🌁27〉─2─非正規雇用者・契約社員に迫り来る健康格差。~No.105No.106No.107 @ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 貧困化していく日本民族日本人は、人口激減で、日本国語や日本仏教寺院や日本神道神社などと同様に消滅していくのか?
 現在の日本の国力であれば、可哀想な難民を受け入れて税金を投じて助ける事ができる。
 人口激減して行く20年後、30年後の日本の国力では、難民支援の税金を投ずる事は不可能である。
 人口維持の為に1,000万人の外国人移民を受け入れても、移民が失業し2割か3割が生活保護受給者になったら、貧困化に喘ぐ日本人は税金で移民を助ける事に賛成できるか。
 人口激減によって税収が減り国の借金が急増して日本人の生活が圧迫された時、人種差別は人種対立から人種衝突へと激化する。
 その時、人種平等という大原則を維持できるのか。
 今の行動が原因となって、将来の結果をもたらす。
 「難民受入れ」を真顔で叫んでいる大人達は、結果が出る未来に於いて死んでいてこの世にはもういない。
 死んだ後の事や他人の事など気にしないのが、現代日本人の特徴である。
 自分一人が気持ちよければ、後の事はどうなっても構わない、と言う事である。
 外国人難民にせよ外国人移民にせよ、彼らは日本民族日本人ではない以上、日本人と同じ思いで考え行動はしない。
 同様に、日本人と同じ様な消費活動はしないから、日本人と同じ買い物はしない。
 つまり、日本人好みの日本製品を買う事はまずない。
 外国人の移民や難民は、供給の生産者になっても、需要の消費者にはならない。
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 人口爆発期の貧困家庭は、夢を抱き、希望を持ち、重労働に耐えて頑張れば、明るい未来が必ず訪れた。
 人口激減期の貧困は家庭は、幾ら夢を抱こうとも、安易な希望を持とうとも、我慢してブラック労働に耐えようとも、明るい未来は決して訪れない。
 それが、2030年以降の日本を襲う紛れもなき現実である。
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 2016年10月7日 週刊ポスト「『死に方格差』の境界線……
 自らの『死』についてもっと深く考えたい──そうした気持ちの発露だろうか。9月11日に東京・大田区で開かれた『終活フェスタ2016in東京』には、前年の倍近い3,000人を超える来場者があった。
 『入棺体験』のコーナーでは60〜70代と思しき来場者が次々と棺に収まり、しばらくして出てくると神妙な顔つきで、
 『死んだら、本当に〝あっち〟には何も持っていけないんだな』
 などと一人つぶやく。
 遺品整理や相続、墓、生命保険などの解説ブースにも人だかりができていた。主催した一般法人・終活カウンセラー協会の担当者は自らの死について考えようという人が増えていることを『後ろ向きな現象と捉えるべきではない』と説明する。
 『終活というと、単に葬式の準備と思われる方も多いと思いますが、決してそうではない。自分の死と人生の在り方を見つめ直すことで、〝今を自分らしく生きる〟ことにつながる活動であると私たちはかんがえます』」
 本誌特集でも詳述するが、住まいや食生活、ライフスタイルなどのちょっとした選択の違いで、いざ死に直面する際の状況には、大きな格差が生まれる。だとすれば、『どう死ぬか』を考えることは、まさに『どう生きるか』を考えることと表裏一体なのである。
 他のメディアに目を向けても、本誌の『苦しまない死に方』特集の後を追うように『週刊東洋経済』などのメディアで『死に方』について大きく取り上げられている。いたずらに健康長寿ばかり志向することに、より多くの人が疑問を抱き始めたということでもあるだろう。
 痛くない死に方、後悔しない死に方、そして周囲の大切な人に迷惑を掛けない死に方──人生の最後をよりよく締めくくるために、どんな準備が必要なのか、もっともっと、深く考えていきたい。
 『職業』『地域』『家族構成』『『経済力』でこんなに差がつく──
 あなたの『死に方』に直結する『健康格差』という大問題
 本誌では『死に方』に格差が生まれていることを繰り返し報じてきた。
 そうしたなかで9月19日、NHKが『NHKスペシャル 私たちのこれから「健康格差 
あたに忍び寄る危機」』(以下『Nスペ』)を放送し、大きな話題を呼んでいる。現役引退後の収入や貯蓄額だけでなく、それまでの生活の様々な要素が幸せに死ねるかどうかを決定づける。
 取材を進めていくと、『健康格差』が死に方に及ぼす影響の恐るべき実態が浮かび上がってきた。
