- 作者:雅徳, 西野
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: 単行本
関連ブログを６つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ ｛東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博｝・
日本は、お役所（官僚・役人）社会主義といわれている。
日本の高学歴出身知的エリートである官僚（役人）は、中国や韓国に比べて横領や横流しをして私腹を肥やす汚職は少ないが、貧困化する国民を無視した無駄な公共事業や政策・計画による税金の無駄遣いが多い。
無駄な公共事業の利権に群がり、幾ばくかの金を得ようと右往左往する劣化した政治家達。
それが、２０００年代日本の現状である。
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２０１８年１月２８日号 サンデー毎日「幸せな老後への一歩 荻原博子
ダダ漏れの税金と、逃げ回る国税長官
会計検査院が昨年１１月に発表した２０１６年度の『税金の無駄遣い』は、計４２３件、８７４億４，１３０万円とのおとでした。この数字に、びっくり仰天したのは、私だけでしょうか？
なぜなら、その前年の１５年度には、同じ会計検査院から『税金の無駄遣い』は１兆２，１８９万円もあった『税金の無駄遣い』が、今年は１４分の１の８７４億円まで激減したというのは、額面通りに受け取れば、各省庁が乱雑なお金の使い方を悔い改めて一斉に税金を無駄に使わないように粉骨砕身努力したということになります。
けれど、とてもそうは思えないのは、この無駄遣いの８７４億円の中に、『森友学園』での８億円とも言われている不法な値引き分が入っていないから。
しかも、これを『無駄遣い』と指摘したのは、ほかならぬ会計検査院。国会からの要請で森友学園に流れたお金を調査し、財務省が主張するゴミの撤去費用８億２，０００万円には、『十分な根拠が確認できない』『対象範囲を妥当とする確証は得られなかった。廃棄物混合土を３．８メートルの深度で確認したという裏付けは確認できなかった』と算定方法の適正性をきっぱり否定しています。
だとしたら、当然ながらこのお金も、『無駄遣い』にカウントすべきでしょう。
そんな中、またまた出てきたのが、山梨県の国有地での学校法人『日本航空学園』問題。財務省関東財務局が、国の土地を学園に５０年もの間無断で使わせ、通常なら８，０００万円、安い相続税評価額で見ても約７，１８０万円はする土地を、８７５万円で叩き売ってしまったという事件。
この案件は、会計検査院が１２年に適正に処理するよに求めたものですが、まさか叩き売れと指示したわけではないでしょうから、これだって『無駄遣い』にカウントすべきです。
さらに、いま話題になっているのが、スパコン疑惑。経済産業省所管の国立研究開発法人から、スーパーコンピュータの開発会社が経費の水増しで約４億３，１００万円ものお金をだまし取ったとして、社長や元事業開発部長などが詐欺容疑で逮捕された事件。この４億３，１００万円も、この不正受給に政治家が絡んでいたのではないかという疑惑が浮上しています。
こうした、森友学園をはじめとする数々の無駄遣いが、会計検査院の報告には漏れているので、１兆２，１８９万円の無駄遣いが、いきなり８７４億円に減りましたと言われても、にわかに信じられない気がします。
選挙で大勝したら、たちまち訳のわからない増税を取ることに熱心ですが、使い道の蛇口は壊れていませんか？これから、確定申告の季節を迎えますが、現在の税務署のトップ・国税庁長官は、森友問題で『書類は破棄済みで復元できない』という虚偽答弁を押し通し、その手柄（？）で抜擢され、いまだに後ろめたくて（？）就任会見さえもせず逃げ回って炒る佐川宣寿氏。
立憲民主党の枝野代表が、『確定申告前にトップがしっかりけじめをつけないと、全国の税務署職員は可哀そうだ』と言っていますが、まさにその通り！」
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１月１７日 産経ニュース「防衛省に水増し請求２６億円 東京航空計器、修理などで
防衛省は１７日、東京都町田市の精密機械製造「東京航空計器」が航空自衛隊の戦闘機の修理などに携わった時間を実際より長く偽って申告し、２００９年度から１６年度までの８年間で計約２６億円を過大に受け取っていたとの特別調査結果をまとめた。同社は同日、違約金などを含めた約７０億円を国庫に納めた。
防衛省によると昨年１月に東京航空計器から自主申告があって発覚し、同２月から特別調査をして過払い額の算定を進めていた。記録が残る７年間で３４０件の不正を確認した。
多くが航空機の修理契約で、空自のＦ２戦闘機で使う酸素発生装置の修理などに従事した時間を水増ししていた。
「赤字を回避するためにやった」などと動機を説明したという。」
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- 作者:奥村 眞吾
- 発売日: 2013/03/23
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
