荷がかかり自尊心が低下したり他者への攻撃欲が強まったりしている人は他者に非人間化の視線を向けやすくなる』という。
 博士はこの『非人間化の認知は「普通の人」が攻撃性を激化させる過程で必ず表れる現象だ』と断言した。攻撃性をエスカレートさせないようにするにはどのような対処法があるのか。
 行動科学で世界的権威の米イリノイ州ラッシュ大学医療センターのステバン・ホブファル博士が書いた『リソース(資源)の保存』理論によれば、人間は心身のバランスを失いかけた時、自分を支えてくれそうな追加の資源を本能的につかもうとするという。
 『おぼれる者はわらをもつかむ』というが、そうした状況で不適切なもの、例えば他者への攻撃で一時的な快楽を味わうようなクセができてしまうこともある。
 ストレス対処6種のアプローチ
 私はさまざまなストレス対処法を調べて拙著(せっちょ)にまとめた。その中の一つに、統計的に効果が証明されたというイスラエル・テル・ハイ大学の心理学教授、ムーリ・ラハド博士らが構築したストレス対処プログラム『BASICPh』がある。
 教授らは11年の東日本大震災をはじめ世界各地の紛争・災害現場などに赴き、この手法を通じてレジリエンス(復元力)を引き出す方法を伝えている。レジリエンスとは心身のバランスを回復する力で、ラハド博士らは、人間にあらかじめある復元力を引き出す工夫が必要だとしている。『BASICPh』とは信念(Belief)、感情(Affection)、社会性(Social)、想像力(Imagination)、認知的(Cognitive)、肉体的な(Physiological)の6語の頭文字をそれぞれ取った言葉だ。私たちはこの六つのアプローチの一部あるいはすべてを使い無意識的にストレスに対応していると考える。
 自分に合った対処法を見詰めるための18項目の質問(詳細は拙著に掲載)があり、そこに答えると自分に合った対処法のイメージが浮かぶ仕組みだ。子供には、親がこの質問をもとに日ごろから彼らの対処法を見いだしておくことで、震災などで急に負荷がかかった時も、迅速に本人に合ったストレス対処法を促すことができるという。
 私も試してみたがSの社会的つながりやPhを重視したストレス対処法を持っていることが分かった。確かに悩みがあるとすぐに家族や友人に話すし、散歩で気分転換を図る。知人に勧められた想像力(I)を使った絵画を試みたこともあるが、予想に反して没頭できた。誰かの趣味に付き合ってみると意外な発散法が見つかるかもしれない。
 他者を攻撃するようなストレス対処法は誰も望んではいないだろう。私たちは、他者を傷つける行為は自分を傷つけることを知っているからだ。本書がそんな罠にはまらないための一助となればこれほど嬉しいことはない。 毎日新聞記者・大治朋子」
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 日本民族日本人は、自分の弱さ・苦しさ・辛さを嘆いて慰めるのではなく、あれこれ深く考え思い煩わず鬱ぎ込むのではなく、我を忘れるほどに笑って、謡って、踊って、馬鹿になりきりはしゃいで誤魔化していた。
 それが日本の祭りであり演芸であり万歳(まんざい)であり、それらは汚れ穢れた悪心・荒魂を浄め鎮め善心・和魂にかえる神事であった。
 その逸話が、日本中心神話の一つである皇室所縁の天岩戸神話である。
 日本民族日本人は、太陽を「お天道様」と崇め、太陽の恵に感謝してきた。
 太陽とは、最高神の女性神天照大神天皇家・皇室の祖先神)である。
 日本には、あやふやな哲学や思想が生まれても、時空を変える主義主張や普遍的宗教は生まれなかった。
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 日本民族日本人は、苦しい事、辛い事、切ない事、悲しい事があると、大声で泣き叫ぶ事をせず、声を殺し誰も見ていないところでさめざめと泣き、他人にはなりべく笑顔を見せる。
 「顔で笑って心で泣く」、それが日本民族日本人の生き方である。
 そしてよく笑った。泣きながら笑った。無理してでも笑った。
 日本民族日本人の笑いは、中国人の微笑みや朝鮮人の嗤いとは違う笑いであった。
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 日本が平和で幸福である為には、中国や朝鮮に近付き親しくなず、ヒトの交流は制限し、モノとカネだけの取引に留めておく事である。
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 救いがたい、おぞましく醜い日本人の本性。
 ブラックな日本人は、自分より弱い相手に対するイジメ、意地悪、嫌がらせを止めず、最悪、自殺まで追い込んでも罪の意識がない。
 攻撃相手が死んでいなくなると、新たな獲物を探してさ迷う自称「正義の味方」
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 悪くなっても欲になる事が少ない、ブラックな日本社会。
 人が信用できなくなりつつある日本。
 日本人の心は年々病み、重症化している。
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 昔の日本人と現代の日本人は違う日本人である。
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 日本を支配する正体は、戦国時代を生き抜いた庶民の非情なサバイバル感情である。
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 日本人は、中国人や朝鮮人に比べて個性が弱く精神的肉体的にひ弱な人間である。
 歴史的事実として、日本民族は中国人や朝鮮人との政争・暴力・生存競争などに負けて日本列島に逃げてきた弱い人間・敗北者・負け組である。
 その証拠として、他人の目線や他人の評価を異常なほど気にし、同調圧力に弱く、周囲と同じ行動・生活をして目立たないよう・浮かないように振る舞う。
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 なぜ、戦前の日本が強者であるはずの中国や朝鮮に勝てたのか、それは「窮鼠猫を噛む」という絶体絶命の窮地に追い込まれた為に発狂的攻撃力が爆発したからである。
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 なぜ、中国人や朝鮮人が自制心をなくす反日行動に暴走するのかと言えば、本来、自分たちは中華思想の絶対真理で世界の支配者であり絶対強者・最高位の上位者であるのに、弱者・下位者の日本人に負けて自尊心を踏み躙られたという屈辱感、癒される事のないルサンチマン・恨・怨を抱き続けるからである。
 その意味で、中国人や朝鮮人反日敵日憎日侮日感情は消えないし、未来永劫、日本・日本人を許す事は絶対にありえない。
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 なぜ、日本人が朝鮮人や中国人に対して暴虐に振る舞ったかと言えば、中国人や朝鮮人に対する祖先の復讐心・報復心、自分の劣等感からである。
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歪んだ正義 「普通の人」がなぜ過激化するのか
ゆがんだ正義感で他人を支配しようとする人 (講談社+α新書)