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 健康格差を取り上げたで『Nスペ』はまず所得に注目し、低所得者高所得者では病気にかかる確率がどのくらい変わって来るのかをデータをもとに紹介した。
 その数字は衝撃的なものだった。
 低所得者高所得者に比べ、精神疾患3.4倍、肥満1.35倍、脳卒中1.5倍、骨粗しょう症が1.43倍もリスクが高くなるという。さらに、非正規雇用者は正社員に比べ、糖尿病になる確率が1.5倍も高いのだ。
 なぜ、これほどまでの格差が生まれてしまうのだろうか。
 ……
 非正規雇用者が〝重ね食べ〟で糖尿病になる
 NPO法人『ほつとプラス』代表理事の藤田孝典氏が指摘する。
 『非正規雇用者であっても、職場での立場が弱いことから、対価に見合わない長時間労働を強いられることがある。私の知るケースでは、仕事が定時で終わらず、朝9時から働き始めて夜10時までサービス残業をさせられていた人もいた。そうした環境下で賃金が低いと、食事は深夜でもやっている安価な外食かコンビニ弁当などで済ませてしまいがちになります』
 最近のコンビニ弁当では、野菜がたくさん入っているものも出てきているが、
 『栄養バランスよりも値段を先に考えてしまう。おかずの多い弁当は総じて高い。そんなお金はないし、夜遅くまで食事もせずに働いた後だから、つい野菜より肉やご飯の量が多いものばかり選んでしまう』(47歳男性・サービス業勤務)
 というのが実情だ。
 炭水化物と炭水化物の〝重ね食べ〟は、タンパク質やビタミンが不足する上に、糖分と塩分を摂りすぎてしまう。非正規雇用者に肥満や糖尿病が多いことの原因にこうした食生活があるともられる。
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 野菜を食べずに炭水化物ばかりを食べていては、低栄養によって骨粗鬆(しょう)症リスクも上がる。
 お金がないなら、自炊すればいいじゃないか──そう考えるかもしれないが、『非正規で夜勤のシフトにも入っているから、自炊している時間があったら、そのぶん寝ていたい』(50歳女性・)というライフスタイルになっていく。
 糖尿病リスクが上がれば、『死に方』も大きく変わってくる。合併症で腎臓を患うことになれば、長期の通院を強いられ、老後を楽しむどころか生活に大きな制約が生まれる。また糖尿病によって認知症リスクが上がることが指摘されている。認知機能が衰えれば、在宅生活が難しくなり、施設入居を考えなくてはならなくなる。十分な蓄えがなければ、入居先が見つからず〝難民化〟しかねない。所得の違いから生まれる食生活の差によってどうしょうもない死に方の格差が生まれていく構図がある。
 低所得者な『転びやすい』
 『Nスペ』では健康格差の例として所得と病気にかある割合の関係性に重点を置いていたが、格差には他にもさまざまな要素が絡んでいる。
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 『低所得者高所得者に比べて、転びやすいという結果が出ています。実は海外でも同じような調査結果があり、スウェーデンの研究でも低所得者の人は高所得者の人に比べて2割も骨折が多いというデータがあります』(近藤氏)
 〝終の棲家〟がどこになるのかが、一度の転倒で一変し得る。低所得者が転びやすい理由について、近藤氏は、『うつやそれに伴う身体活動量低下、栄養状態の悪さなどが考えられる』という。
 うつ病低所得者の関係性も顕著だ。
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 厚生労働省は、転倒歴のある人に加えて閉じ籠もり、うつなどを『要介護状態になりやすい危険因子』として重視している。
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 要介護状態になっても、低所得者が介護の行き届いた有料老人ホームに入居するのは経済的に難しい。安く入れる特別養護老人ホームは入所希望者が列をなし、何年待っても入れない状況が続いている。
 ……
 『正社員なら職場で、少なくとも1年に一回は健康診断を受けられる。健康保険組合の中には、人間ドックの費用を一部補助してくれるところもある。また、有給休暇が日単位や半日単位でも取れるんで、給料を貰いながら病院に通って検査を受けたりできる。こうした経済的・時間的な余裕があると、病気を早期発見できるので、健康状態を保つことができます。しかし非正規ではこうはこうはいかない。非正規にもいろいろなパターンがありますが、アルバイトのような状態では、そもそも社会保険の適用にはなっているかどうかという問題もある』
 独身だとうつ病になる確率が3倍以上
