🌁14〉─2─学歴階級社会。大学卒と非大卒との貧富の格差が日本を分断する。~No.51・ @ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 人類史・世界史・大陸史において、民族はいとも簡単に死滅し、民族の伝統・文化・宗教・言語・文字はわけもなく消滅して、消えた民族は時間と共に記憶にも残らず痕跡も消え去る。
 人種は永遠ではあるが、民族は永遠ではない。
 それは、日本民族日本人とて例外ではない。
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 祇園精舎の鐘の声。
 栄枯盛衰。
 栄えた者は、何時かは滅びる。
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 2018年6月7日号 週刊文春「文春図書館 今週の必読
 『一億活躍』では届かない人たち
 『日本の分断 切り離された非大卒若者(レッグス)たち』 吉川徹 光文社新書
 評者 山口真由
 人種による階層を所与の前提としてきたアメリカ社会に対して、全ての人をなんとなく抱含してきた日本の社会も、ついに不都合な真実に向き合わざるをえないと本書は提言する。『学歴』によって我々の社会は分断されつつある。
 同程度の学歴を持つ男女が結婚しがちで、そして、同様の学歴が親から子へと世代を超えて引き継がれていくならば、『学歴』はもはや立派な階級なのだ。この残酷な事実を直視して、それぞれのクラスで抱える問題にアプローチしていくほうが、抽象的な格差是正正論よりも現実的だ。うっすら意識しつつ、口にするのを憚ってきた事実に、本書は単刀直入に切り込む。
 『日本の若者』という一括りが決して一様ではないとデータによって明かされるのも興味深い。若者は政治的関心が低いというステレオタイプは非大学卒の若者の特徴で、大卒集団の政治的意欲はさほど衰えていない。また、下降傾向の社会に行きながらも幸福感を持っているという若者像も女性の傾向であって、男性には将来不安も色濃い。大規模調査とその解析によって、我々の感覚的な若者像も、具体的な区分なくして語れないことが説得的に示される。
 なかでも、本書の意義は、日本にも『階級』があるという圧倒的な実感を突きつけてくるtころにある。日本の高度経済成長期を支え、そして今、孤立しつつある『非大学卒男子』の実像を、その多くが大卒と思われる本書の読者層は、どれだけ具体的にイメージできるのだろうか。『高卒、中卒を対象にして子育て政策』なんて言われると、私は心の底からぞっとしてしまう。背後にあるエリート意識に拒否反応が働く。
 だが、人を区別してはいけないと美しいが無責任な建前を、我々は今捨て去らなくてはいけないのかもしれない。そうしなければ、現実的な政策を議論できないのではないか──岐路に立つ日本に本書の問いかけは非常に重く響く」
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 外国人移民・難民の増加で、日本の階級社会は固定化される。
 日本人だからと言って、外国人移民・難民の上に立つ支配階級に入れるわけではない。
 階級社会の必要条件は、人種・民族などの血縁ではなく、金を持った高学歴者であるかどうかである。
 外国人移民・難民でも金を持ち高学歴者であれば、日本の支配階級に入る事ができる。
 それこそがグローバルな開かれた社会である。
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 金を持った高学歴者であれば、誰でも、アメリカ人でも。ユダヤ人でも、ロシア人でも、中国人でも、韓国人でも、それ以外の人間でも日本の支配階級になれる、理想的な社会、自由な国家である。
 事実、中国資本が日本企業を買収し、中国人が日本の会社の経営者になりつつある。
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 「御上」の言うがままに従う没個性の日本民族日本人は、権力者・支配者が誰でも盲目的にに違う。
 それは、敗戦後の日本を見れば一目瞭然である。
 現代においても、日本占領基本方針である日本国憲法が存在する。
 日本を支配するのが人間ではなくAIであっても、日本人は不平も疑問も持たずに従う。
 その証拠が「おみくじ」である。
 日本人は、単純明快を好み難しい事を嫌い、あれこれ考える事が面倒臭い為に誰の決定に盲目的に従う。
 日本人が信用するのは、賢者の哲学や思想そして〜主義ではなく「おみくじ」という誰かが作った箱から出てくるご託宣である。
 何故か、それは日本人が絶対不可侵の宗教、命を棄てても守りたいという信仰を持っていないからである。  
 「御上」のご無理ごもっともとして盲目的に従い、「おみくじ」のご託宣を有り難く拝受する日本人であれ、支配者が人ではなくAIであっても無条件に受け入れる素地がある。
 むしろ、判断や決断に誤りを犯し危険性がある人間より誤りを犯さないAIの方を選ぶ可能性が高い。
 つまり、日本人は建前では人間を信じると言うが本心は人間不信である。 
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 日本を理想的な社会、自由な国家にする為には、1,000万人以上の外国人移民・難民を受け入れる事である。
 日本から日本民族日本人は消滅し、外国人移民・難民の子孫による新しい日本が誕生する。
 外国人移民・難民の受け入れの本当の目的は、日本国構成員の総取っ替え、古い日本を新しい日本に再生させる大改造である。
 その為には、日本民族日本人の「産めよ殖やせよ」による人口再生を阻止する事である。
 そこで必要になるのが、日本を貧富の格差で分断し、圧倒的多数の貧困化した青年を結婚させず子供を産ませない事である。
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 日本民族日本人は取り立てて優秀でもなく、困難を乗り越える力も、未開を切り開く能力もない。
 つまり、猿真似や物真似が巧いだけで、開拓精神、フロンティアスピリットは極端に欠乏している。
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 親を目れば。
 結婚だけが幸せではない。
 子供を産む事が幸せではない。
 家族を持つ事が幸せではない。
 自分一人で自由に、勝手気ままに生きる事が本当の幸せである。
 それが、団塊ジュニア世代を見て育ってきた若者達の偽らざる心境である。
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 数を減らし始めている若者の夢・希望は、他人と適当に関わりながら一人で自立して生きる事である。
 少子高齢化とはそういう事である。
 子供を無理して産み育てる必要はないという大人(老後を若者の面倒を見て貰う)の本意は、そこにある。
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 動物的性欲が萎え、生殖機能が劣化し、繁殖能力が退化し、闘争本能を失った生物は、弱肉強食の自然界では生き残れず死滅するのみである。


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