 『Nスペ』では本人の所得や雇用状態に重点を置いていたが、健康格差を生み出す要因は他にもある。
 まずは家族構成だ。
 独身男性は既婚男性に比べて平均寿命が短いとのデータがある。国立社会保険・人口問題研究所の試算によれば、40歳時点で既婚者と未婚者の平均余命を比較したところ、未婚者のほうが8年以上も短かった(95年のデータ)。
 『独身者の場合、家庭のなかに栄養状態を管理する人がおらず、簡単かつ安価に食事をすませようとする。偏食が常態化していまい、生活習慣病になるケースが多い』(前出・藤田氏)
 男性では低所得者ほど未婚率が高く、これも死亡率の高さと関係があるという。
 また、独身で一人暮らしを続けていると、うつ病リスクが上がると考えられる。前出・近藤氏はこんなデータの存在を紹介する。
 『夫婦と子供が同居している世帯の高齢男性の場合、うつ状態になる割合は5.5%ですが、それが一人暮らしとなると17.7%と、3倍以上に跳ね上がるのです。一人暮らしだと気楽なように見えて、やはり孤独を感じやすいのでしょう』
 生まれ育った家庭の環境でも、病気にかかるリスクの高さは変わってくる。
 『貧困家庭の子供は、親からのケアが行き届かなかったり、胎児期・幼児期に栄養失調に陥りやすいと考えられます。栄養失調はインスリン分泌不全などを引き起こし、大人になってからの肥満や糖尿病リスクを高めてしまう』(近藤氏)
 住んでいる場所によっても、違いが生まれるという指摘がある。
 『実はうつ状態の人は、都市部より田舎の方が多い。ストレス解消につながる運動量の違いをみてみると、都市部では公共交通機関が発達しているので、その合間に歩く機会が多いのです、田舎では目的地まで直接車で移動する。そのため田舎に住む人のほうが運動不足に陥りやすいと考えられます』
 塩分の多い食事や、飲酒を好む人が多い秋田県胃がん食道がん罹患率が全国で最も高いように、習慣の違いが疾病リスクの差を生み、〝どんな最期を迎えられるか〟を左右するのだ。
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 結果として、既存の枠組みでは自治体の健診などのセーフティーネットから抜け落ちている層をカバーし、健康格差の縮小につながり得る取り組みだ。
 もちろん、健康格差や死に方格差は国としても対応策を求められる課題だ。
 『非正規雇用者が全労働者の4割に上るなか、行政や社会がきちんと解決に動かなければ、将来的に医療費や介護費が増加していくのは明らかです。さらなる増税が必要になるなど、最終的に国民全体の問題になる。早急な対策が求められます』(前出・藤田氏)
 それでも、政府がすぐに動くとは限らない。まずは幸せに死ねるかを決める要因が、日々の健康管理や食生活ともつながっていることを意識することから初めていくべきだ。
 〝 マンション格差〟が『老後の人生』も『死に方』も決める
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 『死の質』で日本は14位、1位の英国と何が違うのか?
 日本より20年進んでいる海外の『死に方』事情
 日本は台湾、韓国よりも遅れている?
 緩和ケアの専門医である尾長クリニックの尾長和宏院長は、『日本の死の迎え方は、海外に比べて20年遅れている』と断言する。先進国で医療環境の整う日本だが、『死の質』に関して後塵を拝していた。終末期医療の先進国と日本の違いはどこにあるのか。
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 『死の質』が高い国ランキング TOP10(100点満点中の点数)
 1,英国」
 2,オーストラリア
 3,ニュージーランド
 4,アイルランド
 5,ベルギー
 6,台湾
 7,ドイツ
 8,オランダ
 9,米国
 10,フランス
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 14,日本
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 日本は教育水準が低い!?
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 患者の意志が〝通らない〟
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 死の質を世界水準に上げるには、家族の覚悟が必要になる。」



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健康格差社会―何が心と健康を蝕むのか

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